★但馬西国三十三ヶ所観音霊場

札所数 33(番号付き札所:33  客番・番外札所:0)
別称  
関連霊場  
公式情報・事務局  
御開帳情報  
開創年・開創者 至徳元年(1384年) 清興法印
縁起・由緒・開創経緯  
備考

・但馬地方に札所が点在する観音菩薩の巡拝霊場。

・西国三十三観音霊場の写し霊場になる。

・開創者とされる清興法印は、城崎温泉寺の中興とされる人物。

・霊場専用の御朱印帳(宝印帳)が用意されている。

・「但馬西国三十三ヶ所霊場復興促進有志会」によるガイドブックがある。ただし、一般販売はしていない。

・現在は、廃寺や無住となった札所が多く、他寺管理になっているケースも目立つ。

情報掲載日・更新日 公開:2019年04月05日  更新:2019年09月03日

 

札番 山・院・寺号 霊場御本尊 宗派 住所 備考
1番 日前山 進美寺 聖観世音菩薩 天台宗 兵庫県豊岡市日高町日置558 里坊(日高町赤崎558)
2番 応峯山 総持寺 十一面千手観世音菩薩 高野山真言宗 兵庫県豊岡市出石町宮内1734  
3番 智光山 金剛寺 如意輪観世音菩薩 高野山真言宗 兵庫県豊岡市金剛寺489  
4番 久持山 比曽寺 聖観世音菩薩 高野山真言宗 兵庫県豊岡市日高町頃垣554  
5番 志貴山 観音寺 十一面観世音菩薩 天台宗 兵庫県豊岡市日高町観音寺746  
6番 法華山 明禅寺 聖観世音菩薩 曹洞宗 兵庫県豊岡市日高町森山92  
7番 新宮山 本浄院 満福寺 千手観世音菩薩 高野山真言宗 兵庫県養父市十二所724 但馬高野山
8番 八城山 神光寺 千手観世音菩薩 曹洞宗 兵庫県養父市上野421  
9番 清滝山 泉光寺 馬頭観世音菩薩 臨済宗妙心寺派 兵庫県養父市大薮495  
10番 神光山 仲山寺 聖観世音菩薩 (浄土宗) 兵庫県朝来市和田山町高田1 観音堂のみ、浄安寺(高田39)の管理
11番 大倉山 観音寺 十一面観世音菩薩 浄土宗 兵庫県朝来市和田山町岡380 16番の管理
12番 東見寺 聖観世音菩薩 (浄土宗) 兵庫県朝来市和田山町土田1265 観音堂のみ、無量寺(土田949)の管理
13番 法瀧山 延命寺 十一面観世音菩薩 高野山真言宗 兵庫県朝来市和田山町林垣1400 随泉寺の境内
14番 金光山 徳林寺 十一面観世音菩薩 臨済宗妙心寺派 兵庫県朝来市和田山町竹ノ内846  
15番 新岡山 七宝寺 千手観世音菩薩 臨済宗妙心寺派 兵庫県朝来市和田山町高生田178 光福寺(和田山町寺内346)の管理
16番 昌利山 護念寺 聖観世音菩薩 浄土宗西山禅林寺派 兵庫県朝来市和田山町玉置5  
17番 察王山 龍源院 如意輪観世音菩薩 臨済宗妙心寺派 兵庫県朝来市山東町塩田449 国清寺(野間129)の管理
18番 比叡山 鹿園寺 聖観世音菩薩 高野山真言宗 兵庫県朝来市山東町粟鹿1788 楽音寺(楽音寺579)の管理
19番 宝平山 大林寺 千手観世音菩薩   兵庫県朝来市山東町迫間 観音堂のみ
20番 吉祥山 観音寺 聖観世音菩薩 臨済宗妙心寺派 兵庫県朝来市和田山町竹田1193  
21番 南面山 高峰寺 馬頭観世音菩薩 高野山真言宗 兵庫県朝来市物部448  
22番 岩尾山 鷲原寺 千手観世音菩薩 高野山真言宗 兵庫県朝来市岩津1441  
23番 龍上山 延応寺 十一面観世音菩薩 高野山真言宗 兵庫県朝来市生野町口銀谷83-1 播磨西国33観音
24番 宝沾山 深高寺 如意輪観世音菩薩 日蓮宗 兵庫県朝来市佐嚢1278  
25番 妙応山 円通寺 聖観世音菩薩 臨済宗妙心寺派 兵庫県養父市能座520  
26番 大杉山 大福寺 十一面観世音菩薩 (高野山真言宗) 兵庫県養父市大屋町大杉865 二ノ宮神社の境内、山路寺(山路216)の管理
27番 極楽山 西方寺 聖観世音菩薩 高野山真言宗 兵庫県養父市八鹿町上八木2819  
28番 守仁山 今瀧寺 聖観世音菩薩 高野山真言宗 兵庫県養父市八鹿町今滝寺155 満福寺(十二所724)の管理
29番 観音山 相応峰寺 十一面観世音菩薩 天台宗 兵庫県美方郡新温泉町清富589  
30番 亀居山 大乗寺 聖観世音菩薩 高野山真言宗 兵庫県美方郡香美町香住区森860 応挙寺、西国49薬師
31番 峰山 蓮華寺 聖観世音菩薩 高野山真言宗 兵庫県豊岡市竹野町轟366 木月寺、但馬7花寺、但馬7弁天
32番 荊木山 観音寺 十一面観世音菩薩 高野山真言宗 兵庫県豊岡市竹野町羽入226 観音堂のみ、両界院・金亀院の管理
33番 末代山 温泉寺 十一面観世音菩薩 高野山真言宗 兵庫県豊岡市城崎町湯島985-2  

 

札番 御詠歌
1番 君が代を 祈る心は 進美山 高き誓いの 影を仰ぎて
2番 後の世を 思いいずしの 夕暮れに 心を澄ます 総持寺の鐘
3番 捨てて尚を 結ぶ縁や やわらぐる 智恵の光を 塵に交えて
4番 法の華 開きそめにし 昔より 久しく保つ 山ぞ貴き
5番 千里ある 道の仏の 志し 貴きからには わけざらめやは
6番 あきらけく 静かなる夜の 月影に この世からさえ 迷えるは無し
7番 この世には 幸い満ちて 後の世は 罪も軽べと 祈らぬは無し
8番 暗くとも さしも迷わじ さしもぐさ 神の光の あらん限りは
9番 参るから ふりし井筒の 濁りまで すすぎやたてん 清滝の山
10番 踏み分けし 道はふりしを 縁あれ またしるべする 仲山の寺
11番 出づるから 入るまで清き 月影に 大倉山も しるべありける
12番 はじめては 高き山路を 照らすなり 東に見ゆる 月の夕影
13番 程遠き その暁も 待ちて見ん 命を延ぶる 寺に住む身は
14番 露霜は おくとも知らぬ ときになり 徳や林の 如くなるらん
15番 頼むなり 新岡山の 七宝寺 むときむときの 後世の勤め
16番 今ぞ得ん 衣のうちの 玉置村 まさる利生を 誰も頼みて
17番 幾千代も 経んぞ嬉しき 音に聞き 椿の水を 結ぶしるべに
18番 伏し拝む 心の裏も 鹿園寺 すぐに導く 法の誓いに
19番 誓いにや げにみどりごの 宝をも 等しく賜う しづのめまでに
20番 百年も 歩み運ばん やまのなの 良き幸いを 受くるその身は
21番 おしなべて 聞かば低きの 罪あらじ 高き峰より 落つる鐘の音
22番 哀れみは ちえにかさなき 岩屋山 ひとえに楽しむ 人のためにて
23番 参りては この身ながらも 極楽の 内山寺の 心地こそすれ
24番 慈悲深く 誓いも高き 御法こそ 天と等しき 心なるらん
25番 隔てなき 後の心や 円通の ひとつに澄める 寺川の水
26番 遥々と 参る心も すぐなれや 大杉山の 陰によるみは
27番 川波や 声うちそろう 松風の 琴弾山の 手向けなるらん
28番 観音も 阿弥陀も同じ 導きに 心をすすぐ 鹿八の滝
29番 後の世も 今は頼まん ふたがたの こおりにくさの まくらしつつも
30番 縁ある なきももらさぬ 大乗の 御法に誰か もりむらの郷
31番 法の輪も 今動くらし 峰山に 響き渡りて 轟の村
32番 いただきし かみはおどろに なるまでも 常に詣でん 荊木の山
33番-1 君が代や 栄ゆく末の 代々までも 湧きてぞ祈る 湯の島の寺
33番-2 頼むべし なを末の世の さしもぐさ 大悲の誓ひ あらん限りは
33番-3 これもまた 親とたのみし 笈摺を 脱ぎて重むる この寺の庭