札所数 | 33(番号付き札所:33 客番・番外札所:0) |
別称 | 足立三十三ヶ所観音霊場 |
関連霊場 | 「足立坂東33観音霊場」+「忍秩父34観音霊場」+「忍領西国33観音霊場」で百観音霊場とされる |
公式情報・事務局 | |
御開帳情報 | |
開創年・開創者 | 元禄15(1702)年 |
縁起・由緒・開創経緯 | |
備考 |
・昔の足立郡と呼ばれる地域の観音霊場になる。 ・単に、足立三十三観音霊場と呼ばれることもある。 ・大宮を境として、北部と南部に同名の霊場が存在する。 ・ここで挙げているのは、北部の霊場になる → 足立坂東三十三観音霊場・南部 ・「足立坂東33観音霊場」+「忍秩父34観音霊場」+「忍領西国33観音霊場」で100観音霊場を形成する。 ・札所の移転や吸収合併、廃寺が多数存在して、現状個人参拝は困難な状況。 |
情報掲載日・更新日 | 公開:2014年05月01日 更新:2020年12月12日 |
札番 | 山・院・寺号 | 霊場御本尊 | 宗派 | 住所 | 備考 |
1番 | 竜谷山 弥勒寺 知足院 | 十一面観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 桶川市下日出谷西3丁目 | |
2番 | 龍谷山 大雲寺 | 馬頭観世音菩薩 | 曹洞宗 | 桶川市西1丁目 | |
3番 | 慈雲山 観音寺 龍山院 | 十一面観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 上尾市上 | |
4番 | 小室山 松福寺 | 如意輪観世音菩薩 | 曹洞宗 | 北足立郡伊奈町小室 | |
5番 | 福王山 金剛院 清光寺 | 聖観世音菩薩 | 天台宗 | 北足立郡伊奈町小室 | 小室観音 |
6番 | 大悲山 観音寺 | 聖観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 北足立郡伊奈町大針 | お堂のみ、縁起は一切不明 |
7番 | 三仏堂(法界山 薬師寺) | 聖観世音菩薩 | 真言宗 | 桶川市小針領家 | |
8番 | 慈眼山 正法院 | 十一面観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 久喜市菖蒲町上栢間 | 関東88霊場 |
9番 | 清涼山 大智寺 文殊院 | 馬頭観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 鴻巣市常光 | 廃寺、個人管理 |
10番 | 氷川山 璃理光寺 東光院 | 上品上生観世音菩薩 | 真言宗 | 桶川市加納 | 廃寺 |
11番 | 加藤邸(観音寺) | 十一面観世音菩薩 | 真言宗 | 北本市中丸 | 個人宅内 |
12番 | 如意寺(常楽寺) | 如意輪観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 北本市古市場1丁目 | 個人管理 |
13番 | 殿林山 金蔵寺 寿命院 | 聖観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 北本市深井4丁目 | |
14番 | 深井邸(封馬山 深井寺) | 十一面観世音菩薩 | 鴻巣市宮地3丁目 | 廃寺、観音像は行方不明、個人宅 | |
15番 | 愛宕山 地蔵院 妙楽寺 | 馬頭観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 鴻巣市原馬室 | |
16番 | 高尾山 観音院 妙音寺 | 十一面観世音菩薩 | 浄土宗 | 北本市高尾6丁目 | お堂のみ |
17番 | 荒井観音堂(千手山 慈眼院 隻徳寺) | 千手観世音菩薩 | 天台宗 | 北本市荒井1丁目 | みそ観音堂 |
18番 | 諏訪山 無量院 普門寺 | 聖観世音菩薩 | 天台宗 | 桶川市川田谷 | 廃寺 |
19番 | 福聚山 無量院 | 聖観世音菩薩 | 桶川市川田谷 | ||
20番 | 瑞露山 藤波寺 密厳院 | 如意輪観世音菩薩 | 臨済宗円覚寺派 | 上尾市藤波2丁目 | 円覚寺100観音、個人管理 |
21番 | 補處山 金剛寺 弥勒院 | 十一面観世音菩薩 | 天台宗 | 桶川市川田谷 | 桶川市大字川田谷の泉福寺管理 |
22番 | 西光寺 観音堂 | 十一面観世音菩薩 | 時宗 | 桶川市川田谷 | 廃寺、地域の集会所 |
23番 | 樋詰寺 観音院 | 准胝観世音菩薩 | 桶川市川田谷 | 観音像は盗難で行方不明 | |
24番 | 岩殿山 西福寺 照明院 | 聖観世音菩薩 | 真言宗 | 上尾市小敷谷 | 廃寺 |
25番 | 小泉観音堂(小泉寺 大悲庵) | 十一面観世音菩薩 | 上尾市小泉 | お堂のみ | |
26番 | 谷津観音堂(福寿山 皆応寺) | 十一面観世音菩薩 | 真言宗 | 上尾市谷津2丁目 | 廃寺、地域管理 |
27番 | 大谷観音堂(安養山 千光寺) | 十一面観世音菩薩 | 真言宗 | 上尾市大谷本郷 | 地域管理 |
28番 | 狐峯山 宝池院 馬蹄寺 | 馬頭観世音菩薩 | 浄土宗 | 上尾市平方 | |
29番 | 木栄山 慈眼院 観音寺 | 正観世音菩薩 | 天台宗 | さいたま市西区高木 | さいたま市西区指扇の福生寺管理 |
30番 | 大龍山 清河寺 | 千手観世音菩薩 | 臨済宗円覚寺派 | さいたま市西区清河寺 | |
31番 | 妙光寺(薬王山 善見院 日光寺) | 十一面観世音菩薩 | 天台宗 | さいたま市西区指扇 | |
32番 | 普光山 浄蓮華院 慈眼寺 | 千手観世音菩薩 | 天台宗 | さいたま市西区水判土 | 水波田観音、関東108地蔵 |
33番 | 楽邦山 満福寺 | 聖観世音菩薩 | 真言宗智山派 | さいたま市北区日進町 | 足立坂東33観音・南部、北足立88霊場 |
札番 | 御詠歌 |
1番 | 日出るや 月は入り江の 谷深く 大悲の御影 灼なりけり |
2番 | 昔より 誰が言い初めし 桶川の 漏らさで救う 観世音とは |
3番 | 上村に 光輝く 慈悲の龍 甘露の雨を 注ぎぬるかな |
4番 | 小室山 待つ福寺ぞ 賑かむ 居なりに照らす 観世音なり |
5番 | こがい戸を 開いて聞けば 妙音の 清光寺に 響きこそすれ |
6番 | 大針に 有為の病の 根を断つも この御仏の 誓いなりけり |
7番 | 有り難や 領家は慈悲の 観世音 誓いを垂れし 住処なりけり |
8番 | 風ならす 森の音かや 真言なる 御法の寺の 観世音なり |
9番 | 我人を 救う香ぞ する常香の 煙の導き 大悲とぞ知る |
10番 | 上品の 花の台に 叶うには 瑠璃の光の 御影にぞよる |
11番 | 有り難や 自他の迷いの 角菱も 中丸かれと 祈る御仏 |
12番 | 常楽の 花ぞ開くる 如意輪の 誓いは後の 身こそ頼もし |
13番 | 繰るからに 長き寿命を 汲み添えん 深井の水の あらん限りは |
14番 | あら尊と 神の宿りの 宮地にて 長き闇路を 照らしぬるかな |
15番 | 分け登る 峯は松風 谷は瀧 音ぞ涼しき 泉川かな |
16番 | 春は花 秋は紅葉の 高尾山 いつも絶えせぬ 深き谷川 |
17番 | 汲みて知る 誓い荒井の 観世音 心も身をも 洗い清むる |
18番 | 不思議やな 普門示現の 法の花 実となる後の 種ぞ頼もし |
19番 | 松竹の 内は大悲の 千代をのぶ 後の世かけて 守り給えや |
20番 | 有り難や 藤の葛に 波の音 大悲の誓い 頼もしきかな |
21番 | 迷い来や 路の指南を 頼りにて いさがや戸をば 開きぬるかな |
22番 | 花も実も はびこり栄う 東光寺 二世安楽と 願う我が身を |
23番 | 岸を打つ 波の響きか 法の音 ひの詰め寺に 聞くぞ嬉しや |
24番 | 有為の山 今日は越し来や 嬉しきも 皆観音の 誓いなりけり |
25番 | 小泉の 湧いて流るる 大悲水 迷いの閼伽を 濯ぎこそすれ |
26番 | 遥々と 巡り来たりし 皆応の 寺の御法に 逢うやこの旅 |
27番 | 悟れただ 生まれ出でたる 本郷は 余所にはあらじ 阿字の故郷 |
28番 | 大悲こそ 平方寄りて 普現時に 御影を垂れて 民を導く |
29番 | 叢雨を 慈悲木の下に 雨宿り 御影を頼む 四方の旅人 |
30番 | 浄潔き 清河寺の 流れこそ 汲みて涼しき 功徳なりけり |
31番 | 智慧の日は 光輝き下郷を ただひたすらに 照らし給えや |
32番 | 閼伽取れば 身は水波田に 潤うて 示現の御手の 導きぞ待つ |
33番 | 千早ふる 大悲の縁に 逢うみやの 寺に参るも 後の世のため |