★秋田比内三十三ヶ所観音霊場

札所数 33(番号付き札所:33  客番・番外札所:0)
別称 秋田県比内三十三観音霊場、比内三十三観音霊場
関連霊場  
公式情報・事務局  
御開帳情報  
開創年・開創者 江戸時代の宝暦13(1763)年よりも前とされる
縁起・由緒・開創経緯  
備考

・秋田県内の比内地方の観音菩薩巡拝霊場。

・単に、比内観音霊場と呼ばれることもある。

・開創が宝暦13年よりも前と推定されるとされるのは、その年の順礼記が残っているため。

・廃寺が多く、霊場としての活動は現在していない。

情報掲載日・更新日 公開:2019年08月01日  更新:2019年08月01日

 

札番 山・院・寺号 御本尊 宗派 住所 備考
1番 塩谷山 長興寺 釈迦牟尼仏 曹洞宗 大館市十二所字十二所町255  
2番 実相山 真如院       廃寺
3番 光明山 大正院       廃寺
4番 石光山 円蔵院       廃寺
5番 金剛山 立昌寺 釈迦牟尼仏 曹洞宗 大館市比内町独鈷字独鈷67  
6番 三嶽山 全応寺 釈迦牟尼仏 曹洞宗 大館市比内町中野字中野72  
7番 医王山 宝田寺 薬師如来 曹洞宗 大館市比内町達子家後67  
8番 法王山 十劫院 正覚寺 阿弥陀如来 浄土宗 大館市比内町扇田南扇田66  
9番 薬王山 寿仙寺 釈迦牟尼仏 曹洞宗 大館市比内町扇田南扇田79  
10番 巌松山 温泉寺 薬師如来 曹洞宗 大館市二井田贄ノ里33  
11番 如意山 本宮寺 聖観世音菩薩 曹洞宗 大館市本宮熊ノ下14  
12番 華厳山 養牛寺 釈迦牟尼仏 曹洞宗 大館市比内町笹館185  
13番 瑠璃光山 宝泉寺 聖観世音菩薩 曹洞宗 大館市比内町八木橋字八木橋103  
14番 高昌山 龍泉寺 聖観世音菩薩 曹洞宗 北秋田市七日市囲ノ内20  
15番 繁蔭山 森昌寺 聖観世音菩薩 曹洞宗 北秋田市小森字小森17  
16番 脇神山 天昌寺 聖観世音菩薩 曹洞宗 北秋田市脇神脇神囲ノ内116  
17番 恕盛山 浄運寺 釈迦牟尼仏 曹洞宗 北秋田市米代町2-36  
18番 桐沢山 永安寺 観世音菩薩 曹洞宗 北秋田市坊沢水上沢101 北国88霊場
19番 珠光山 宝勝寺 地蔵菩薩 曹洞宗 北秋田市綴子東館26  
20番 月田山 洞雲寺 釈迦牟尼仏 曹洞宗 大館市山田字山田124  
21番 岩本山 信正寺 千手観世音菩薩 曹洞宗 大館市花岡町七ツ館25 秋田33観音
22番 藤枝堂       廃寺
23番 微妙山 実相寺 釈迦牟尼仏 曹洞宗 大館市釈迦内字釈迦内78  
24番 有浦観音堂(観音堂有浦神社) 観世音菩薩   大館市有浦4丁目6-43  
25番 八幡山 歓喜院       廃寺
26番 医王山 長久寺 遍照院 不動明王 真言宗智山派 大館市上町6 東北36不動
27番 松峰山 千手院       廃寺
28番 青楊山 伝清院       廃寺
29番 空谷山 清蓮院       廃寺
30番 護法山 宝泉寺       廃寺
31番 起行山 専念寺 一心院 阿弥陀如来 浄土宗 大館市谷地町後96  
32番 松峰山 宗福寺 釈迦牟尼仏 曹洞宗 大館市豊町1-4  
33番 鳳凰山 玉林寺 釈迦牟尼仏 曹洞宗 大館市大館24 秋田33観音

 

札番 御詠歌
1番 補陀洛や 岸のささなみ 打つ声の 長くぞ興る 順礼の道
2番 唯仰ふげ 身に浮雲は かかるとも 真如の月の かくるものかわ
3番 長き夜の 闇路もここに 晴れぬへし 仏の光り 明らかにして
4番 春雨に おふる草木の 色々を つかねて納る 御法なりけり
5番 ありがたや 立てし誓ひは 金剛の 山より落ちる 身をも救わむ
6番 哀れみや 人の願ひに 全応寺 三嶽の景色 時々に替わりて
7番 あな尊ふと 今そ始めて この寺に 菩提の笛を 植える約束
8番 心有る 身の余らてや あらかねの 土も草木も 正覚の寺
9番 はかりなき 命の光 身を分けて 濁りを返す ほうせうの海
10番 世をすくう 誓いは広き 温泉寺 思ひ入る身に 煩もなし
11番 幾里を 巡り来ぬらん おきふしに 後の世祈る 竹の本宮
12番 いつとなく 野飼いの牛も 身に馴れて 静かに法の 道しるべする
13番 面影の あやめ移ろふ 瑠璃の山 仏の道に 入るそ嬉しき
14番 雲を引き 雨を施す 龍泉寺 枯木もまたや 花の咲くらん
15番 影千々に 森の小寺の 月に来て 身をわかちます 誓いをそ知る
16番 春の空 盛りの花を 来て見れば 散りてそのまま 種とこそなれ
17番 分け入れば 仏の道の 清らかに 運ぶ歩みも 勇む春駒
18番 わくらばや 暫時物憂き 旅ながら 永くそ安き 玉の台に
19番 世にみてる 金に換えても 求めばや 法の宝に されるはなし
20番 法の雨 あまねく注ぐ 洞雲寺 胸の焔も 消ゆる嬉しさ
21番 こけなから 運ぶ歩みは 信正寺 救ふ誓いの かたき岩本 / 岩本の 御法の鐘の 声聞けば いかなる罪も 世に残るまじ
22番 交わりて 花の台に 留むらん 木にしたかへる 法の乃藤枝
23番 草枕 その有明を 松風の 復おと路かす 実相の寺
24番 忘れても 心の田中 あらさじな 苗を仏の 種は有浦
25番 心にも 身にも勝色 法の花 そやとや見えて 魔軍破るる
26番 光なす 仏住まわん 長久に 庭の公孫樹も 参る仏子にも / 木よりも あまねく照らす 願なれば 陸奥の巷に 誰か迷わん
27番 重くとも 導き給へ 御仏の 千の手ごとに すがる思ひを
28番 青柳の 糸も賢こき 法の君 めくり伝へて 清き道かな
29番 いと清き 蓮の国に 生まるれば 友となるてふ 誓ひ頼まん
30番 おしなへて 願ふ宝の 泉寺 別の功徳を 汲みて知るかな
31番 うつされて ひとつ心に 起行山 御手の蓮に 皆の里の道
32番 浮舟の よるべなき身も 松峰の 御法の父の ゆつりへつらん
33番

天下る 鳳凰山の 桐の沢 玉の御寺に 駒ぞいさめる / 月も日も 玉の林に 輝きて この世なからの 浄土なりけり

皆人の 心のかとの たへんとて めくり納むる はんの白玉 / 妙なれや 木々の響きも わしかねの 御法にかなふ 鳳凰の山

鳳凰の 羽根と頼りし 笈摺を 解きて納むる 玉の林に