★一志郡三十三ヶ所観音霊場

札所数 34(番号付き札所:33  客番・番外札所:1)
別称 一志西国三十三観音霊場、一志郡観世音三十三所
関連霊場  
公式情報・事務局  
御開帳情報  
開創年・開創者 明治12(1879)年よりも後
縁起・由緒・開創経緯  
備考

・三重県の中心部、かつて一志郡と呼ばれたエリアの観音菩薩巡拝霊場になる。

・一志郡の名称が世に出てくるのは、行政区画として発足した明治12年。

・大正8(1919)年に発行された、この霊場の巡拝と御詠歌の案内冊子がある。

・廃寺、無住等あって、現状では霊場としての活動は見られない。

情報掲載日・更新日 公開:2019年12月05日  更新:2019年12月05日

 

札番 山・院・寺号 御本尊 霊場御本尊 宗派 住所 備考
1番 青瀧山 千手院 賢明寺 千手観世音菩薩 千手観世音菩薩 天台宗山門派 津市久居元町2059 伊勢西国33観音
2番 帰命山 超善寺 阿弥陀如来 聖観世音菩薩 浄土宗鎮西派 津市久居寺町1264  
3番 龍沢山 天心寺 釈迦如来 馬頭観世音菩薩 曹洞宗 津市久居寺町1231  
4番 金剛山 不動院 不動明王 十一面観世音菩薩 臨済宗興聖寺派 津市久居相川町2039 瘡守観音
5番 花岡山 浄徳寺 阿弥陀如来 馬頭観世音菩薩 真宗高田派 津市久居野村町857  
6番 東海山 真光寺 阿弥陀如来 十一面観世音菩薩 天台真盛宗 津市高茶屋2丁目56-21  
7番 古御堂山 常念寺 阿弥陀如来 馬頭観世音菩薩 天台真盛宗 津市雲出本郷町1200  
8番 観音寺(砂原観音院) 十一面観世音菩薩 十一面観世音菩薩   津市香良洲町砂原1703-3 小松観音、砂原区民会館の隣
9番 海宝山 真覚寺 聖観世音菩薩 聖観世音菩薩 曹洞宗 松阪市小野江町252 北町集会所、貴船神社の境内
10番 甚目山 甚国寺 阿弥陀如来 十一面観世音菩薩 真宗高田派 松阪市甚目町452  
11番 日留山 観音寺 十一面観世音菩薩 十一面観世音菩薩 真宗高田派 松阪市西肥留町177  
12番 形部山 武明院 西徳寺 阿弥陀如来 十一面観世音菩薩 天台真盛宗 松阪市嬉野川北町1358  
13番 小泉山 常念寺 阿弥陀如来 聖観世音菩薩 天台真盛宗 松阪市嬉野中川町1167  
14番 福聚山 海禅寺 釈迦如来 十一面観世音菩薩 曹洞宗 松阪市松崎浦町680 三重梅花100観音
15番 護法山 神楽寺 釈迦如来 聖観世音菩薩 曹洞宗 松阪市市場庄町575  
16番 慈眼山 寿栄院 柳福寺 阿弥陀如来 十一面観世音菩薩 浄土宗鎮西派 松阪市久米町1342  
17番 慈福山 永善寺 阿弥陀如来 聖観世音菩薩 曹洞宗 松阪市上ノ庄町1723  
18番 金光山 最勝寺 聖観世音菩薩 聖観世音菩薩 曹洞宗 松阪市嬉野黒野町1890  
19番 山見観音堂(水月堂) 千手観世音菩薩 千手観世音菩薩   松阪市小阿坂町555  
20番 観音寺 十一面観世音菩薩 十一面観世音菩薩 曹洞宗 (大阿坂) 廃寺、浄眼寺に移動
  正法山 浄眼寺 釈迦如来 十一面観世音菩薩 曹洞宗 松阪市大阿坂町1180  
21番 円光寺 阿弥陀如来 十一面観世音菩薩 真宗高田派 松阪市嬉野上野町1072  
22番 三浦山 義明寺 阿弥陀如来 十一面観世音菩薩 真宗高田派 松阪市嬉野八田町149  
23番 醍醐山 信行寺 阿弥陀如来 十一面観世音菩薩 真宗高田派 松阪市嬉野下之庄町282  
24番 養命山 薬師寺 薬師如来 十一面観世音菩薩 曹洞宗 松阪市嬉野一志町670  
25番 小山観音堂 十一面観世音菩薩 十一面観世音菩薩   津市一志町小山931 旧東面山 観音寺
26番 法養山 光教院 宝善寺 阿弥陀如来 聖観世音菩薩 天台真盛宗 津市一志町八太747  
27番 宝徳山 真栄寺 十一面観世音菩薩 十一面観世音菩薩 曹洞宗 松阪市嬉野田村町57  
28番 万蔵寺 聖観世音菩薩 聖観世音菩薩   津市大鳥町110 廃寺、大鳥公会所
29番 塚穴山 宝林寺 如意輪観世音菩薩 如意輪観世音菩薩   津市榊原町7235 廃寺、下村公会所
30番 誓願寺 観音堂 十一面観世音菩薩 十一面観世音菩薩   津市榊原町5905-2 廃寺、お堂のみ
31番 宝沢山 専性寺 阿弥陀如来 馬頭観世音菩薩 天台真盛宗 津市榊原町2840  
32番 一之坂観音堂 聖観世音菩薩 聖観世音菩薩   津市榊原町3721 一之坂公民館(集会所)
33番 風早山 観音寺 聖観世音菩薩 聖観世音菩薩 天台真盛宗 津市戸木町2067 お堂のみ、蓮蔵寺(戸木町2078)の管理
番外 善応寺 阿弥陀如来 馬頭観世音菩薩   津市庄田町517 廃寺、津市七栗産業会館

 

札番 御詠歌
1番 漏らさじと 誓いの海の 広ければ 入りぬる人の 悟らぬはなし
2番 いつまでも ここに久居の 超善寺 仏の誓い あらん限りは
3番 朝夕の 御法の声も 自ずから 高く尊き 天心寺かな
4番 参り来る 人の願いを 叶えんと 大悲の誓ひ 深き相川
5番 幾度も 参る心は 浄徳寺 長き野村の 道もいとわで
6番 煩悩の 雲は出でても 真光寺 悟ればむねの 月ぞさやけき
7番 御仏を 常に念ずる 寺なれば さぞ後の世も 楽しかるらん
8番 御仏の 大悲のゆみに ひかれつつ 矢野の寺へと 急ぐ順礼
9番 夢の世も 真に覚むる 寺の名と 聞けばことさら たのもしきかな
10番 頼め人 伊勢と尾張に 身を分けし この御仏の あらん限りは
11番 頼め人 法の光りの 輪の内に 修めて捨てぬ 誓いこそあれ
12番 明け暮れに 頼むは西の 形部山 松吹く風の 音につけても
13番 子を思ふ 親の心は常念寺 参る歩みも 急げ皆人
14番 待つ人を 松ヶ崎なる 海禅寺 弘誓の船に 乗りの渡し場
15番 千早ふる かみの神楽の 御寺にて 広き誓ひを 仰ぐ諸人
16番 あまねくも 照らす誓ひの 光にて 六つの道まで 救ふとぞ聞く
17番 諸人に 慈福を恵む 観世音 命も共に 永善の寺
18番 里の名も 黒野と言へば 詣で来て 身を墨染めと 思ふなりけり
19番 恵みある 慈悲の心を 頼めただ 光の徳に 当たらぬはなし
20番 出づる陽は 観音堂に 輝きて 庭の砂子も 黄金をぞ敷く
21番 円かなる 光あまねき 寺なれば 庭の木草も 恵み知るらん
22番 茲ながら 拝みてもよし 明らかに 写す初瀬の 御形ぞこれ
23番 日を重ね 歩みを運ぶ しるしにて ながの旅路の 憂きこともなし
24番 巡り来て 円通丈を 見上ぐれば 庭の木草も 瑠璃かとぞ思ふ
25番 遥々と 上る小山の 観世音 ただ後の世を 願ふ心に
26番 里離れ 御山に近き 観音寺 松吹く風に 響くぼんおん
27番 ありがたや 真栄ゆる 寺なれば 共に参らん 後の世のため
28番 百度も 千度も運べ 万蔵寺 大悲の恵み 限りあらじを
29番 あら尊ふと いれば宝の 林寺 朝日に磨く 露の白玉
30番 川の瀬も 澄みて聞こゆる 普門品 これぞ仏の 誓願寺かな
31番 上下の 里を離れて 中ノ山 仏の庭に 参る尊ふとさ
32番 幾たびも 参りて拝め 観世音 誓ひも慈悲も 深き谷川
33番 遥々と 巡りてみれば 風早の 寺はこのまま 普陀洛の山
番外 千々の苦も 悪趣も救ふ 善応寺 ただ一言の 御名の栗木に