札所数 | 33(番号付き札所:33 客番・番外札所:0) |
別称 | 辰歳観音霊場 |
関連霊場 | |
公式情報・事務局 | 辰歳観音開帳事務局 [第1番:総持院] |
御開帳情報 | 辰歳の御開帳(直近では、令和6(2024)年10月14日~20日に御開帳) |
開創年・開創者 | 江戸時代初期 忠音坊頼勢上人 |
縁起・由緒・開創経緯 | 戦国に散った霊魂の菩提の追善と天下和順を祈念し、現世に生きる庶民を苦しみから救うために開創された観音霊場。 |
備考 |
・郡札と書いて、「こおりふだ」と読む。 ・開創者の忠音坊頼勢上人は、1番札所総持院の住職だった人物。 ・頼勢上人は天正3(1575)年の生まれなので、霊場の開創年はそれ以降となる。 ・辰年にのみ御開帳されることから、「辰歳観音霊場」とも呼ばれている。 ・御開帳霊場の色合いが強く、普段は無住の札所が多い。 ・御開帳時には、専用の納経帳(朱印帳)が用意される。 |
情報掲載日・更新日 | 公開:2019年04月25日 更新:2024年09月30日 |
札番 | 山・院・寺号 | 霊場御本尊 | 宗派 | 住所 | 備考 |
1番 | 獅子吼山 慈眼寺 総持院 | 千手観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 館山市沼1139 | 沼の大寺 |
2番 | 普門山 長福寺 | 十一面観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 館山市舘山928 | 館山観音、安房国札34観音(千手観音) |
3番 | 湊薬師堂 | 千手観世音菩薩 | (不明) | 館山市湊356 | 安房48薬師、南口12薬師 |
4番 | 池ノ内観音堂 | 聖観世音菩薩 | 南房総市池之内671 | ||
5番 | 医王山 観音寺 | 十一面観世音菩薩 | 南房総市山名2332 | 山名観音寺 | |
6番 | 横枕観音堂 | 十一面観世音菩薩 | 館山市竹原横枕 | 松葉堂 | |
7番 | 千手院 | 千手観世音菩薩 | 館山市安東448 | ||
8番 | 黄岳山 紫雲寺 | 十一面観世音菩薩 | 曹洞宗 | 館山市水岡436 | |
9番 | 円通寺 | 聖観世音菩薩 | 館山市稲443 | ||
10番 | 御嶽山 延命院 | 聖観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 館山市腰越509 | |
11番 | 霊巌山 龍淵寺 | 白衣観世音菩薩 | 曹洞宗 | 館山市山本1013 | |
12番 | 安布里山 源慶院 | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 館山市安布里647 | |
13番 | 延寿山 観音寺 | 聖観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 館山市南条21 | |
14番 | 浄土山 泉福寺 | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 館山市古茂口403 | |
15番 | 多聞山 福楽寺 | 聖観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 館山市萩281 | |
16番 | 富士山 長光寺 | 十一面観世音菩薩 | 曹洞宗 | 館山市上真倉664 | |
17番 | 真倉観音堂 | 聖観世音菩薩 | 館山市上真倉1664 | ||
18番 | 薬王院 | 十一面観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 館山市洲宮932 | |
19番 | 千龍寺 | 千手観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 館山市竜岡866 | |
20番 | 尾浦山 海福寺 | 聖観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 南房総市白浜町根本1879 | |
21番 | 海富山 医王院 来福寺 | 聖観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 館山市長須賀46 | |
22番 | 大神宮観音堂 | 聖観世音菩薩 | 真言宗 | 館山市大神宮309 | |
23番 | 藤林山 藤栄寺 | 聖観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 館山市藤原890 | |
24番 | 如意山 宝安寺 | 千手観世音菩薩 | 曹洞宗 | 館山市小沼21 | |
25番 | 真浄院 | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 館山市伊戸1260 | |
26番 | 持明院 | 聖観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 館山市西川名153 | |
27番 | 波左間観音堂 | 千手観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 館山市波左間1007 | |
28番 | 早物観音堂 | 聖観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 館山市早物81 | 長勢庵 |
29番 | 智福山 高性寺 浜田観音堂 | 如意輪観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 館山市浜田98 | |
30番 | 安養山 善栄寺 松の堂 | 聖観世音菩薩 | (複数宗派で管理) | 館山市塩見220 | 石仏本尊 |
31番 | 大明山 金剛寺 | 聖観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 館山市香256 | |
32番 | 宮城山 頼忠寺 | 千手観世音菩薩 | 曹洞宗 | 館山市宮城170 | |
33番 | 森上山 安楽寺 | 聖観世音菩薩 | 浄土宗 | 館山市笠名252 |
札番 | 御詠歌 |
1番 | あさぼらけ 大悲の光 三富山 鏡ヶ浦に 有明の月 |
2番 | 胸にある 閼伽をあら井の 観世音 参る功徳の 水の貯まりに |
3番 | 慈悲網 港にかけて 流れ来る 衆生を救う 誓いたのもし |
4番 | 極楽の 蓮はここに 池の内 参る人こそ 仏なるもの |
5番 | 二世の苦を 救う誓いぞ ありがたき いまよこやまに 慈眼増します |
6番 | 来光を 横枕して 松葉堂 まことにこれには 二世の安楽 |
7番 | 参るより 身は安東の 岩屋堂 千手の誓い 朽ちぬ慈悲かな |
8番 | 春は花 秋は月見る 岳の堂 心も澄める 浄土なるらん |
9番 | いしざくや 実る稲むら 円通寺 げんじゅむ開く 極楽浄土へ |
10番 | 恵みある 誓いあまねき 観世音 今日腰越に 到る補陀落 |
11番 | ただ頼め 妙智の力や 西方の 十萬億の これは山本 |
12番 | 法の水 源慶院に 御仏の 深き恵みを 汲みて知るべし |
13番 | ひと筋に 御名を唱なふる 観音寺 五逆消滅 疑ひはなし |
14番 | 訪ね入り 結ぶ古茂口 押し開き 仏を拝む 身こそたのもし |
15番 | 多聞山 上りて四方を 眺むれば 浄土はここに 福楽の寺 |
16番 | 諸々の 闇を破りて 長光寺 輝く法の 露の白珠 |
17番 | 誓いある 大悲真倉 せんこうじ 俗世末代 めうの観音 |
18番 | 重き罪 軽くすの宮 観世音 御名をひとたび ここに唱えば |
19番 | 雨土の 動く誓ひの 千龍寺 伏し拝もうと 詣で来たりし |
20番 | 慈悲深き 仏の根元 海福寺 なにの願いも 満たせ給わわん |
21番 | みあかしを 捧げて祈る 来福寺 あまねく照らす 観音の慈悲 |
22番 | 皇や 大悲おうごの 観世音 誓いは末の 世にもいやます |
23番 | 老いの身に 苦しきすなの 藤原や 遠き歩みも 後の世のため |
24番 | 御仏の 誓いに深き 闇晴るる しぎたの里は 浄土なるらん |
25番 | 真心を 清めて仰ぐ 妙智力 願いはここに あらたなるらん |
26番 | 朝日差す 夕日輝く 持明院 大悲の恵み 広き海原 |
27番 | 天照らす 月は波左間に 影添えて 舟に宝を 積むはどうさき |
28番 | 梓弓 射るやそのまま 早物に 願いし法で 当たる嬉しさ |
29番 | 遠くより 運ぶ歩みに 石の堂 固き願いも 安く叶わん |
30番 | 霧の海 霞に浮かぶ 天人の 無理の願いも 浜の観音 |
31番 | 賢しきや 観音めうち うぐいすの 御法を語る 香谷津の寺 |
32番 | 観世音 高き賤しき 隔てなく いらせ給もうや あじの宮城に |
33番 | 安楽に ならせ給もうや みそあまり 三つの菩薩を 巡り果たせば |