★越後三十三ヶ所観音霊場

札所数 33(番号付き札所:33  客番・番外札所:0)
別称  
関連霊場  
公式情報・事務局 越後三十三観音霊場会 (http://echigo33kannon.org/
御開帳情報  
開創年・開創者 康元元年(1256年)  北条時頼
縁起・由緒・開創経緯  
備考

・鎌倉幕府の第5代執権、北条時頼が札所の選定と御詠歌の作成をして、この観音霊場を開創したとされる。

・他寺管理、地域管理、個人管理等で、無人の札所が複数ある。

・霊場会の公式サイトでは、納経印(御朱印)の対応など、最新情報が案内されている。

・霊場専用の御朱印帳もあり、数は多くないが通年で参拝者がある。

情報掲載日・更新日 公開:2014年05月15日  更新:2014年05月23日

 

札番 山・院・寺号 霊場御本尊 宗派 住所 備考
1番 岩屋堂 聖観世音菩薩 曹洞宗 上越市名立区岩屋堂  
2番 照国山 摩尼王寺 正観世音菩薩 曹洞宗 妙高市十日市  
3番 東山 大泉寺 千手観世音菩薩 真言宗豊山派 柏崎市大清水  
4番 普門山 妙智寺 正観世音菩薩 曹洞宗 柏崎市鯨波3丁目  
5番 不退山 宝蔵寺 十一面観世音菩薩 真言宗豊山派 刈羽郡刈羽村滝谷  
6番 玉崎山 常楽寺 正観世音菩薩 真言宗豊山派 刈羽郡刈羽村井岡  
7番 医王山 摩尼珠院 正観世音菩薩 真言宗豊山派 柏崎市藤橋  
8番 鷲尾山 不動院 千手観世音菩薩 真言宗豊山派 柏崎市宮之窪  
9番 円通山 広済寺 如意輪観世音菩薩 曹洞宗 柏崎市高尾  
10番 白雲山 長徳寺 千手観世音菩薩 曹洞宗 十日町市友重  
11番 金精山 大福寺 聖観世音菩薩 真言宗豊山派 南魚沼市長崎  
12番 飯盛山 天昌寺 正観世音菩薩 曹洞宗 南魚沼市思川  
13番 大悲山 弘誓寺 正観世音菩薩 真言宗智山派 魚沼市田川  
14番 池景山 真福寺 正観世音菩薩 真言宗豊山派 小千谷市片貝町  
15番 普門山 千蔵院 千手観世音菩薩 真言宗豊山派 長岡市柏町1  
16番 秘密山 椿沢寺 千手観世音菩薩 真言宗智山派 見附市椿沢町  
17番 小栗山 不動院 千手観世音菩薩 真言宗豊山派 見附市小栗山町  
18番 大悲山 根立寺 正観世音菩薩 真言宗豊山派 長岡市上岩井  
19番 海嶽山 光照寺 正観世音菩薩 曹洞宗 三島郡出雲崎町尼瀬  
20番 如意山 照明寺 聖観世音菩薩 真言宗智山派 長岡市寺泊片町  
21番 聖福山 吉田寺 聖観世音菩薩 曹洞宗 燕市渡部  
22番 雲高山 国上寺 千手観世音菩薩 真言宗豊山派 燕市国上  
23番 龍岡山 観音寺 聖観世音菩薩 曹洞宗 西蒲原郡弥彦村観音寺  
24番 大悲山 景清寺 千手観世音菩薩 真宗大谷派 新潟市西蒲区平沢  
25番 金潮山 真城院 千手観世音菩薩 真言宗智山派 新潟市中央区西堀通8番町  
26番 如意山 乙宝寺 如意輪観世音菩薩 真言宗智山派 胎内市乙  
27番 遍照山 光浄寺 十一面観世音菩薩 曹洞宗 村上市有明  
28番 岩井山 白蓮寺 十一面観世音菩薩 曹洞宗 新発田市五十公野  
29番 聖籠山 宝積院 十一面観世音菩薩 真言宗智山派 北蒲原郡聖籠町諏訪山  
30番 大悲山 普談寺 十一面観世音菩薩 真言宗智山派 新潟市秋葉区朝日  
31番 龍形山 正円寺 聖観世音菩薩 真言宗智山派 五泉市村松甲  
32番 多宝山 宝塔院 聖観世音菩薩 真言宗智山派 三条市東裏館1  
33番 明白山 最明寺 千手観世音菩薩 真言宗智山派 三条市院内  

 

札番 御詠歌
1番 補陀落や 名立の浦と 聞くときは 潮の音も 御法なりけり
2番 蓮す葉の 濁りに志まぬ 心とて 真を照らす 摩尼の白玉
3番 水上を 訪ね上りて 大清水 尽きぬ恵みの 流れとぞ思う
4番 鯨なる 波のほとりに あと垂れて 深き誓いの ほどぞ知らるる
5番 絶えせじな ここも名におふ 普陀落の 南の山に 落つる滝つ瀬
6番 玉崎と 訪ねたずねて 来てみれば 我が心の 内にこそあれ
7番 紫の 雲も棚引く 藤橋に 架けてぞ頼む 二世の願いを
8番 いつとなく 大悲の光 輝けば ここも飢え見ぬ 鷲の尾の寺
9番 年毎に 雪は降れども 黒姫の 山の端袖の 色は変わらず
10番 枯れ木にも 花咲くべしと 聞くからに 心ある身の 頼もしきかな
11番 世を救う 誓いも幾世 長崎の 大悲の恵み 尽きせざりけり
12番 君かえる 山のこなたの 思川 深き誓いを 渡りてぞ知る
13番 遥々と 弘誓の寺に 来てみれば 法の御舟に 乗る心地する
14番 風薫る 池津の寺に 来てみれば 御手の蓮の 花も咲きけり
15番 繰り返し 頼み頼めば 玉の緒の 誓いの糸も 長岡の寺
16番 椿沢 八千代をかけて 祈るから 心の花も 盛り久しき
17番 ただ頼め 頼む心は 三栗の なかなか法の 真実なりけり
18番 たらちねの 根立ちの寺と 聞くからは この行く末も 見捨て賜じ
19番 ここもまた 八重垣作る 出雲崎 大慈大悲の 影を留めて
20番 こしの浦 波の夜昼 世を照らす 仏の誓い 頼まぬは無し
21番 彼の岸へ 渡部の舟の 渡し守 深き恵みを さして頼まむ
22番 国上山 生死の海を よそに見て 登れば涼し 極楽の風
23番 春雨の 恵みに燃ゆる このめ沢 たれもあまねき 誓い頼まん
24番 平等の 利益に漏れぬ 印をば 汲む人ぞ知る 平沢の水
25番 参りつつ 悟りの花も 開くれば ここも真の 都なるらん
26番 唐土の 人も訪ねし 乙寺 今に絶えせぬ 法の灯
27番 ありがたや 迷いの闇を 照らすとて 今この娑婆に 有明の月
28番 岩井堂 深き恵みを 頼まずば 浅き罪すら 逃れざらまし
29番 雲霧の かかる越路の 果てまでも 訪ねる法の 道はありける
30番 祈るから 今は残らず 身の罪を 朝日の里の 霜にたとえて
31番 ひと村の 松に宿れる 雛鶴も 共に御法の 声立てつべし
32番 南無大悲 あまねき角の 広ければ あらゆる罪も 触らざらまし
33番 降り積もる 氷も融けて 五十嵐の 清き流れに 宿る月影