★上ノ山三十三ヶ所観音霊場

札所数 34(番号付き札所:33  客番・番外札所:1)
別称 上山三十三ヶ所観音霊場
関連霊場  
公式情報・事務局  
御開帳情報  
開創年・開創者 享保18(1733)年
縁起・由緒・開創経緯  
備考

・山形県上山市の観音霊場。

・霊場の名称は33ヶ所だが、番外が第34番札所と表記されるケースもある。

・昔はお堂があったものの、現在は屋外に石仏のみと言った札所もある。

情報掲載日・更新日 公開:2022年12月10日  更新:2023年01月01日

 

札番 山・院・寺号 霊場御本尊 宗派 住所 備考
1番 水岸山 慈眼院 観音寺 聖観世音菩薩 真言宗智山派 上山市十日町9-29 湯ノ上観音、真智山とも、最上33観音、上ノ山48地蔵
2番 円通寺 千手観世音菩薩 曹洞宗 上山市長清水1丁目7-28 長清水観音、上山七福神
3番 高松山 光明院 聖観世音菩薩 真言宗智山派 上山市高松53 高松観音、最上33観音
4番 石曽根観音堂 聖観世音菩薩   上山市石曽根1352 上ノ山48地蔵
5番 川口若松観音堂 聖観世音菩薩   上山市川口山際82  
6番 川口岩屋観音堂 如意輪観世音菩薩   上山市川口堂ノ前928 石仏観音
7番 小穴観音堂 聖観世音菩薩   上山市小穴68 蓬莱院(小穴42)の管理
8番 開雲山 春光院 聖観世音菩薩 曹洞宗 上山市細谷4 細谷観音
9番 下関根観音堂 聖観世音菩薩   上山市関根83 沢田観音、公園内
10番 勢至観音堂(中関根観音堂) 聖観世音菩薩   上山市相生74 相生観音
11番 上関根観音堂 聖観世音菩薩   上山市三上12  
12番 皆沢観音堂 聖観世音菩薩   上山市皆沢1012  
13番 如意山 福聚寺 聖観世音菩薩 天台宗 上山市楢下59 楢下観音、楢下公民館の敷地内、上ノ山48地蔵
14番 小笹小豆森観音堂 観世音菩薩   上山市久保川

廃堂、上ノ山48地蔵、岩観音

クアの道 東 小豆森岩観音コース

久保川運動広場の南約800m

15番 大門観音堂 聖観世音菩薩   上山市大門81-2  
16番 菖蒲観音堂 十一面観世音菩薩   上山市菖蒲289  
17番 萱ヶ平観音堂 聖観世音菩薩   上山市菖蒲地内 廃堂、石仏観音、萱滝遊園内
18番 大久保観音堂 十一面観世音菩薩   上山市久保川90  
19番 小笹観音堂 十一面観世音菩薩   上山市小笹112  
20番 牧野観音堂 聖観世音菩薩   上山市牧野56 一葉観音
21番 上生居観音堂 十一面観世音菩薩   上山市上生居24  
22番 京天山 大慈院 十一面観世音菩薩 曹洞宗 上山市中生居126 中生居観音、上山七福神
23番 下生居観音堂 如意輪観世音菩薩   上山市中生居25 上ノ山48地蔵
24番 下生居峯岸観音堂 聖観世音菩薩   上山市下生居392付近

宮生地区公民館(下生居屋敷前288)の北東約300m

上ノ山48地蔵

25番 宮脇観音堂 聖観世音菩薩   上山市宮脇1017  
26番 宮脇竹ノ下観音堂 聖観世音菩薩   上山市宮脇278 金剛院に隣接、上ノ山48地蔵
27番 金沢観音堂 十一面観世音菩薩   上山市金生1089 金生観音、13号バイパスの東の墓地内
28番 永野観音堂 聖観世音菩薩   上山市永野 永野公民館(永野558)の南約1.7km
29番 小倉観音堂 聖観世音菩薩   上山市小倉62 野中バス停そば
30番 権現堂観音堂 聖観世音菩薩   上山市権現堂1018  
31番 芦ノ口観音堂(足ノ口観音堂) 千手観世音菩薩   上山市権現堂足ノ口538 足ノ口公民館の北
32番 金谷観音堂 千手観世音菩薩   上山市金谷金谷神910-2 金谷公民館の隣
33番 一聲山 罪皆除院 称念寺 十一面観世音菩薩 浄土宗 上山市北町本丁1-1 北町観音
番外 柳下観音堂 聖観世音菩薩   上山市中生居32-12 34番との表記も
旧33番 外原観音堂 十一面観世音菩薩   上山市四ツ谷2丁目6-1  

 

札番 御詠歌
1番 誓ひてし 上の山路に 出づる湯の 見る音世をや 救ふ御仏
2番 みな人の 心の閼伽を おのづから 洗ひ清むる 長清水かな
3番 あまつ風 音たか松に 雲晴れて 憂き世の闇を 照らす月影
4番 さざれ石 曽根の岩ほは 苔むして すくや御法の 花のさむしろ
5番 若松の 山の流れを 補陀落や 岸の川口 渡り到らん
6番 何事の おわしますらん 音もせぬ 岩屋が内に 涙こぼるる
7番 小穴まで もらさで陰や 照らすらん 月日も弘誓の ほかならばこそ
8番 あだとなる 心の鬼を 御仏の 慈悲の細谷に 急ぎ納むる
9番 めぐり来て 連れ待つ下の 関の根に 御法とくとく 聞く不如帰
10番 世の人の 報ひの罪も 行き通ふ 中の関根に 仏やはとむ
11番 御仏の 満つる福寿を もろ人に 二世とあとふる 上の関根に
12番 皆沢の たいなる花や 杜若 おらで手向ける 後の世のため
13番 夏山の ならの下葉を 吹く風に 幾夜たび寝の 夢や覚むると
14番 朽ちせじな 岩の仏に 二世かけて 小笹分けつつ 祈るこの身を
15番 ときおける 御法教への 大門は きを漏らさじと 救ふ御仏
16番 五月雨や ふるのの沼の 菖蒲草 刈りて手向ける 後の世のため
17番 汲みて世を 救ふ誓いを 滝の上 絶えず流るる 萱ヶ平に
18番 なへてみな 大久保とこそ 後の世の たか身を杖に 到る彼の岸
19番 わらたすき かけまく頼む 後の世の 小笹湿気れる 道は忘れじ
20番 後の世の 種を牧野に めぐり来て 三つの願ひや 実る身の果て
21番 楽しみを 極むる国に 行く身こそ なを頼みある 上生居なれ
22番 なかなかに 生まれ居る身の 後の世も 変わらず守る たのめ御仏
23番 松の葉に 包む心も はつかしや 定めなき世の 後の世のため
24番 岩躑躅 言わでも知るや 下生居 峯岸つつく 花の揺ふらぐ
25番 祈りなば 捨てぬ誓ひや 宮の脇 神も仏も 憂き世救ふと
26番 山際の 竹の下道 つく杖に たひ寝幾夜の 節やこゑけん
27番 金沢の ふゑなる姿 むまれぬる 仏の教え 祈れ世の中
28番 あしひきの 永野の村に めくり来て 堀切通ふ 道は補陀落
29番

幾夜ふる 小倉の山の 夏繁み たよう木陰や 涼しかるらん

幾夜ふる 小倉の紅葉 夏繁み たよる木陰や 涼しかるらん

30番 世のために 仮に現れ たかとしの かけて助くる わらだすきかな
31番 生まれくる この身はなには 芦の口 後の世善しや 祈るもろ人
32番 後の世を 祈る願いや 金谷なる 千手の蓮の 花向こふまで
33番 補陀落の 旅路も今は 笈摺を 脱ぎて納むる 北町の寺
番外 漏らさしと 世の若草を めにかけて 柳の下に すくふ御仏
旧33番 わらだすき 外原森を あとに見て 御法の庭の ここに北町