★蒲原三十三観音霊場

札所数 34(番号付き札所:33  客番・番外札所:1)
別称  
関連霊場  
公式情報・事務局  
御開帳情報  
開創年・開創者 元文年間(1736~1740年)頃の開創とされる  如霖道実
縁起・由緒・開創経緯  
備考

・新潟県の北部、阿賀野川下流域周辺の蒲原地方の観音霊場になる。

・霊場会などはないが、意外と受け入れ態勢は整っているようで、参拝者の姿も見られる。

・霊場の開創者である如霖道実和尚は、第33番札所長楽寺の第17世住職。

・資料によっては、番外札所が含まれていないケースもある。

情報掲載日・更新日 公開:2014年06月23日  更新:2018年08月07日

 

札番 山・院・寺号 御本尊 霊場御本尊 宗派 住所 備考
1番 寺社山 福隆寺 大日如来 千手観世音菩薩 真言宗智山派 阿賀野市寺社甲 越後88霊場
2番 臨沢山 観音寺 正観世音菩薩 正観世音菩薩 曹洞宗 阿賀野市草水 上杉謙信公の墓
3番 切畑観音堂 十一面観世音菩薩 十一面観世音菩薩   五泉市切畑 地蔵霊場(第9番)?
4番 雷電山 東光院 正観世音菩薩 正観世音菩薩 真言宗醍醐派 五泉市水戸野  
5番 雲栄山 永谷寺 阿弥陀如来 聖観世音菩薩 曹洞宗 五泉市川内  
6番 龍形山 正円寺 不動明王 聖観世音菩薩 真言宗智山派 五泉市村松甲 越後33観音、越後88霊場
7番 龍雲山 興泉寺 釈迦牟尼仏 千手千眼観世音菩薩 曹洞宗 泉市錦町2  
8番 錫杖山 延命寺 地蔵菩薩 聖観世音菩薩 真言宗智山派 五泉市丸田戊  
9番 大悲山 普談寺 不動明王 十一面観世音菩薩 真言宗智山派 新潟市朝日 越後33観音、越後88霊場
10番 福聚山 観音寺 聖観世音菩薩 聖観世音菩薩 曹洞宗 新潟市新町2  
11番 新津満願寺観音堂 十一面観世音菩薩 十一面観世音菩薩 曹洞宗 新潟市秋葉区満願寺 第12番大栄寺の管理
12番 隆明山 大栄寺 釈迦牟尼如来 聖観世音菩薩 曹洞宗 新潟市沢海  
13番 揚揮山 法憧寺 釈迦牟尼如来 聖観世音菩薩 曹洞宗 新潟市小杉  
14番 虎岳山 東陽寺 釈迦牟尼仏 正観世音菩薩 曹洞宗 新潟市大渕  
15番 広喜山 長安寺 釈迦牟尼如来 聖観世音菩薩 曹洞宗 新潟市長戸呂  
16番 桃源山 養広寺 釈迦牟尼仏 聖観世音菩薩 曹洞宗 阿賀野市駒林  
17番 玉峰山 西福寺 釈迦牟尼如来 聖観世音菩薩 曹洞宗 阿賀野市下条町5  
18番 百津観音堂 十一面観世音菩薩 十一面観世音菩薩   阿賀野市百津町6 多賀浮洲神社の境内
19番 台現山 鑑洞寺 聖観世音菩薩 聖観世音菩薩 曹洞宗 阿賀野市笹岡  
20番 五頭山 華報寺 釈迦牟尼仏 聖観世音菩薩 曹洞宗 阿賀野市出湯  
21番 慈鳳山 釈尊寺 釈迦牟尼仏 三面馬頭観世音菩薩 曹洞宗 阿賀野市下の橋  
22番 女堂観音堂 如意輪観世音菩薩 如意輪観世音菩薩 曹洞宗 阿賀野市女堂  
23番 補陀落山 千光寺 千手観世音菩薩 千手観世音菩薩 曹洞宗 新発田市五十公野 金龍庵(新潟市北区太郎代)の管理
24番 岩井山 白蓮寺 十一面観世音菩薩 十一面観世音菩薩 曹洞宗 新発田市五十公野 越後33観音
25番 宝珠山 相円寺 釈迦牟尼仏 千手観世音菩薩 曹洞宗 新発田市中央町2  
26番 福聚山 興善寺 聖観世音菩薩 聖観世音菩薩 曹洞宗 新発田市道賀  
27番 聖籠山 宝積院 十一面観世音菩薩 十一面観世音菩薩 真言宗智山派 北蒲原郡聖篭町諏訪山 越後33観音
28番 内島見観音堂 正観世音菩薩 正観世音菩薩   新潟市内島見  
29番 明白山 見竜寺 千手観世音菩薩 千手観世音菩薩 曹洞宗 新発田市岡屋敷  
30番 鷲林山 徳昌寺 釈迦牟尼仏 千手観世音菩薩 曹洞宗 阿賀野市村岡  
31番 金峰山 東陽寺 聖観世音菩薩 聖観世音菩薩 曹洞宗 阿賀野市船居  
32番 祥瑞山 大雲寺 釈迦牟尼仏 聖観世音菩薩 曹洞宗 阿賀野市外城町  
33番 能満山 長楽寺 阿弥陀如来 聖観世音菩薩 曹洞宗 阿賀野市北本町4  
番外 如意山 乙宝寺 大日如来 如意輪観世音菩薩 真言宗智山派 胎内市乙 越後33観音、越後88霊場

 

札番 御詠歌
1番 柳島 願ひをかけて 繰る糸の 絶へぬ誓ひを 頼むものかな
2番 草水を 分けて訪ぬる 月影の 観音寺裏の 鐘のひとこゑ
3番 心から しずのをだまき 繰り返し 輪廻の綱も 切旗の堂
4番 訪ね来て 我も水戸野の 法の庭 罪も障りも 嵐吹くなり
5番 結ぶ手に 清き流れの 川内とて 藤井の水も ここにすむ川
6番 名にしあふ 松のむらたち 色添へて 霞む春辺や 補陀洛の山
7番 名も高き泉の寺の庭の苔 つゆ岡寺のかずをむすべり
8番 参るより なほ幾度も 誓ひして 心まるたの 山ぞはるけき
9番 祈るから 今は残らず 身の罪を 旭のさとの 霜にたとへて
10番 よもすから 月はやま屋に かけさえて 新津河せの 波もしらけし
11番 逆縁も 洩らさですくふ 渡り川 船は仏の 誓ひとぞしる
12番 みなかみは つきせにわたる 阿賀野川 沢海の岸へ 通ふ松風
13番 巡りあふ 浮き木の川の 縁なれや 法の幡ふる をちこちの道
14番 永き世の 闇を仏の 照らすにぞ 曽根のみぎはに 明くる東雲
15番 かげ頼む 仏の誓ひ 世々を経て 長安寺の 杉のむらたち
16番 わくらはに 仏の縁ぞ 三千年に 実なり花咲く なにぞ添へける
17番 玉木はる 其のうき時を 祈るにぞ 西をしる辺に 参る寺かな
18番 百度も 百津の森の 御仏に 参る心は 飽く時ぞなき
19番 春はただ 小笹混じりの 岡の辺の 千草の花や 錦なるらん
20番 尋ね入る 出湯の山路の 奥深き 峰より晴るる 五頭の夕立
21番 下の橋 いほりのおはす 観世音 救いまします 罪も病ひも
22番 女堂 三つも五つも 八つ森の 西へ行く身は さわらざりけり
23番 月一つ 影は千里の 外照らす 天津雲井の 五十公野の秋
24番 仏にも なるは心の 種なるや 岩に生へたる 松を見るにも
25番 後の世の 種を新発田に 植る身の なれは仏の 誓ひなるらん
26番 唯頼め しめじが原の 露の身を さしも道賀の 草のはずいを
27番 鷲鷹の 鳥屋の松山 待ちわびて たのむ木陰に 雨を漏らさじ
28番 極楽の 外もかりして 内島見 渡す弘誓の 舟に任せて
29番 尋ねゆく をしへの道は 岡屋敷 寺や浮き世の 外をしるらん
30番 鷲の山 暁ごとに 鐘の声 常に浮き世の 夢ぞ覚めけり
31番 芦苅りし 浪花の浦を よそにして 参る仏の 縁は飯塚
32番 紫の 雲の台も よそならん 此の大寺に 参る我が身は
33番 谷汲みの 流れも同じ 水原に をさめて帰る 肩の笈摺
番外 朝日差し 夕日輝く 乙寺 入り相い響く 松風の音