札所数 | 134(番号付き札所:133 客番・番外札所:1) |
別称 | 妻在百三十三観音霊場 |
関連霊場 | 美佐嶋三十四観音霊場、倉俣三十三観音霊場、大井平三十三観音霊場、吉田三十三観音霊場 |
公式情報・事務局 | |
御開帳情報 | |
開創年・開創者 | 元禄4(1691)年 鳳仙和尚 |
縁起・由緒・開創経緯 | |
備考 |
・新潟県十日町市を中心とした、妻有地域の観音菩薩巡拝霊場となる。 ・元々は4つの観音霊場だったが、開創とされる元禄4年、鳳仙和尚によってそれらが統合されて、この観音霊場が誕生した。 ・戦後に結番札所が加わって全134札所となったが、名称は133のままが一般的のようである。 ・名称は完全に統一されていないので、現在の妻有の表記も、古い妻在の表記も、いずれも目にすることが出来る。 ・山間部かつ豪雪地帯であるため、お参りするには時期を選ぶ必要がある。 ・多くが無人の札所であり、霊場としては廃れているといった現状である。 ・観音菩薩の巡拝霊場ではあるが、観音様が現存しない札所もある。 ・集落のお堂が札所の場合、集落そのものが廃村となっていることもあり、個人での参拝は困難である。 ・それらに伴い、地域の集会所や公民館などに遷されて祀られているケースも多い。 ・よって、当然のことながら御朱印は揃わない。 |
情報掲載日・更新日 | 公開:2020年07月01日 更新:2020年07月01日 |
札番 | 山・院・寺号 | 御本尊・霊場御本尊 | 宗派 | 住所 | 備考 |
1番 | 瀧沢山 智泉寺 | 十一面千手観世音菩薩 | 曹洞宗 | 十日町市昭和町3丁目24 | |
2番 | 智海山 水月寺 | 十一面観世音菩薩 | 曹洞宗 | 十日町市西寺町17-1 | 日和乞い観世音、1番の管理 |
3番 | 栽松庵 | 馬頭観世音菩薩 | 曹洞宗 | 十日町市高山331 | 地域管理、1番の末庵 |
4番 | 仙月山 常楽庵 | 十一面観世音菩薩(聖観世音菩薩) | 曹洞宗 | 十日町市山本町2丁目 | 常楽会館、1番の末庵 |
5番 | 吉沢山 正念寺 | 聖観世音菩薩 | 真宗大谷派 | 十日町市神明町387-5 | |
6番 | 聖衆院 | 聖観世音菩薩 | 時宗 | 十日町市水野町388 | 7番の管理 |
7番 | 放光山 引接院 来迎寺 | 聖観世音菩薩 | 時宗 | 十日町市川原町823 | |
8番 | 江道観音堂 | 聖観世音菩薩 | 十日町市江道 | ||
9番 | 露池観音堂 | 子安観世音菩薩 | 十日町市津池 | 津池集会所 | |
10番 | 赤倉観音堂 | 千手観世音菩薩 | 十日町市赤倉 | 十二社神社の境内 | |
11番 | 大池観音堂 | 如意輪観世音菩薩 | (大池) | 廃寺、7番に移動 | |
12番 | 菅沼観音堂 | 千手観世音菩薩 | 十日町市菅沼 | ||
13番 | 落之水観音堂 | 准胝観世音菩薩 | 十日町市八箇戊386 | ||
14番 | 椌木観音堂 | 聖観世音菩薩 | 十日町市八箇辛815 | ||
15番 | 長里観音堂 | 如意輪観世音菩薩 | 十日町市八箇庚 | ||
16番 | 笹之沢観音堂 | 聖観世音菩薩 | 十日町市八箇丙 | ||
17番 | 田麦観音堂 | 聖観世音菩薩 | 十日町市田麦887 | 熊野神社に隣接 | |
18番 | 中出山観音堂 | 聖観世音菩薩 | 十日町市二ツ屋狢田 | 個人宅内 | |
19番 | 二ツ屋観音堂 | 聖観世音菩薩 | 十日町市二ツ屋798付近 | 消防団器具置き場裏手 | |
20番 | 志賀寺 阿弥陀堂 | 観世音菩薩 | 十日町市麻畑644 | ||
21番 | 川治十王堂 | 地蔵菩薩 | 十日町市川治3353 | ||
22番 | 塚原観音堂(観音寺) | 千手観世音菩薩 | 十日町市川治992-8 | 墓地内のお堂 | |
23番 | 琵琶懸観音堂 | 琵琶懸観世音菩薩 | 十日町市城之古1022 | 琵琶懸城の跡地、神明宮の西 | |
24番 | 小黒沢地蔵堂 | 地蔵菩薩 | 十日町市小黒沢195 | 墓地内のお堂 | |
25番 | 大沢山 慈雲寺 | 十一面観世音菩薩 | 曹洞宗 | 十日町市大黒沢1866 | |
26番 | 伊達十王堂 | 延命観世音菩薩 | 十日町市伊達甲235 | ||
27番 | 牧脇観音堂(龍王島観音堂) | 聖観世音菩薩 | 十日町市新宮甲1150 | ||
28番 | 吉祥山 観泉院 | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗通幻派 | 十日町市馬場戊112 | |
29番 | 野中観音堂 | 正観世音菩薩 | 十日町市新宮甲2561 | 十二社神社の参道脇 | |
30番 | 市ノ沢観音堂 | 地蔵菩薩 | 十日町市馬場壬848 | ||
31番 | 太田島観音堂 | 如意輪観世音菩薩 | 十日町市馬場916 | 太田島公会堂の敷地内 | |
32番 | 馬坂観音堂 | 馬頭観世音菩薩 | 十日町市馬場丙 | 小牧神社東の林道途中 | |
33番 | 馬場観音堂 | 十一面観世音菩薩 | 十日町市馬場乙583 | 墓地内 | |
34番 | 水沢観音堂 | 聖観世音菩薩 | 十日町市馬場甲 | 墓地内 | |
35番 | 広河山 泉龍寺 | 十一面観世音菩薩 | 曹洞宗 | 十日町市如来寺甲1961 | |
36番 | 白羽毛観音堂 | 聖観世音菩薩 | 十日町市白羽毛辰352 | 白羽毛バス停前 | |
37番 | 倉下観音堂 | 聖観世音菩薩 | 十日町市倉下320 | ||
38番 | 角間観音堂 | 聖観世音菩薩 | 十日町市角間未1056 | 角間のねじり杉 | |
39番 | 清田山観音堂 | 聖観世音菩薩 | 十日町市清田山己1120 | ||
40番 | 田代観音堂 | 十一面観世音菩薩 | 十日町市田代1222 | 田代バス停前 | |
41番 | 重地観音堂 | 聖観世音菩薩 | 十日町市重地丁 | 重地公民館の脇 | |
42番 | 草玉山 東光寺 | 十一面観世音菩薩 | 曹洞宗 | 十日町市倉俣甲1451 | 立木観音、魚沼33観音 |
43番 | 堂平観音堂 | 聖観世音菩薩 | 中魚沼郡津南町中深見 | 堂平遺跡 | |
44番 | 源内山観音堂 | 十一面観世音菩薩 | 中魚沼郡津南町中深見戌 | 源内山バス停西の畑内 | |
45番 | 見玉観音堂 | 十一面観世音菩薩 | 中魚沼郡津南町秋成9725 | ||
46番 | 陀屋観音堂 | 聖観世音菩薩 | (陀屋) | 47番に移動 | |
47番 | 中深見観音堂 | 聖観世音菩薩 | 中魚沼郡津南町中深見甲2143 | ||
48番 | 深見山 龍源寺 | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 中魚沼郡津南町中深見乙1118 | |
49番 | 船秀山 大龍院 | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 中魚沼郡津南町中深見乙1188 | |
50番 | 松原観音堂 | 十一面千手観世音菩薩 | 中魚沼郡津南町中深見乙965 | ||
51番 | 下船渡観音堂 | 十一面観世音菩薩 | 中魚沼郡津南町下船渡丁甲1170 | 下船渡本村公民館 | |
52番 | 大沢山 龍昌寺 | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 中魚沼郡津南町芦ケ崎甲1836 | |
53番 | 西ノ堂 | 聖観世音菩薩 | (西) | 52番に移動 | |
54番 | 小下里観音堂 | 聖観世音菩薩 | 中魚沼郡津南町芦ケ崎 | 田中橋の脇 | |
55番 | 赤沢観音堂 | 聖観世音菩薩 | 中魚沼郡津南町赤沢3063 | ||
56番 | 谷内観音堂 | 聖観世音菩薩 | 中魚沼郡郡津南町谷内1213 | 谷内公民館 | |
57番 | 杉本観音堂(熊野神社) | 十一面観世音菩薩 | 中魚沼郡津南町谷内1164 | ||
58番 | 相吉観音堂 | 聖観世音菩薩 | 中魚沼郡津南町谷内3176-3 | 相吉公民館、相吉バス停前 | |
59番 | 中子観音堂 | 聖観世音菩薩 | 中魚沼郡津南町上郷子種新田1870 | 中子集落センター隣接 | |
60番 | 日出山観音堂 | 十一面観世音菩薩 | 中魚沼郡津南町結東巳40 | ||
61番 | 岩戸洞窟観音 | 観世音菩薩 | 中魚沼郡津南町上郷宮野原 | 洞窟内の石仏 | |
62番 | 加用観音堂 | 十一面観世音菩薩 | 中魚沼郡津南町上郷宮野原5850 | 加用集落開発センター内 | |
63番 | 新屋観音堂 | 千手観世音菩薩 | 中魚沼郡津南町下船渡丁甲1170 | 51番の下船渡本村公民館へ | |
64番 | 小池地蔵堂 | 観世音菩薩 | 中魚沼郡津南町上郷宮野原4031付近 | 県道238号線沿い、墓地に隣接 | |
65番 | 朴木沢薬師堂 | 薬師如来・聖観世音菩薩 | 中魚沼郡津南町上郷宮野原3028 | ||
66番 | 般若院 | 三十三体観世音菩薩 | 本山修験宗 | 中魚沼郡津南町上郷宮野原1106 | |
67番 | 亀岡観音堂 | 聖観世音菩薩 | 中魚沼郡津南町上郷大井平3552 | 亀岡集落センター内 | |
68番 | 太平山 善福寺 | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 中魚沼郡津南町上郷大井平2740 | |
69番 | 峯観音堂(峰の観音) | 聖観世音菩薩 | 中魚沼郡津南町上郷大井平2136付近 | ||
70番 | 子種観音堂 | 馬頭観世音菩薩 | 中魚沼郡津南町上郷子種新田395-1 | ||
71番 | 羽倉観音堂 | 聖観世音菩薩 | 中魚沼郡津南町上郷寺石戊1174 | 安産子授け観音 | |
72番 | 八幡山 吉祥寺 | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 中魚沼郡津南町上郷寺石丙1300 | |
73番 | 足滝観音堂 | 聖観世音菩薩 | 中魚沼郡津南町上郷寺石甲622 | 足滝集落センター内 | |
74番 | 穴山観音堂 | 聖観世音菩薩 | 中魚沼郡津南町上郷寺石乙361-1 | 穴山集落開発センター内 | |
75番 | 凍氷山 久昌寺 | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 中魚沼郡津南町外丸丁128 | |
76番 | 善玖院 | 観世音菩薩 | 曹洞宗 | 中魚沼郡津南町外丸丙1727 | |
77番 | 善玖院 | 千手観世音菩薩 | 曹洞宗 | 中魚沼郡津南町外丸丙1727 | |
78番 | 鹿渡観音堂 | 聖観世音菩薩 | 中魚沼郡津南町三箇甲1143-4 | ||
79番 | 善玖院 | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 中魚沼郡津南町外丸丙1727 | 照観音 |
80番 | 宮中観音堂 | 聖観世音菩薩 | 十日町市宮中己196 | ||
81番 | 堀之内阿弥陀堂 | 観世音菩薩 | 十日町市堀之内戊1135 | ||
82番 | 福聚山 慈眼寺 | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 十日町市本屋敷丁739 | |
83番 | 安養寺 円通庵 | 聖観世音菩薩 | 十日町市安養寺285-1 | ||
84番 | 願王庵 | 千手観世音菩薩 | 十日町市姿2968 | ||
85番 | 鉢観音堂 | 聖観世音菩薩 | 十日町市真田1693 | 鉢ふるさと会館内 | |
86番 | 高嶋観音堂 | 聖観世音菩薩 | (高嶋) | 87番に移動 | |
87番 | 龍沢山 長楽寺 | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 十日町市高島1724 | |
88番 | 玉重山 東光寺 | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 十日町市南鐙坂1490-1 | |
89番 | 田中観音堂 | 聖観世音菩薩 | 十日町市南鐙坂1650付近 | 南鐙坂公民館の西 | |
90番 | 水沢山 宝泉寺 | 釈迦牟尼仏 | 曹洞宗 | 十日町市小泉1051 | |
91番 | 不動寺 | 十一面観世音菩薩 | 天台宗 | 十日町市水口沢51 | |
92番 | 龍雲山 長福寺 | 釈迦如来 | 曹洞宗 | 十日町市中屋敷1168 | |
93番 | 松林山 相国寺 | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 十日町市室島乙998 | |
94番 | 藤沢観音堂 | 釈迦牟尼仏 | 十日町市藤沢庚844 | 熊野神社の近く、元小学校校舎 | |
95番 | 岩瀬観音堂 | 馬頭観世音菩薩 | 十日町市岩瀬子1538 | 個人宅内 | |
96番 | 赤城山 清龍寺 | 千手観世音菩薩 | 曹洞宗 | 十日町市霜条591 | |
97番 | 山田観音堂 | 聖観世音菩薩 | (山田) | 96番に移動 | |
98番 | 鶴吉地蔵堂 | 地蔵菩薩 | 十日町市鶴吉182 | 墓地入り口の小堂 | |
99番 | 積雲山 長安寺 | 千手観世音菩薩 | 曹洞宗 | 十日町市上野甲2941-3 | |
100番 | 上野観音堂(宗祐庵) | 十一面千手観世音菩薩 | 十日町市上野甲1045 | 個人宅内 | |
101番 | 白雲山 長徳寺 | 千手観世音菩薩 | 曹洞宗 | 十日町市友重乙170 | 越後33観音 |
102番 | 三領釈迦堂 | 釈迦牟尼仏・聖観世音菩薩 | 十日町市三領567 | 十二神社の隣 | |
103番 | 仁田観音堂 | 阿弥陀如来 | 十日町市仁田2598 | 熊野神社の社殿内 | |
104番 | 如意庵 | 如意輪観世音菩薩 | 曹洞宗 | 十日町市仁田2422 | 廃寺、仁田公民館内 |
105番 | 清浄庵 地蔵堂 | 地蔵菩薩・聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 十日町市野口492 | |
106番 | 宝慶山 円蔵寺 | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 小千谷市真人町乙661-1 | 泡観音、魚沼33観音 |
107番 | 源藤山観音堂 | 聖観世音菩薩 | 小千谷市真人町甲1808 | 交差点のお堂 | |
108番 | 白雲山 正応寺 | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 小千谷市真人町戊3049 | 山門内 |
109番 | 芹久保観音堂 | 聖観世音菩薩 | 小千谷市真人町戊 | 芹久保集会所の北西600mくらい | |
110番 | 般若寺(大日堂) | 聖観世音菩薩 | 小千谷市真人町724 | ||
111番 | 池雲山 西岩寺 | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 小千谷市岩沢2034 | |
112番 | 岩沢山 不動寺 | 如意輪観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 小千谷市岩沢765 | 越後88霊場 |
113番 | 貴福山 真宗寺 | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 小千谷市川井53 | |
114番 | 駒形山 妙高寺 | 愛染明王 | 曹洞宗 | 小千谷市川井114 | |
115番 | 願入観音堂(十二社) | 観世音菩薩 | 十日町市東下組3149 | 十二社の境内 | |
116番 | 平観音堂 | 聖観世音菩薩 | 十日町市東下組1589 | ||
117番 | 鶴嶺山 広大寺 | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 十日町市下組3653 | 魚沼33観音 |
118番 | 下山観音堂 | 聖観世音菩薩 | (下山) | 117番に移動 | |
119番 | 観音寺 観音堂 | 聖観世音菩薩 | 十日町市下条4丁目809 | 墓地内のお堂 | |
120番 | 為永柳堂 | 聖観世音菩薩 | 十日町市下条4丁目832 | 山根集会所 | |
121番 | 原村観音堂 | 聖観世音菩薩 | 十日町市下条2丁目361 | 天満宮の境内 | |
122番 | 廿日城観音堂 | 聖観世音菩薩 | 十日町市下条2丁目55 | 廿日城集落開発センター向かい | |
123番 | 反目観音堂 | 聖観世音菩薩 | 十日町市下条2丁目853 | ||
124番 | 野頸観音堂 | 十一面観世音菩薩 | 十日町市下条1丁目613 | ||
125番 | 天滝寺 | 地蔵菩薩 | 天台宗寺門派 | 十日町市下条1丁目682 | 廃寺、個人宅内 |
126番 | 轟木観音堂 | 聖観世音菩薩 | 十日町市中条己146 | ||
127番 | 蕨平観音堂 | 聖観世音菩薩 | 十日町市新座乙1923 | 林の中 | |
128番 | 花水観音堂 | 馬頭観世音菩薩 | 十日町市中条乙808 | ||
129番 | 龍王山 長泉寺 | 十一面千手観世音菩薩 | 曹洞宗 | 十日町市中条乙3141 | |
130番 | 桂沢山 円通寺 | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 十日町市中条1022 | |
131番 | 尾崎観音堂 | 阿弥陀如来 | 十日町市尾崎222-1 | 尾崎集落開発センター | |
132番 | 真福寺 | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 十日町市新座甲798 | |
133番 | 両沢山 新座寺 大慶院 | 大日姥婆尊 | 天台宗寺門派 | 十日町市新座甲886 | |
結番 | 臨泉山 神宮寺 | 十一面千手観世音菩薩 | 曹洞宗 | 十日町市四日町1300 | 四日町観世音、魚沼33観音 |
札番 | 御詠歌 |
1番 | 補陀落や 岸打つ波は 智泉寺の 美佐嶋山に 響く瀧津瀬 |
2番 | 霞晴れ 水も波風 治まりて 月澄み渡る 中沢の庵 |
3番 | 登らねど 名は高山の 夕嵐 漏らさで悟れ 法の響きを |
4番 | 足曳の 山本巡る 折からに 覚束無しも よぶことりかな |
5番 | 月影の 諏訪の山辺に 澄みのぼり 蛍消え行く 古寺の沢 |
6番 | たのもしや 誠の時は 西よりも 弥陀の聖衆は 来たり迎へん |
7番 | 紫の 雲に仏の 来迎寺 参る心は 浄土なるらん |
8番 | 月も日も 霧立沢に 輝きて 筆に及ばぬ 絵堂寺かな |
9番 | 造り置く 罪も消へ行く 露池の 浮草軽ろき 身こそ安けれ |
10番 | もとよりも 紅葉の色は 赤倉の 誰染めねども 花に勝れり |
11番 | 大池なる 蓮の花に 置く露は さながら玉の 光なりけり |
12番 | 菅沼の 濁りに染まぬ 月影を 心の水に 映してや見ん |
13番 | 夜もすがら 玉を貫き 落ちる水 月や壊るる 軒の雫は |
14番 | 吾が願ふ 心の内は 虚木に 法の花咲く 頼もしの宮 |
15番 | 春過ぎて 梅も桜も 散り行けど 一人深山の 花の長里 |
16番 | 秋の日は 鹿の妻恋 笹の沢 逢ふ夜霰と 時雨待つらん |
17番 | 植えてみよ 夏の田麦に 秋の稲 法の種とて 実らぬはなし |
18番 | 妙なりや 法の蓮の 華筏 中出山より 渡る浮島 |
19番 | 玉の緒の 明日をも知らぬ 身ながらも まず二つ屋に 宿を借りの世 |
20番 | さざなみや 志賀寺浦を 尋ね来て 昔ながらの 白髭の山 |
21番 | 聞くなら苦 三途の川路 過ぎ行くと 思ふ心に 頼め仏を |
22番 | 無き人の 記しを尋ぬ 塚原の 草場の露や 涙なるらん |
23番 | 琵琶懸の 調べの声に 堪えずして 月に音信 かへるかりがね |
24番 | ほのぼのと 夜をも明石の 朝霧に 船押し浮かべ 漕艫沢かな |
25番 | 東雲の 大黒沢の 迷ひ路を 曇らで照らせ 山の端の月 |
26番 | 隔てなく 一味の雨は 注げども 柳は緑 花は紅 |
27番 | 後の世の 菩提の種を 蒔きの脇 花の台に 木の実なるらん |
28番 | 補陀落は 観泉院と 拝べし 瑠璃の玉水 流れ清さよ |
29番 | 憂かれただ 有呆間敷(ありはつまじき) 世の中に 心を留むる 身こそはかなし |
30番 | すずろにも 市野沢辺に 春の来て 錦をさらす 谷川の水 |
31番 | あな尊うと 法の誓ひに 逢うたじま 般若の船に 誰かもれなん |
32番 | 兼ねてより まさかの時を 頼み置く 無畏の力を 合わせたまへや |
33番 | 轡(くつばみ)を 心の駒に ゆるさずば 法の馬場にも 攻め入てみん |
34番 | 萬世の 願ひを納む 水沢の 巌の肩に 苔のむすまで |
35番 | 補陀落や 岸打つ波は 泉龍寺 倉俣山に 響く瀧津瀬 |
36番 | 罪咎を 拭う漆の 白羽毛に 心の垢は 残らざりけり |
37番 | 法の道 尋ね暮らした 我が心 清津の波に 身をやひたして |
38番 | 藻塩草 書く間もあらじ 吾が願ひ 後の世かけて 叶えたまへや |
39番 | 漏らさじと 花の色香を 清田山 月の光を なにと惜しまん |
40番 | 法の種 植へて耘ぎる 田代には 花咲き実なる 時ぞたのもし |
41番 | 重地より 仏になると 聞くからに 参る吾が身の たのもしきかな |
42番 | 東光の 万八千を 照らせしも 迷ひの闇を 晴らさんがため |
43番 | 朝日さし 夕日輝く 堂平 霧も霞も 晴るる山風 |
44番 | 風吹かば 其の日な咲そ 桜花 源内山に 散るはをしきに |
45番 | 皆人の 衣に着けし 見玉をば 知らでぞ迷ふ 六の巷に |
46番 | たやすくも 仮の宿りに 旅寝して 浮き世の夢を いつか見はてん |
47番 | 有漏地より 無漏地へ通ふ 中深見 漏らさで渡る 法の船かな |
48番 | 龍源の 玉をば得ても かへるべし きわめかたきは 祖師の心よ |
49番 | 大竜の 一味の雨は おしなべて 葉に随へて おける露かな |
50番 | 月の夜は 松原ばかり 闇夜にて 鹿の子混じりの 雪のむらぎえ |
51番 | 下船渡 御法の船に 棹さして 涅槃の岸に 到る嬉しや |
52番 | ものうきは 秋風渡る 芦ヶ崎 宿假の世の 夢を覚まして |
53番 | 極楽を 願ふ心に 運ぶなら 花の都は 西にこそあれ |
54番 | 一乗の 来る間に法の 身ならずは 我が子下がりて 迷ひこそせん |
55番 | 濁らねど 名は赤沢の 緑松 常の色は 風にこそあれ |
56番 | 糸桜 誰が爪音か 八千歳に 調べに通ふ 松風の声 |
57番 | 千歳経て 松杉本に 迷ひ来て 夢の憂き身に 仮の雨宿 |
58番 | 心だに 誠の道に 叶ひなば 法の誓ひに 誰も相吉 |
59番 | 我願ふ 蓮花化生の 台には 花の中子は 此の身なるべし |
60番 | 日出山の 霞みは花の 帆掛け舟 乗り得て渡る 鶯の声 |
61番 | 千磐破る 神の岩戸を 押し開き 高天原に 月日輝く |
62番 | ひと筋に 心を懸けて 通ふ堂 運ぶ歩みを 哀れみ給へ |
63番 | あらやさし 軒の玉水 結ばれて 仏のために 手向けとぞなる |
64番 | 天照らす 月の光の 影写り 小池の水は 鏡なりけり |
65番 | 月見むと 霞を払ふ 掃き沢 心にかかる 山の端もなし |
66番 | 宮の原 振り避け見れば 矢放ちの 船石藤の 花も盛りに |
67番 | 万世の 願ひを納さむ 亀が岡 幾千代かけて たのもしき哉 |
68番 | 補陀落や 岸打つ波は 善福寺 大井平にや 響く滝津瀬 |
69番 | 谷川に 峯の松風 通ふらん いつも絶えせぬ 法の響きや |
70番 | 父母の 恵みも深き 子種川 弘誓の船を 共に渡らん |
71番 | こことても 同じ雲いの 羽倉山 松風寒き 音和清水 |
72番 | 夏河や すべて久しき 寺石を 居ながら見るぞ 苔のむすまで |
73番 | 自ずから 立つ白波の 足滝や 法の誓ひも 深くなるらん |
74番 | つつがなく 先穴山を 過ぎにけり いともかしこき 旅の浦人 |
75番 | 朝日差す 小岡の山は 紅葉して 錦に包む 鏡なりけり |
76番 | 雁がねの 冬は越路に 帰へりきて 雪の白きを 住家とや成す |
77番 | 来てみれば 心も留まる 滝の水 浮世の塵を 洗い流して |
78番 | 急げ人 御法の船の 出でぬ間に 鹿渡り過ぎ 花の都へ |
79番 | 潔き 五障の雲も 晴れ行きて 月澄み渡る 阿寺井の水 |
80番 | 宮中の 神もあわれと 思ぼし召せ 浮世と知て 渡る浮き身を |
81番 | 山の端に 隠れし月の 現われて 普く照らす 堀の内まで |
82番 | もろこしに 長き齢を 保ちしも 慈眼福聚の 菊の下露 |
83番 | 目隠しに 植へて年経る 杉並も 安養界の 宝樹なるらん |
84番 | 吾が心 姿形の あるならば さぞや人目の 醜かるらん |
85番 | 鉢開く 僧をば思ふ 木のはしと 頭陀の玉鉾 印べなりけり |
86番 | 風吹けば おきつ白波 高嶋や 知らでぞ渡る 天のつり船 |
87番 | 長楽の 鐘の響きを 聞くときは 浮世の夢を 覚ましこそすれ |
88番 | 快く 駒の勇める 鐙坂 法の手縄の 引くに任せて |
89番 | 中々に 秋の田中の 仮初めも 仏の御名の 忘られもせず |
90番 | 小泉の 流れに清き 月影も 無刹不現の 姿なるらん |
91番 | ただ頼め 千手の誓ひ 聞く時は 萬の願ひ 叶はぬはなし |
92番 | 立ち出でて ここは烏の 羽黒山 雲に名残りの 思ひ河風 |
93番 | 法性の 室嶋なれど 渋海川 有為の波風 立たぬ間は無し |
94番 | 参るより 頼みをかくる 藤沢や 花の台に 紫の雲 |
95番 | 人心 夜の間に変わる 飛鳥川 渕は岩瀬と なるも夢の間 |
96番 | 青柳の 枝にかかれる 春雨は 糸以て貫る 玉かとぞ見る |
97番 | 山田守る 僧都に似たる 巡礼も 後世の為には たのもしきかな |
98番 | 雨宿を 借しつるよしの 優しさは 仮初めながら 千歳忘れし |
99番 | 長安の 都もなどか 楽しまぬ 五十年の夢の 枕なりけり |
100番 | 万世の 願ひを納む 上野寺 導きたまへ ひとつはちすに |
101番 | 補陀落や 岸打つ波は 長徳寺 吉田山にや 響く滝津瀬 |
102番 | 三両の 金を入れて 供養せよ 百味具足の 無きを求めて |
103番 | 仁田の沢 那智の御山を 移しきて 熊野の浦に 立つは白波 |
104番 | 小山辺に 聞くに北田の ほととぎす 我が古郷を 共に語らん |
105番 | 降り初めし 鹿子野口に 残るらん 衣更着弥生 雪の村消へ |
106番 | 位無き 真の人の 姿をば 見るやと問はば 何と答へん |
107番 | いつの世に 仏の宝 積みぬらん 源藤山に 見ゆる金倉 |
108番 | 若栃に 法の種をば 植へ置きて 花の紐解く 春風を待つ |
109番 | 芹窪に 宿鴈金の 帰へりなら 吾も都へ 文を寄せなん |
110番 | 願はくば 般若の船に 乗りを得て 千曲の波を すぐに渡らん |
111番 | 市の口 語るを聞けば 梓弓 放たぬ矢先 当たらぬはなし |
112番 | 細石 苔のむすまで 岩沢に つなぎて留めよ 法の御船を |
113番 | 旅衣 やつれ果てたる 姿をば 河井の水に 写してや見ん |
114番 | 執り繋なげ 離れて勇む 駒形を 躑躅が枝に 馬酔木花咲く |
115番 | 願ひ入る 仏の道を 訪ねれば 雲無く照らす 秋の夜の月 |
116番 | 何事も 心平らに 行くならば 祈らじとても 守り給はん |
117番 | たのむべし しめじが原の さしも草 慈悲広大の 誓ひ深きに |
118番 | 誰か来て 鏡を空に 投げ捨てん 下山の端に かかる月影 |
119番 | ひたすらに 頼みをかくる 観音寺 ただ慈悲喜捨の 誓ひ漏らすな |
120番 | 法のため 長く浮き世を 巡る身の 笠ともなれや 山影の庵 |
121番 | 鶯の 宿を尋て 北野なる 梅の匂ひを 原村にきく |
122番 | 出でしより 日数を積もる 廿日城 我が古郷の 今は恋ひしき |
123番 | 我が姿 剃目の見えぬ 着藻髪 心の内の 円くなれかし |
124番 | 乗り得ても 手縄ゆるすな 駒の頸 まだ野心は 忘れやらまじ |
125番 | 飛渡の その水上は 天の滝 心の垢を そそがぬはなし |
126番 | 雲の上 轟き渡る 雷(いかずち)も 施無畏の力 頼むぞと聞く |
127番 | 古への 伯夷叔斉 尋ねなば 蕨平に 分け入りてみよ |
128番 | 花水を 仏のために 結び置き 後の世までの 手向けとぞなす |
129番 | 水上は 何国なるらん 長泉寺 誓ひも深き 谷河の水 |
130番 | そのかみも 幾世経ぬらん 円通寺 吾が大君の 御名を留めて |
131番 | ありがたや 十九の法の 浅からぬ 山の尾崎を 巡る河瀬は |
132番 | 危うさは 浮世を渡る 乱れ橋 踏み外しなば 浮かむ瀬もなし |
133番 | 万世の 願ひを納さむ 新座寺 枯れたる木にも 梅や花咲く |
結番 | 補陀洛や 誓ひも深き 法の庭 石に小金の 花の咲くまで |