札所数 | 33(番号付き札所:33 客番・番外札所:0) |
別称 | 南魚沼三十三ヶ所観音霊場 |
関連霊場 | |
公式情報・事務局 | |
御開帳情報 | |
開創年・開創者 | 1623~1651年 |
縁起・由緒・開創経緯 | |
備考 |
・新潟県中越エリア、かつて上田庄と呼ばれた南魚沼市や南魚沼郡に札所が点在する観音菩薩の巡拝霊場。 ・開創の説として、徳川三代家光の頃とあるので、その辺りかと推定。 ・開創者は、その当時の雲洞庵の御禅様による、とされている。 ・お堂のみの札所がメインであり、霊場としては管理されていないし、まとめ役寺院もない。 ・霊場名の入った石碑が残る札所もある。 ・ただし、統一された案内板などはなく、霊場として維持、継承されているとは言い難いのが実情のようだ。 ・個人宅で管理されているケースも複数あって、拝観自体が不可のところもある。 |
情報掲載日・更新日 | 公開:2019年12月17日 更新:2023年07月26日 |
札番 | 山・院・寺号 | 霊場御本尊 | 宗派 | 住所 | 備考 |
1番 | 金城山 雲洞庵 | 千手観世音菩薩 | 曹洞宗 | 南魚沼市雲洞660 | |
2番 | 金城山 雲洞庵 | 乳母観世音菩薩 | 曹洞宗 | 南魚沼市雲洞660 | |
3番 | 関甚左エ門家 | 聖観世音菩薩 | 南魚沼市下大月 | 個人宅管理 | |
4番 | 福聚山 養智院 | 正観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 南魚沼市西泉田543 | 越後88霊場、魚沼33観音 |
5番 | 水龍山 槻岡寺 | 千手観世音菩薩 | 曹洞宗 | 南魚沼市長崎1421 | |
6番 | 西光寺 | 聖観世音菩薩 | 南魚沼市滝谷398 | 個人宅管理 | |
7番 | 鬼伏山 龍泉院 | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 南魚沼市大木六689 | |
8番 | 観音堂 | 正観世音菩薩 | 南魚沼市徳田新田 | 墓地内のお堂 | |
9番 | 観音堂 | 十一面観世音菩薩 | 南魚沼市仙石 | ||
10番 | 観音堂 | 正観世音菩薩 | 南魚沼市舞子 | ||
11番 | 金城山 雲洞庵 | 百体観世音菩薩 | 曹洞宗 | 南魚沼市雲洞660 | |
12番 | 白石山 宝珠庵 | 聖観世音菩薩 | 臨済宗円覚寺派 | 南魚沼郡湯沢町神立291 | |
13番 | 方丈山 瑞祥庵 | 十一面観世音菩薩 | 曹洞宗 | 南魚沼郡湯沢町土樽4595 | |
14番 | 観音堂 | 聖観世音菩薩 | 南魚沼郡湯沢町三俣八木沢 | ||
15番 | 観音堂 | 聖観世音菩薩 | 南魚沼郡湯沢町三俣 | ||
16番 | 観音堂 | 聖観世音菩薩 | 南魚沼郡湯沢町湯沢2249 | 江神貯湯槽の裏、樋口堂 | |
17番 | 薬師堂 | 聖観世音菩薩 | 南魚沼郡湯沢町湯沢923 | 湯元薬師堂 | |
18番 | 東之木観音堂 | 聖観世音菩薩 | 南魚沼市君沢373 | ||
19番 | 観音堂 | 三十三体観世音菩薩 | 南魚沼市大沢 | ||
20番 | 観音堂 | 聖観世音菩薩 | 南魚沼市南田中 | ||
21番 | 観音堂 | 聖観世音菩薩 | 南魚沼市中495 | 墓地内のお堂 | |
22番 | 弘誓山 泉盛寺 | 聖観世音菩薩 | 真言宗豊山派 | 南魚沼市泉盛寺1333 | 越後88霊場 |
23番 | 養桂山 徳昌寺 | 聖観世音菩薩 | 臨済宗円覚寺派 | 南魚沼市塩沢185 | 円覚寺100観音 |
24番 | 観音堂 | 聖観世音菩薩 | 南魚沼市島新田 | ||
25番 | 翠竹山 福昌寺 | 聖観世音菩薩 | 臨済宗円覚寺派 | 南魚沼市竹俣159 | |
26番 | 笛木澄男家 | 千手観世音菩薩 | 南魚沼市竹俣 | 個人宅管理 | |
27番 | 飯盛山 天昌寺 | 正観世音菩薩 | 曹洞宗 | 南魚沼市思川39 | 越後33観音 |
28番 | 要害山 観音堂 | 聖観世音菩薩 | 南魚沼市君帰1094 | 君帰観音 | |
29番 | 永福庵 | 十一面観世音菩薩 | 曹洞宗 | 南魚沼市欠之上686 | |
30番 | 観音堂 | 聖観世音菩薩 | 南魚沼市余川金谷 | ||
31番 | 観音堂 | 三十三体観世音菩薩 | 南魚沼市畔地 | ||
32番 | 板鼻福利家 | 如意輪観世音菩薩 | 南魚沼市山谷 | 個人宅管理 | |
33番 | 古城山 万松寺 | 千手観世音菩薩 | 曹洞宗 | 南魚沼市岩崎457 |
札番 | 御詠歌 |
1番 | 補陀落や 岸打つ波は 雲洞の 金城山に 響く滝津瀬 |
2番 | 紫の 雲は仏の 来迎を 遥かに拝む 山の端の軒 |
3番 | 見あぐれば 富士の高嶺に 霞晴れ 空にさやけき 大月の寺 |
4番 | いさぎよく 五障の雲も 晴れ行きて 月澄み渡る 泉田の庵 |
5番 | 極楽も 西に眺むる ながさきや 唯心浄土 ここにつきおか |
6番 | おりのこす たかの狭衣の 白糸や 滝谷の山に かけて晒すは |
7番 | 竜泉の 玉も日夜に 磨くべし 暗き迷路を 照らすたよりに |
8番 | 世のはじめ 一度植えし 徳田稲 何度刈りても 実る不思議や |
9番 | りょうごんの 二十五丈の 縁面も 大悲の恵み たのもしきかな |
10番 | あまつ風 雲の通い路 吹きとじよ 舞子の姿 とどめても見ん |
11番 |
補陀落や 関山寺と 拝むべし 一百番を ここに移して |
12番 | ちはやふる 八百万代の 神たちを 天の岩戸に かぐら装い |
13番 | 深山路を この中里に 尋ね入り 方丈山に 到る嬉しさ |
14番 | まばらなる 不破の関屋を 移し得て 月もりわたる 八木沢の庵 |
15番 | 三俣や いう三点と 悟りなば 涅槃の岸と ここにいながら |
16番 | そぞろにも 滝の沢辺に もみじして 錦をさらす 谷川の水 |
17番 | おしなべて 湯沢の滝に あたる身は 心の閼伽を すすがぬはなし |
18番 | ただ頼め しめしが原の さしもぐさ 大悲の恵み 君沢にあり |
19番 | あなとうと 般若の舟に 逢うさわや もらさで渡せ 法の誓いを |
20番 | 法の道 あきの田中を かりそめに 仏の教え 忘られもせず |
21番 | 有漏路より 無漏路へ通う たびごろも 今中村に 宿をかりの世 |
22番 | 泉盛の 昔を開けば たのもしや 忠臣孝子 名をばとどめて |
23番 | おもいきや 法の蓮の 花いかだ この潮沢に 浮かべ見んとは |
24番 | しきしまの 道を尋ねて 島渡り 弘誓の船に 棹をさしてや |
25番 | 呉竹の 又世をこめて 後の世の その末までも 助け給えや |
26番 | 源は 新田の早苗 うつしきて 青葉の苗木 栄う歌口 |
27番 | たらちねの 恵みも深き 思い川 浮き世の波を 渡りてぞしる |
28番 | 君帰 流れも清き 月かげを 無説ふけんの 姿ならまし |
29番 | ひたすらに 頼みを掛けし 欠の上 誓いも深き 谷川の水 |
30番 | 天照らす 月の光の 影写る 金谷の水は 鏡とぞなる |
31番 | あぜちなる 三十二王の ありがたや 十九の法が 響く川瀬は |
32番 | あしびきの 山谷を巡る 折からに おぼつかなくとも 呼ぶ小鳥かな |
33番 | 万代の 願いを納む 岩崎や 常盤の松も 千歳ふる寺 |