札所数 | 35(番号付き札所:33 客番・番外札所:2) |
別称 | |
関連霊場 | |
公式情報・事務局 | 祈りの道 気仙三十三観音霊場再興プロジェクト ひとさじの会[http://kesenkannon.jimdo.com/] |
御開帳情報 | |
開創年・開創者 |
享保3(1718)年 佐々木三郎左エ門知則 東日本大震災の被害を受けたことから、現在霊場を再興中 |
縁起・由緒・開創経緯 | |
備考 |
・高田村の検断役佐々木三郎左エ門知則が、父母の安楽追善供養のため札所を選定して開創した霊場。 ・札所は、現在の陸前高田市、大船渡市、住田町のいわゆる気仙地域に点在している。 ・総距離は、およそ160キロメートルになる。 ・徒歩の巡礼だと、以前に4泊5日で結願したとの記録がある。 ・聖観音20ヶ所、千手観音5ヶ所、十一面観音4ヶ所、如意輪観音3ヶ所、馬頭観音1ヶ所の構成。 ・「ひとさじの会」により、『祈りの道 気仙三十三観音霊場 再興プロジェクト』が実施中。 |
情報掲載日・更新日 | 公開:2015年10月23日 更新:2023年07月19日 |
札番 | 山・院・寺号 | 霊場御本尊 | 御本尊 | 宗派 | 住所 | 備考 |
1番 | 産形山 泉増寺 | 正(聖)観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 陸前高田市気仙町 |
2番金剛寺が兼務、奥州33観音 御朱印は圓城寺(矢作愛宕下) |
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2番 | 如意山 一乗院 金剛寺 | 如意輪観世音菩薩 | 不動明王 | 真言宗智山派 | 陸前高田市気仙町町裏 |
気仙成田不動、東北36不動 御朱印は圓城寺 |
3番 | 古谷観音堂 | 聖観世音菩薩 | 陸前高田市気仙町古谷 | 長部3観音 | ||
4番 | 要害観音堂 | 聖観世音菩薩 | 陸前高田市気仙町要谷 | 長部3観音 | ||
5番 | 上長部観音堂 | 聖観世音菩薩 | 陸前高田市気仙町長部 | 長部3観音 | ||
6番 | 馬頭観音堂 | 馬頭観世音菩薩 | 陸前高田市矢作町片地家 | |||
7番 | 長谷山 観音寺 | 十一面観世音菩薩 | 大日如来 | 真言宗智山派 | 陸前高田市矢作町寺前 | 気仙3観音、岩手33観音 |
8番 | 竹駒山 延命寺 | 千手観世音菩薩 | 地蔵菩薩 | 曹洞宗 | 陸前高田市竹駒町上細根 | |
9番 | 羽縄観音堂 | 聖観世音菩薩 | 陸前高田市竹駒町滝の里 | |||
10番 | 雪沢山 正覚寺 | 聖観世音菩薩 | 阿弥陀如来 | 浄土宗 | 陸前高田市竹駒町仲の沢 | |
11番 | 千手山 常光寺 | 千手観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 陸前高田市横田町志田実 | ||
12番 | 平栗福寿庵 | 聖観世音菩薩 | 陸前高田市横田町舞出 | |||
13番 | 向堂観音堂 | 十一面観世音菩薩 | 真宗大谷派 | 気仙郡住田町世田米川向 | 塔の観音、浄福寺(世田米清水沢)の管理 | |
14番 | 瑞川山 満蔵寺 | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 気仙郡住田町世田米本町 | ||
15番 | 古屋敷観音堂 | 如意輪観世音菩薩 | 気仙郡住田町下有住高瀬 | 中清水観音、16番の長桂寺管理 | ||
16番 | 御月山 長桂寺 | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 気仙郡住田町下有住高瀬 | ||
17番 | 竜沢山 城玖寺 | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 気仙郡住田町上有住恵蘇 | ||
18番 | 坂本堂 | 聖観世音菩薩 | 気仙郡住田町上有住二度成木 | 岩谷観音 | ||
19番 | 稲子沢観音堂 | 聖観世音菩薩 | 大船渡市猪川町久名畑 | |||
20番 | 舘下観音堂 | 聖観世音菩薩 | 大船渡市猪川町久名畑 | |||
21番 | 法量山 元基院 洞雲寺 | 聖観世音菩薩 | 虚空蔵菩薩 | 大船渡市盛町宇津野沢 | ||
22番 | 竜福山 長谷寺 | 十一面観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 大船渡市猪川町長谷堂 | 気仙3観音 | |
23番 | 田端観音堂 | 千手観世音菩薩 | 大船渡市赤崎町大洞 | |||
24番 | 熊野堂 | 聖観世音菩薩 | 大船渡市末崎町中森 | 熊野神社の境内 | ||
25番 | 小舘観音堂 | 千手観世音菩薩 | 陸前高田市広田町泊 | |||
26番 | 田束観音堂 | 聖観世音菩薩 | 陸前高田市小友町沢辺 | 御朱印は圓城寺 | ||
27番 | 鶏頭山 常膳寺 | 十一面観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 陸前高田市小友町上の坊 | 気仙3観音、御朱印は圓城寺 | |
28番 | 立山観音堂 | 聖観世音菩薩 | 陸前高田市米崎町堂ノ前 | |||
29番 | 海岸山 普門寺 | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 陸前高田市米崎町地竹沢 | 奥羽33観音 | |
30番 | 大石観音堂 | 千手観世音菩薩 | 陸前高田市高田町栃ケ沢 | |||
31番 | 氷上本地堂 | 如意輪観世音菩薩 | 陸前高田市高田町西和野 | 氷上神社里宮の境内 | ||
氷上本地 | 陸前高田市高田町氷上山 | 氷上山 | ||||
32番 | 坂口観音堂 | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 陸前高田市高田町寒風 | 無量山 光照寺の境内に再建 | |
33番 | 厭離山 欣求院 浄土寺 | 聖観世音菩薩 | 浄土宗 | 陸前高田市高田町洞の沢 | ||
番外 | 大善院 蛸浦観音堂 | 千手観世音菩薩 | 大船渡市赤崎町鳥沢 | 奥州33観音、尾崎神社の境内 | ||
番外 | 樺山33観音 石碑群 | 三十三体観音 | 気仙郡住田町世田米川口 |
札番 | 御詠歌 |
1番 | ありがたや ここぞ補陀洛 泉増寺 松の嵐も 御法なりけり |
2番 |
何事も 心の如く 叶うなら 寺に参りて 願え後の世 / 成田より 遷座しお座せる 不動尊 願い祈りて 叶えざるなし |
3番 | 父母の 恵みも深き 古谷の堂 仏の使い 頼もしきかな |
4番 | 磯千鳥 沖のカモメも 諸共に 同じ台に 願う後の世 |
5番 | 数々の 世渡る品は 多けれど 大慈大悲の 御名を忘るな |
6番 | 迷いける 心の闇を 照らしこす 花の台に 我を迎いよ |
7番 | 昔より 慈眼新たな 観音堂 後の世までも 拝まぬはなし |
8番 | 滝津瀬の 清き流れに 匂うのは 閼伽を濯ぎて 願う後の世 |
9番 | 竹駒の 里の松山 来てみれば 大悲おほごの 花や咲くらん |
10番 | 数の願 仏に御手し 正覚寺 我が念願も 叶い給えや |
11番 | 世の人の 曇りを照らす 常光寺 桜に掛かる 紫の雲 |
12番 | 仮の世を 思えどさすが 捨てかねて 深くも祈る 福寿なりけり |
13番 | 極楽に 我を迎えの 観世音 使い拝まぬ 人はあるまじ |
14番 | 雲居にも 響きやすらん 法の声 空行く雁も しばし留まる |
15番 | 今までは かかる仏の ましますと しらで過ごせし 身こそつらけれ |
16番 | 長き夜の 法のしるしや 玉桂 花咲く春に 会うぞ嬉しき |
17番 | 頼みおく 願いを見てん 紫の 空立つ雲に 我を迎えよ |
18番 | 補陀落の 峰はいずくと 尋ね来て しばしとてかは 休む坂本 |
19番 | 罪消えて 今は心の 闇も晴れ 至る嬉しき 法のうたはい |
20番 | ありがたや 深き誓いを 立てとして 運ぶ歩みの 露や消ゆらん |
21番 | 使いには いかで漏らさん 逆縁も 同じ台に 法のはちしば |
22番 | 今日の日も 命の浦と知らすなる 初瀬の寺の 入り合いの鐘 |
23番 | 救い取り 給え田端の 観世音 山川越えて 運ぶ歩みを |
24番 | その神は 御法の船に 棹挿して 我が発つそまと ここを御熊野 |
25番 | 今の世も また後の世も ひたすらに 頼みをかけて 法に小舘に |
26番 | 長き夜を 苦しきことを 思えかし 世を思う故 ここに立つかね |
27番 | 松風も 御法なるらん 常膳寺 仏の使い 頼もしきかな |
28番 | ありがたや 枯れたる木にも 花咲きて 深き使いを 立て山の堂 |
29番 | ありがたや あまねき門に 法を立て 至る嬉しき 彼の岸の寺 |
30番 | 諸々の 仏の願は 多けれど 大悲の使い 重き大石 |
31番 | 罪消えて 登る嬉し 氷の上の 大悲の使い 頼もしきかな |
32番 | 自ずから 鈴の響きに 煩悩の 眠りも覚めて 願う後の世 |
33番 | 遥々と 巡礼堂を 巡り来て 願いの如く 参る浄土寺 |