★入比坂東三十三ヶ所観音霊場

札所数 33(番号付き札所:33  客番・番外札所:0)
別称  
関連霊場  
公式情報・事務局  
御開帳情報  
開創年・開創者 享保年間(1716~1736年)とされている
縁起・由緒・開創経緯  
備考

・埼玉県内の入間と比企エリアに点在する寺院を巡る、観音菩薩の巡拝霊場。

・名称の通り、坂東観音霊場の写し霊場になる。

・廃寺(廃堂)、無住の札所も多く、また御本尊が行方知れずといったケースもあり、霊場としての活動はしていない。

・ただし、小堂であっても地域でしっかりと管理されており、お参りすることは可能である。

情報掲載日・更新日 公開:2019年06月26日  更新:2023年05月02日

 

札番 山・院・寺号 霊場御本尊 宗派 住所 備考
1番 都幾山 慈光寺 女人堂 十一面千手千眼観世音菩薩 天台宗 比企郡ときがわ町西平523  
2番 小幡堂 正観世音菩薩   比企郡ときがわ町西平2176  
3番 瑞松山 皎円寺 聖観世音菩薩 臨済宗妙心寺派 比企郡ときがわ町瀬戸元上60  
4番 弘法山 仏堂     (比企郡ときがわ町馬場) 廃寺、本尊は行方不明
5番 長慶山 円正寺     (比企郡ときがわ町田中) 廃寺
6番 祇園堂     (比企郡ときがわ町本郷坂下) 廃寺
7番 鈴宮山 観音寺 聖観世音菩薩 真言宗 比企郡ときがわ町本郷551 光明寺(ときがわ町玉川3017)の管理
8番 都地波堂 十一面観世音菩薩   (比企郡ときがわ町本郷989) 廃寺、ときがわ分会センター、7番へ移動
9番 慈眼山 真光寺 千手観世音菩薩 曹洞宗系単立 比企郡ときがわ町日影1001  
10番 医王山 円通寺 聖観世音菩薩 曹洞宗 比企郡ときがわ町五明1404  
11番 大慈山 龍法寺 十一面観世音菩薩 曹洞宗 比企郡ときがわ町玉川3711  
12番 玉壺山 慈眼寺 如意輪観世音菩薩 真言宗 比企郡ときがわ町玉川3920  
13番 坪木堂 聖観世音菩薩   (比企郡ときがわ町玉川) 廃寺、松月寺(玉川4747)に移動
14番 植木山 花見堂 聖観世音菩薩   比企郡嵐山町鎌形 地域管理
15番 水月山 龍蔵寺 白衣観世音菩薩 曹洞宗 比企郡ときがわ町玉川1606  
16番 医王山 東光寺 十一面観世音菩薩 真言宗 比企郡鳩山町竹本807  
17番 宝珠山 宝泉寺     比企郡鳩山町泉井 廃寺、地蔵堂のみ
18番 泉井山 金沢寺 正観世音菩薩 曹洞宗 比企郡鳩山町泉井1376  
19番 赤沼山 密蔵院     比企郡鳩山町赤沼 廃寺、地蔵堂のみ
20番 榎木山 福寿寺 聖観世音菩薩   比企郡鳩山町小用 お堂のみ、恵日山とも
21番 弘法山 妙見寺 観音堂 如意輪観世音菩薩 真言宗智山派 入間郡越生町成瀬287 高房山とも、弘法山観世音、武蔵越生七福神
22番 能満山 見正寺 聖観世音菩薩 真言宗智山派 入間郡越生町成瀬330  
23番 岩谷山 長徳寺     入間郡越生町黒岩303 廃寺、五大尊明堂のみ
24番 大慈山 正法寺 聖観世音菩薩 臨済宗建長寺派 入間郡越生町越生960 武蔵越生七福神
25番 桜堂 十一面観世音菩薩   入間郡越生町津久根26  
26番 如意山 高蔵寺 聖観世音菩薩 真言宗智山派 入間郡越生町津久根253 27番の管理
27番 青龍山 最勝寺 十一面観世音菩薩 真言宗智山派 入間郡越生町堂山287 武蔵越生七福神
28番 慈観山 常願寺     (入間郡越生町上谷日向) 廃寺
29番 峯堂 如意輪観世音菩薩   入間郡越生町上谷上野 個人宅内
30番 岩上山 普門寺 聖観世音菩薩 真言宗智山派 比企郡ときがわ町大附429 法恩寺(越生704)の管理
31番 多武峯 慈眼坊 聖観世音菩薩   比企郡ときがわ町西平1515 個人宅内
32番 大宮堂 正観世音菩薩   比企郡都幾川村西平山王下 廃寺、石仏・石碑のみ、本尊は1番女人堂に移動
33番 岩殿山 正法寺 千手観世音菩薩 臨済宗妙心寺派 比企郡ときがわ町西平849  

 

札番 御詠歌
1番 ただ頼め 五逆十悪 漏らさじと 救ふ千手の 深き誓ひを
2番 彼の岸に 至りて拝む 小幡堂 弘誓の船の 渡し乗り出で
3番 あきらけし まとけき影と よく見れば 心の内に 有明の月
4番 六つの道 ひとつになして 仏堂 導く御手に すがりても行け
5番 藤坂は 松にちぎりて 幾千代も 絶へぬ御法りや 都幾川の春
6番 十般の 弘誓の船の 一葉に 心の如く 祇園にぞ着く
7番 世の音の 良し悪し見れば 明覚の 台ににやく 救はざらんや
8番 蓮咲く 御法の風に 吹添えて 千里へ開く 都地波の堂
9番 日影差す これは真の光りかな 御法りあまねく 四方を照らせば
10番 五明まで 学び尽くせぬ 大菩薩 中に尊き 医王なりけり
11番 逆川 世の罪咎も 法りの網に 洩らさですくふ 大慈悲の岸
12番 慈しむ 心積もりて 渕となる 誓いてり添ふ 玉川の水
13番 松風の 月を誘ひて 坪木堂 庭に調らぶる 法の音楽
14番 教文の 三草二木を 植えおへて いつも絶えせぬ 法の花見は
15番 とくはやく 大慈の御手に かけよ人 ひと言にさへ 叶ふ願ひを
16番 薬王の 山は東に 光り増す 二世安楽の 教え高しも
17番 七宝の 御法の珠の 泉井より 七難避けて 与たふ七福
18番 万病を 除く薬は 汲めや汲め 志津そふ室の 金沢の水
19番 秘密せし 無いしやう住の 御蔵より 法の宝を 与たへこそすれ
20番 御法説く いの木が下の 榎木山 しだれ桜の 花をかさして
21番 ありがたや 霧雲晴れて 明けあぐる 誓ひも高き 山ぞ輝く
22番 紅に 見るも正しき 庭の梅 御法の花の 紐ぞ解けぬる
23番 岩谷の 山の階 動きなき 大慈の御法を 長く守りて
24番 大慈山 朝日昇るも 常なくて あはれと告げる 入相の鐘
25番 朝日差す 夕日輝く 桜堂 庭の砂も 浄土なるらん
26番 何事も おはぬ心の 草木こそ あの窪台の 花は咲きけり
27番 何か思ふ 何かを嘆く 世の中は ただ朝顔の 花の上の露
28番 十方の 中にも湧きて 常し願ふ 夕日輝く 弥陀の三尊
29番 法の水 峯の堂より 恵み来る しめしが原の 葦も草かな
30番 補陀落や 普き咎は そのままに 一仏来の 深き谷川
31番 遥々と 登りて聞けば 百鳥の 声も御法も 語らへの峰
32番 ここもまた 極楽海の 神の堂 後の世かけて 誰も頼まん
33番 妙なれや 拡むる法の 衣手に 御影写して 立てる岩殿