★西山国師十六遺跡霊場

札所数 21(番号付き札所:16  客番・番外札所:5)
別称・関連霊場  
公式情報・事務局  
御開帳情報  
開創年・開創者 昭和51(1976)年  三山遺跡顕彰会
縁起・由緒・開創経緯

◆公式ガイドブックの「はじめに」より一部抜粋

西山上人のお誕生が、八百年後の私達に、真実の生きる喜びの味わいを示してくださったのであります。八百年を隔てた今、西山様の真実の喜びを直に感じていただくには、遺跡を我が足で踏むことでありましょう。上人の澄んだ口元からほとばしる、はらわたに沁みるお念仏が、今にも遺跡の空から響いてくるのであります。上人と私達とは決して別々ではなく、上人の踏まれた土に佇めば、血の通いあう、不二一体の私達であることに気付くでありましょう。木立を吹き抜ける風も、西山様の喜びのお念仏なのであります。生きる喜びを確かめてみましょう。

備考

・西山国師(証空)の誕生から800年にあたるのを記念して、昭和51年に開創された霊場。

西山国師は「せいざんこくし」、証空は「しょうくう」と読む。

・公式ガイドブックや公式御朱印帳も開創と同時に作成されたが、今は絶版となっており、札所にも置いていない。

・札所が広い範囲にあることから、巡拝が活発とは言えない霊場になっている。

情報掲載日・更新日 公開:2014年02月22日  更新:2018年03月29日

 

札番 山・院・寺号/名称 御本尊・御祭神 宗派 住所 備考
1番 白河神社(白河の関) 鹽伊乃自直命 神道 福島県白河市旗宿関の森

 

2番 大金山 光明寺 善導大師 浄土宗 東京都大田区調布鵜の木  
客番 鶴岡八幡宮 応神天皇・神功皇后 神道 神奈川県鎌倉市雪ノ下  
3番 証誠山 善正院 西蓮寺 善光如来 浄土宗 長野県小県郡長門町大字古町  
客番 定額山 善光寺 大本願/大勧進 善光寺如来 浄土宗/天台宗 長野県長野市元善町  
4番 紫雲山 引接院 来迎寺 阿弥陀如来三尊 浄土宗 新潟県上越市寺町  
客番 天渕山 影向院 法然寺 阿弥陀如来三尊 浄土宗西山禅林寺派 石川県金沢市菊川2丁目  
5番 解脱山 善恵寺 阿弥陀如来 西山浄土宗 岐阜県加茂郡八百津町八百津  
6番 深草山 真宗院 円福寺 阿弥陀如来 浄土宗西山深草派 愛知県岡崎市岩津町字檀ノ上  
7番 一心山 専念寺 阿弥陀如来 浄土真宗本願寺派 滋賀県大津市仰木町  
客番 比叡山 延暦寺 文殊楼 文殊菩薩 天台宗 滋賀県大津市坂本本町  
8番 聖衆来迎山 無量寿院 禅林寺 顧り阿弥陀如来 浄土宗西山禅林寺派 京都府京都市左京区永観堂町 もみじの永観堂
9番 誓願寺 阿弥陀如来 浄土宗西山深草派 京都府京都市中京区新京極桜之町  
10番 慈眼山 南遣迎院 観世音菩薩 浄土宗西山禅林寺派 京都府京都市東山区本町 西山国師終焉の地
11番 根本山 真宗院 阿弥陀如来 浄土宗西山深草派 京都府京都市伏見区深草真宗院山町  
12番 華台山 三鈷寺 西山国師 西山宗 京都府京都市西京区大原野石作町  
13番 報国山 念仏三昧院 光明寺 張り子の御影 西山浄土宗 京都府長岡京市粟生西条内 粟生光明寺
14番 二上山 當麻寺 奥之院 法然上人 浄土宗 奈良県北葛城郡當麻町當麻  
15番 磯長山 叡福寺 聖如意輪観世音菩薩 真言宗単立(太子宗) 大阪府南河内郡太子町 上之太子
客番 荒陵山 四天王寺 救世観世音菩薩 和宗 大阪府大阪市天王寺区四天王寺1丁目  
16番 十方山 浄橋寺 阿弥陀如来 西山浄土宗 兵庫県西宮市生瀬町  

 

札番 御詠歌
1番 光台に 見しは見しかは 見ざりしを 聞きてぞ見つる 白河の関
2番 ありがたや 朝日輝く 光明寺 大師の利益 とうとかりけり
客番 たたら踏む 鋳物師が鋳型 土なれど 中にこがねの 仏こそあれ
3番 そのかみの 善光如来 とどまりし ゆかりの寺に 詣るうれしさ
客番 うずもれて なにわの池の 弥陀如来 背に負います 本多善光
4番 よき人の 御跡慕えば 紫の 雲の彼方に 仏まします
客番 犀川の 森のみやこに 法然寺 お金こ銀は 静かに眠る
5番 八百津なる み寺にその名 かぐはしも 喜びの御名 白木の聖者
6番 めぐりきし 三河の里や まどかなる 福をいただく 弥陀の名号
7番 朝露に 音して聞く 白蓮は みほとけの声 弥陀の呼声
客番 千代かけて 世をば救ひの 鐘の音を 送り絶えせぬ 比叡の山風
8番 忍寝も 音なかりけり 時鳥 こや禅かなる 林なるらん
9番 大いなる 仏まします 誓い寺 都のちまた あまねく照らす
10番 ここにやり かしこに呼ぶを 聞くからは この身このまま 喜びぞ湧く
11番 くもりなき 人の世願う 深草の 丘より望む 西山の空
12番 月も日も 入りにし山の 三鈷寺に 弥陀の迎えの むらさきの雲
13番 生きて身を はちすの上に 宿さずば 念仏申す 甲斐やなからん
14番 阿弥陀仏と 申すばかりを 勤めにて 浄土の壮厳 見るぞ嬉しき
15番 磯長なる み寺に今も うまやどの 御子の御魂は 鎮まりてます
客番 ありがたや 法のはじめの 天王寺 亀井に浮かぶ み仏の影
16番 浄橋の その名ゆかしや 鐘の音 朝な夕なに 心洗わる