★さいたま市内 新秩父三十四ヶ所観音霊場

札所数 34(番号付き札所:34  客番・番外札所:0)
別称  
関連霊場  
公式情報・事務局  
御開帳情報 午年の春彼岸に御開帳(直近の御開帳は平成26(2014)年)
開創年・開創者 延宝6(1678)年よりも前
縁起・由緒・開創経緯  
備考

・秩父観音霊場をさいたま市内に写した観音菩薩巡拝の霊場。

・江戸時代の延宝6(1678)年に御開帳された記録が残っているので、開創はそれ以前と考えられる。

・基本的に御開帳霊場ではあるが、まとめ役寺院も霊場会もないので、必ずしも一斉御開帳とはならないようだ。

・御開帳時には、各札所で接待なども行われており、賑わいを見せている。

・それ以外の期間は無人の札所も多く、個人所有のケースもあって、参拝自体が困難と言える。

・道路拡張に伴い移転した札所もあるが、他札所でも移転先を把握出来ておらず不詳状態となっている。

情報掲載日・更新日 公開:2020年01月17日  更新:2020年01月17日

 

札番 山・院・寺号 霊場御本尊 宗派 住所 備考
1番 笹丸観音堂 聖観世音菩薩 曹洞宗 さいたま市見沼区笹丸49 常泉寺(染谷3丁目242)の管理
2番 江長山 光徳寺 聖観世音菩薩 曹洞宗 さいたま市見沼区膝子315  
3番 無量山 西光院 円徳寺 聖観世音菩薩 真言宗智山派 さいたま市緑区下野田429  
4番 慈眼山 観音院 大興寺 如意輪観世音菩薩 真言宗智山派 さいたま市緑区大門2583  
5番 阿日山 宝袋寺 総持院 聖観世音菩薩 真言宗智山派 さいたま市緑区南部領辻2944 東国花100寺
6番 観音堂 馬頭観世音菩薩   さいたま市見沼区染谷1丁目288 八雲神社の境内、集会所
7番 堂山 馬頭観世音菩薩   さいたま市見沼区片柳1373-3 根木輪公会堂内
8番 西山見沼堂 馬頭観世音菩薩   さいたま市見沼区片柳61 個人の管理
9番 宝蔵院 観音堂 馬頭観世音菩薩 真言宗 さいたま市緑区山崎1丁目16-6  
10番 中原堂 白衣観世音菩薩   さいたま市緑区三室200 個人の管理
11番 前窪観音堂 聖観世音菩薩   さいたま市浦和区木崎5丁目6 墓地内
12番 青柳山 普光院 東泉寺 如意輪観世音菩薩 天台宗 さいたま市浦和区瀬ヶ崎2丁目15-3  
13番 宝珠山 吉祥寺 十一面観世音菩薩 天台宗 さいたま市緑区中尾1410  
14番 中尾堂 十一面観世音菩薩   さいたま市緑区中尾1389 駒形公会堂内
15番 桑原堂(中丸薬師堂) 観世音菩薩   さいたま市緑区中尾1749 中丸自治会館内、足立12薬師
16番 中尾緑島観音堂 観世音菩薩   (さいたま市緑区中尾) 移転先は不明
17番 西林山 長覚院 聖観世音菩薩 天台宗 さいたま市浦和区領家4丁目20-3  
18番 相之谷堂 聖観世音菩薩   さいたま市浦和区上木崎7丁目15-10  
19番 光珠山 無量院 正福寺 聖観世音菩薩 天台宗 さいたま市浦和区上木崎7丁目19-1  
20番 本地堂 聖観世音菩薩   さいたま市浦和区上木崎6丁目21-9  
21番 大宮山 東光寺 萬日堂 馬頭観世音菩薩 曹洞宗 さいたま市大宮区宮町3丁目6 関東91薬師
22番 天沼観音堂(子易観音堂) 子易観世音菩薩   さいたま市大宮区天沼町2丁目908  
23番 慈眼山 徳星寺 円蔵院 十一面観世音菩薩 真言宗智山派 さいたま市見沼区中川540  
24番 蓮華山 宝乗院 如意輪観世音菩薩 真言宗智山派 (さいたま市見沼区) 廃寺、23番に合祀
25番 宝性院 薬師堂(白岡堂) 聖観世音菩薩   さいたま市見沼区御蔵82  
26番 自在山 蓮華院 正福寺 十一面観世音菩薩 真言宗智山派 さいたま市見沼区蓮沼770  
27番 大島堂 聖観世音菩薩   さいたま市見沼区南中丸289-3 個人の管理
28番 海鏡山 覚蔵院 如意輪観世音菩薩 真言宗智山派 さいたま市見沼区春岡2丁目4-2  
29番 深作山 宝積寺 十一面観世音菩薩 曹洞宗 さいたま市見沼区深作3丁目38-1  
30番 大悲山 慈眼院 聖観世音菩薩   さいたま市見沼区小深作604 神明神社の境内、小深作自治会館
31番 観音堂 馬頭観世音菩薩   さいたま市見沼区宮ヶ谷塔3丁目178 金光山不動尊
32番 新堤観音堂(大円寺観音堂) 十一面観世音菩薩   さいたま市見沼区新堤19-2  
33番 鷲嶽山 大円寺 陽光殿 如意輪観世音菩薩 曹洞宗 さいたま市見沼区風渡野335  
34番 鷲嶽山 大円寺 聖観世音菩薩 曹洞宗 さいたま市見沼区風渡野335  

 

札番 御詠歌
1番 常に行く 道よ笹丸 踏み分けて ただひと筋に 頼む誓ひを
2番 ありがたや 慈眼に我を 御賜いて 膝子のごとく 恵む御利生
3番 補陀洛や 円の徳の 観世音 山の無量も 福寿なるらん
4番 いつとても 普門大門 打ち開き 慈眼視衆生 利生あらたさ
5番 阿日山 参りて拝む 観世音 ただひと筋に 大慈大悲を
6番 安養の 台に向かう 大慈尊 参る心ぞ たのもしきかな
7番 眺め入る 堂山風に 月冴えて 心の曇り 払ふ片柳
8番 あら尊ふと 無明の夢を 見沼堂 大慈の慧日 照らす西山
9番 唯頼め 誓も深き 足立野の 馬頭の山に 宝蔵院
10番 あらたかに 誓をかけよ 観世音 千歳経ぬべき 松風の音
11番 濡れて干す 山路の菊の 露の間に 山も誓へよ 深きまい久保
12番 繰り返す 誓いの東も 青柳の 山に輝く 瑠璃の灯火
13番 観世音 誓いの道も 広けれど 誰しも急ぐ 駒形の寺
14番 中尾堂 花の台の 駒形に 吹き来る風の 浄土なるらん
15番 ありがたや 大慈のうつる きやうちあん 桑原堂と 祈れ大慈を
16番 補陀洛を 移してここに 中尾山 玉の林に 遊ぶ嬉しさ
17番 諸共に 長く覚えて とのぶべし 来たり迎へん 弥陀の浄土へ
18番 山里を 尋ね木崎の 相之谷堂 恵みも深き やつ合いの水
19番 福風の 音に聞きつる 観世音 誓い正しき 寺の涼しさ
20番 松風や 音高鼻の 本地堂 大慈の誓ひ 漏らさじと聞く
21番 尋ね来て 御法の庭に 大宮の 恵みも深き 此護る月
22番 一心に 参りて拝む 観世音 見沼に響く 天の松風
23番 上津瀬の 清きに勝る 中川の 深き恵みに 浮かぶ下寺
24番 尋ね来て 頼みをかけし 上の寺 導き給え 弥陀の浄土へ
25番 尋ね来て 宝の山の 糸さくら 大慈の誓い たのもしきかな
26番 澄み濁る 身をも隔てぬ 蓮沼に 参る人こそ たのもしきかな
27番 あらたなる 大島堂に 尋ね来て 大慈の御手に 結ぶ誓いを
28番 曇りなき 海鏡山の あらたさよ 参る我が身を 照らし給えや
29番 有難や 慈悲深作へ 巡り来て 二世安楽を 願ごふ嬉しさ
30番 我れ頼む 人の願いを 照らさんと 大慈の山に 朝日差しけり
31番 ありがたや 誓を夢に 宮ヶ谷塔 ねさちめも早き 駒の鈴音
32番 嬉しさの 身にも余りて 新堤の 重き願へも 後世は満ちけり
33番 後の世も 楽しかれとて この世より 恵みを給ふ 大慈如意輪
34番 補陀洛や 心も勇む 法の道 ふと登り来る 縁ある人