規模の大きい八十八ヶ所霊場を巡拝することは困難であるとし、その簡易版として開創されたのが二十一ヶ所霊場です。基本的に、1日(ないしは3日)で発願から結願まで到れる行程になっています。
札所数の21は、弘法大師が入定した承和2(835)年3月21日の日にちから来ている数字です。
四国をはじめ、各地に写し霊場を持つ弘法大師の八十八ヶ所霊場ですが、札所数が「88」になった由来は定かではありません。
そもそも、空海の生きた平安時代に八十八ヶ所霊場として存在したわけでもなく、八十八ヶ所の集合として形成されたのは、江戸時代になってからとされています。
※記号について
◎:活動活発、巡拝者多い、対応スムーズ
◆:参拝は可、札所ごとに対応は異なる
△:基本的に御開帳霊場
★:活動停止、または廃霊場