★那須中順礼三十三ヶ所観音霊場

札所数 33(番号付き札所:33  客番・番外札所:0)
別称 那須中順礼所
関連霊場  
公式情報・事務局  
御開帳情報  
開創年・開創者 元禄16(1703)年壬午4月 滝田左次兵衛(法名 夢心)
縁起・由緒・開創経緯  
備考

・那須エリアの西国観音霊場の写し霊場。

・烏山や黒羽に住んでいた、滝田左次兵衛なる人物の開創になる。

・現状が不詳の札所も多く、こちらの霊場自体は活動をしていない。

・同エリアだと、「那須三十三ヶ所観音霊場」が活動をしている。

情報掲載日・更新日 公開:2020年10月20日  更新:2020年10月20日

 

札番 山・院・寺号 御本尊・霊場御本尊 宗派 住所 備考
1番 南台山 曹源院 天性寺 聖観世音菩薩 曹洞宗 那須烏山市南1-4-25 那須33観音
2番 南台山 曹源院 天性寺 聖観世音菩薩 曹洞宗 那須烏山市南1-4-25 那須33観音
3番 南台山 曹源院 天性寺 聖観世音菩薩 曹洞宗 那須烏山市南1-4-25 那須33観音
4番 五峰山 大寂院 泉渓寺   曹洞宗 那須烏山市金井1-12-5  
5番 法仏山 谷山寺 千寿院   真言宗智山派 那須烏山市大沢757  
6番 三峰山 養山寺 朝日聖観世音菩薩 曹洞宗 那須烏山市滝田861 那須33観音
7番 瀧尾山 正眼院 太平寺 千手観世音菩薩 天台宗 那須烏山市滝395  
8番 智鏡山 一乗院   真言宗智山派 那須烏山市金井1-3-9  
9番 南台山 曹源院 天性寺 聖観世音菩薩 曹洞宗 那須烏山市南1-4-25 那須33観音
10番 南台山 曹源院 天性寺 聖観世音菩薩 曹洞宗 那須烏山市南1-4-25 那須33観音
11番 三省庵     (那須烏山市森田)  
12番 金寿院     (那須烏山市野上)  
13番 華渓山 深諦院 善念寺 聖観世音菩薩 浄土宗 那須烏山市金井1-5-11 新下野33観音
14番 慶光院   真言宗智山派 那須烏山市下境2432  
15番 正徳寺     (那須烏山市上境)  
16番 能泉寺     (烏山)  
17番 長渓寺     (心月山谷塩)  
18番 極楽寺     那須烏山市中央2-3-4 仲町自治会館
19番 慈光山 宝照寺 十一面観世音菩薩 真言宗智山派 那須烏山市宮原454  
20番 照光院     (那須烏山市大桶)  
21番 善性寺     (那須烏山市興野)  
22番 山光院     (那須烏山市興野)  
23番 妙法山 成就院 観音寺   真言宗 那須郡那珂川町吉田444 明法山との表記も有り
24番 吉利倶山 玉泉院 光照寺 千手観世音菩薩 高野山真言宗 那須郡那珂川町小川710 関東88霊場、八溝七福神、那須33観音
25番 文殊院     (大田原市佐良土) 文珠院との表記も有り
26番 善行院     (岩谷)  
27番 久昌寺     (中山)  
28番 地蔵堂     (黒羽田町)  
29番 南台山 曹源院 天性寺 聖観世音菩薩 曹洞宗 那須烏山市南1-4-25 那須33観音
30番 遍照寺     (黒羽前田)  
31番 延命寺     (那須烏山市)  
32番 宝聚山 観音寺 馬頭観世音菩薩 真言宗智山派 那須烏山市神長535  
33番 月光寺     (那須烏山市)  

 

札番 御詠歌
1番 補陀洛や 大悲の光 のどけくて 花ぞ降りける 桜井の里
2番 山寺の 峯にかかれる 藤の花 結ぶ誓いや 雲の紫
3番 古寺の 鐘の響きに 夢覚めて 心の塵を 払う松風
4番 物凄き 那須野の石の 罪咎は 法の力に 消ゆる白雪
5番 かけ頼む 古き沢辺の 蛍火は 法の灯火 夢の細道
6番 旅衣 小田の僧都の やつれ笠 紅葉かつ散る 山の端時雨
7番 かけまくも 仏の御手に 結びおく 願いの糸の 滝津白波
8番 法の庭 月は木の間に 漏れ出でて 松の嵐も 阿字の声々
9番 南台の 空も涼しき 村瀬外 池の蓮の 花ぞ妙なる
10番 立ち迷う 闇のうつつに つく杖を しばし導け 夢の浮橋
11番 水上は いづくなるらん 森田川 心の水の 末も白波
12番 後の世の 種を野上の 野に植えて 雨露の恵みを 得るぞ嬉しき
13番 呼ぶ小鳥 呼べは答うる 南無阿弥陀 南無阿弥陀仏の 法の一声
14番 山の端の 夕日にこぼるる 岩清水 庭は黄金の まさごなるらん
15番 六つの塵 積もれる山の したたりは 淵となりてぞ 浮かぶ竿舟
16番 見上ぐれば ここにも富士の 夕煙 心細くも 旅の行く末
17番 古里を 立ち出づるより 雲霞 法の心の 月ぞ隈なき
18番 草も木も 誓いに漏れぬ 柳陰 流れ絶えせぬ 鐘の音かな
19番 宮原の 松の根元の ひと節は 只何となく 袖のしぐるる
20番 閼伽の水 汲むや大桶の 里降りて 祈る仏の 御影尊き
21番 けうの山 春の梢は 鴬の 声に御法の 花ぞ匂える
22番 頼まれぬ 我が身なりけり 興野山 明日の命の 定めなければ
23番 明け暮れの 願いも今は 成就院 醒むる枕や 夢の世の中
24番 浅ちうは 湧きて流るる 玉泉 澄むも濁るも 心なりけり
25番 さざ波や 塵の浮き世の 箒川 払う嵐も 法の声々
26番 仮の世の 浮き身なりけり 浮き草の 花にも知らめ 綾織が池
27番 中山を また越ゆべきかと 誰か言う 人の心は 愚かなるもの
28番 立ち迷う 闇の現の 地蔵堂 しばし導け 野辺の細道
29番 旅衣 幾夜かたしく 松が根に たもとしぼらぬ 暁もなし
30番 暗からぬ 月の光は 遍照寺 野辺の千草の 露の白玉
31番 百年を 延ぶる命も 後の世の 誓い楽しき 法の道かな
32番 有りがたや 我等が為めの 観音寺 かかる知遇に 逢うぞ嬉しき
33番 曇りなき 月の光は 岸の波 打ち納めたる 三十三仏