札所数 | 33(番号付き札所:33 客番・番外札所:0) |
別称 | |
関連霊場 | |
公式情報・事務局 | |
御開帳情報 | |
開創年・開創者 | 正保2(1645)年の開創とされる、寛延4年(1751年)に再編 |
縁起・由緒・開創経緯 | |
備考 |
・霊場の開創年について、正確な資料は残っていない。 ・また、札所は民衆選定なのか、弘前藩の制定なのかも不明。 ・開創当初の札所は、弘前城の城下とその周辺にあった。 ・寛延年間に再編されて、現在の札所構成になった。 ・全行程、およそ400km。 ・札所の多くは、無住の観音堂や神社、あるいは地域や個人の管理となっている。 |
情報掲載日・更新日 | 公開:2014年07月01日 更新:2021年08月05日 |
札番 | 山・院・寺号 | 霊場御本尊 | 宗派 | 住所 | 備考 |
1番 | 護国山 観音院 久渡寺 | 聖観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 弘前市坂元山元 | 山門前の石段は227段 |
2番 | 清水観音堂(多賀神社) | 千手観世音菩薩 | 弘前市桜庭外山 | 観音像は、下記陽光院へ | |
桜庭山 陽光院 | 曹洞宗 | 弘前市西茂森2丁目 | 寺院御本尊:釈迦牟尼仏 | ||
3番 | 岩木山 求聞寺 | 十一面観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 弘前市百沢字寺沢 |
元札所:岩木山 百沢寺(岩木山神社) 津軽一代様、津軽七福神、津軽88霊場 |
4番 | 紫雲山 南貞院 | 聖観世音菩薩 | 浄土宗 | 弘前市高杉山下 | お堂のみ、高杉観音堂 |
5番 | 巌鬼山 観音院 十腰内観音堂 | 十一面観世音菩薩 | 弘前市十腰内 | 巌鬼山神社の境内 | |
6番 | 湯船観音堂(飛龍宮) | 聖観世音菩薩 | 西津軽郡鰺ヶ沢町湯舟町七尾 | 高倉神社の境内 | |
7番 | 北浮田弘誓閣(北浮田観音堂) | 聖観世音菩薩 | 西津軽郡鰺ヶ沢町北浮田町 | ||
8番 | 日照田観音堂 | 十一面観世音菩薩 | 西津軽郡鯵ケ沢町日照田 | 高倉神社の境内 | |
赤石山 松源寺 | 千手観世音菩薩 | 曹洞宗 | 西津軽郡鰺ヶ沢町赤石町宇名原 | 廃仏毀釈時、日照田観音堂から没収された仏像 | |
9番 | 見入山観音堂(見入山大悲閣) | 如意輪観世音菩薩 | 真言宗醍醐派 | 西津軽郡深浦町追良瀬 | 第10番:円覚寺の管理 |
10番 | 春光山 円覚寺 | 十一面観世音菩薩 | 真言宗醍醐派 | 西津軽郡深浦町深浦字浜町 | 北国88霊場 |
11番 | 下相野観音堂 | 如意輪観世音菩薩 | つがる市森田町下相野野田 | 高城八幡宮(飛竜宮(飛竜大権現))の境内 | |
12番 | 蓮川観音堂 | 聖観世音菩薩 | つがる市木造蓮川清川 | 月夜見神社の境内 | |
13番 | 川倉観音堂 | 聖観世音菩薩 | 五所川原市金木町川倉 | 三柱神社の境内 | |
14番 | 胡桃谷山 解脱院 弘誓寺 | 千手観世音菩薩 | 天台宗 | 北津軽郡中泊町尾別 | 尾別観音堂 |
15番 | 観音山 九輪堂(薄市観音堂) | 千手観世音菩薩 | 北津軽郡中泊町薄市薄市山 | ||
16番 | 今泉観音堂 | 千手観世音菩薩 | 北津軽郡中泊町大字今泉字唐崎 | 今泉神明宮の境内 | |
17番 | 春日内観音堂 | 聖観世音菩薩 | 五所川原市相内岩井 | ||
18番 | 無縁山 観音院 海満寺 | 聖観世音菩薩 | 浄土宗 | 北津軽郡小泊村小泊 | |
19番 | 龍馬山 義経寺 | 聖観世音菩薩 | 浄土宗 | 東津軽郡外ヶ浜町字三厩家ノ上 | 円空仏 |
20番 | 高野山観音堂 | 十一面観世音菩薩 | 北津軽郡今別町 | ||
21番 | 海雲洞釈迦堂 | 聖観世音菩薩 | 北津軽郡今別町袰月 | 袰月(ほろつき)海雲洞 | |
鬼泊巌屋観音堂 | 聖観世音菩薩 | 北津軽郡今別町袰月 | 第21番の奥之院 | ||
22番 | 無量山 正覚寺 | 聖観世音菩薩 | 浄土宗 | 青森市本町1丁目 | |
23番 | 安養山 夢宅寺 | 如意輪観世音菩薩 | 曹洞宗 | 青森市浅虫山下 | |
24番 | 入内観音堂 | 正観世音菩薩 | 青森市入内駒田 | ||
25番 | 松倉観音堂 | 十一面観世音菩薩 | 青森市浪岡大字大釈迦 | ||
26番 | 宝巌山 法眼寺 | 十一面観世音菩薩 | 黄檗宗 | 黒石市山形町 | |
27番 | 袋観音堂 | 馬頭観世音菩薩 | 黒石市大字浅瀬石字清川 | 白山姫神社の境内 | |
28番 | 広船観音堂 | 千手観世音菩薩 | 平川市広船広沢 | ||
29番 | 沖館観音堂 | 十一面観世音菩薩 | 平川市沖館宮崎 | ||
30番 | 大光寺 慈照閣 | 聖観世音菩薩 | 平川市大光寺四滝本 | ||
31番 | 居土普門堂 | 千手観世音菩薩 | 南津軽郡大鰐町 | ||
32番 | 苦木観音長谷堂 | 聖観世音菩薩 | 南津軽郡大鰐町 | ||
33番 | 観音山 普門院 | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 弘前市西茂森2丁目 | 山観、山の観音、茂森山観音 |
札番 | 御詠歌 |
1番 | 補陀洛や 恵みも深き 観世音 罪も報いも 晴らす宮立 |
2番 | 我が庵を 遥々ここに 清水の 流れに浮かぶ 法の月影 |
3番 | 父母の 菩提を願う 百沢寺 仏といわれ 神といわれん |
4番 | 遥々と 詣で車の 宮巡り 名は高杉の 宮に残れり |
5番 | 参るより 頼みをかけし 十腰内 聞きしに勝る 古き宮立 |
6番 | 今の世に 神といわれる 鬼神石 庭の砂も 浄土なるらん |
7番 | かかる世に 祈りて見れば 北浮田 神の恵みも 深き身なれば |
8番 | 沢山や 朝日輝く 日照田を 照らさせ給う 観世音かな |
9番 | 補陀洛や 岸打つ沢は 追良瀬の 見入の山に 響く谷川 |
10番 | ただ頼め 行く末祈る 深浦の 明日の命の ほどは白浪 |
11番 | 後の世を 願う心は 下相野 白髪の雪の 降らぬその間に |
12番 | 野をも過ぎ 里をもいきて 眺むれば いつも妙なる 法の蓮川 |
13番 | 水上は いずこなるらん 川倉の 耳にこと問う やまびこの声 |
14番 | 万代を 祈り祈りて 今ここに 千手の誓い 頼もしの宮 |
15番 | まんまんと 眺めも飽かぬ 十三の 海千年をここに 松風の音 |
16番 | 昔より ありとも知らぬ 今泉 千手の神の 印なるらん |
17番 | 野をも過ぎ 山路に向う 雨の空 祈れば晴るる 峰の曇りも |
18番 | 見渡せば 御法も深き 海満寺 鐘の響きに 浮かぶ海女人 |
19番 | 陸奥の 謂れをここに 来て見まや 浪打ち際に 駒ぞいさめる |
20番 | 高野山 誓いをここに 今別の 石の光りも 弥陀の砂利浜 |
21番 | 鷲の山 誓いも重き 袰月の 影を浮き世に 残す砂利浜 |
22番 | 浪の音 松の響きも 御法にて 風をも弥陀の 正覚寺かな |
23番 | 月も日も 浪間に浮ぶ 裸島 船に寶を 積む心せよ |
24番 | おしなべて 高き賤しき 者までも ここに歩みを 運ぶなりけり |
25番 | あなたうと 導き給え 観世音 誓いをここに 松倉の宮 |
26番 | 後の世を 願う心は 軽くとも 仏の誓い 重き黒石 |
27番 | 今の世は 弓矢袋に 納まりて 民の竈は 賑わいにけり |
28番 | 世の人を 漏らさで乗せる 広船の 弥陀の浄土へ 教え行くなり |
29番 | 霧霞 曇りて見ゆる 沖館の 祈る心に 晴るる薄雲 |
30番 | 仏法に 名を得し今の 大光寺 参る心も 後の世のため |
31番 | 我が国を 巡り巡りて 順礼の 目出度く帰る 元の居土 |
32番 | 幾度も 法に歩みを 運ぶなり 甘き苦木は 後の世のため |
33番 | 今までは 親と頼みし 笈摺を 末茂森の 御堂に納むる |