札所数 | 48(番号付き札所:48 客番・番外札所:0) |
別称 | |
関連霊場 | |
公式情報・事務局 | |
御開帳情報 | 寅年に本開帳、申年に中開帳(半開帳)がされている(直近は、平成28年=2016年の中開帳) |
開創年・開創者 | 南口薬師霊場:延享3(1746)年に開創 |
縁起・由緒・開創経緯 | |
備考 |
・安房国、つまり千葉県の房総半島に点在する札所から成る薬師如来霊場。 ・「東口十二薬師」「西口十二薬師」「南口十二薬師」「北口十二薬師」の4エリアに分かれている。 ・御開帳霊場の色が強く、その時期以外は無人の札所が多い。 ・御開帳時には、お接待をしている札所もある。 ・霊場専用の御朱印帳も用意されている。 ・多少の無理矢理感はあるが、十二支を書き出しに使った御詠歌が多い。 |
情報掲載日・更新日 | 公開:2014年03月27日 更新:2022年09月26日 |
札番 | 山・院・寺号 | 御本尊 | 宗派 | 住所 | 備考 |
1番 | 日色山 国分寺 | 薬師如来 | 真言宗智山派 | 千葉県館山市国分 | 安房国分寺跡 |
2番 | 三善寺 | 千葉県館山市瀧川 | お堂のみ | ||
3番 | 玉龍院 | 薬師如来 | 臨済宗建長寺派 | 千葉県館山市稲 | |
4番 | 薬師堂 | 千葉県館山市大井 | 1番の管理 | ||
5番 | 医王寺 | 真言宗智山派 | 千葉県館山市薗 | ||
6番 | 西光寺 | 真言宗智山派 | 千葉県館山市江田 | ||
7番 | 御嶽山 延命院 | 地蔵菩薩 | 真言宗智山派 | 千葉県館山市腰越 | 安房国108地蔵、安房郡札33観音 |
8番 | 平寿山 東福院 | 薬師如来 | 真言宗智山派 | 千葉県南房総市宇戸 | |
9番 | 紫雲寺 | 曹洞宗 | 千葉県館山市片岡 | ||
10番 | 宝樹院 | 真言宗智山派 | 千葉県館山市竹原 | ||
11番 | 安養寺 | 真言宗智山派 | 千葉県館山市二子 | ||
12番 | 薬師堂 | 千葉県館山市安東 |
札番 | 御詠歌 |
1番 | 瑠璃仏の 光いただく 天が下 国分けるてふ 寺へ参りて |
2番 | 瀧川や 浅瀬を上る 鮎子まで 薬師如来の 救い漏れじな |
3番 | 南無薬師 菩提の種を いざ賜え 早稲も奥手も 実る稲村 |
4番 | 御仏に 並ぶ月日の 影映る 国分の水の 心もたれん |
5番 | 百草の おふるそのふの 医薬を 授け給えや 医王神将 |
6番 | ただ頼み しなの病 重くとも 救いは江田の 薬師如来に |
7番 | 山河や 落ちかた人も 腰越いの 薬師の御前 漏れで賑あう |
8番 | 瑠璃仏の 光は宇戸の 寺なれば 長き闇路は ここにほのぼの |
9番 | 東方 瑠璃の浄土が しなてるや 片岡山の 竹の御堂は |
10番 | 伏し拝み 世の噂する 竹原や 七の社の 薬師如来を |
11番 | よそぢやつ とうと二子の 安養寺 弥陀と薬師の 誓いにぞ会ふ |
12番 | 法の道 巡るこの身は 安東へ 守らせ給ふ 十二神将 |
札番 | 山・院・寺号 | 御本尊 | 宗派 | 住所 | 備考 |
1番 | 海富山 医王院 来福寺 | 薬師如来 | 真言宗智山派 | 千葉県館山市長須賀 | 長須賀薬師、安房郡札33観音、安房88霊場 |
2番 | 普門山 長福寺 | 千手観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 千葉県館山市館山 | 西口6地蔵、安房郡札33観音 |
3番 | 観音堂 | 千葉県館山市上真倉 | |||
4番 | 光照山 医王寺 妙音院 薬師堂 | 如意輪観世音菩薩 | 高野山真言宗 | 千葉県館山市上真倉 | 安房高野山、山内八十八ヶ所 |
5番 | 光照山 医王寺 妙音院 | 如意輪観世音菩薩 | 高野山真言宗 | 千葉県館山市上真倉 | 安房高野山、山内八十八ヶ所 |
6番 | 薬師堂 | 千葉県館山市岡沼 | |||
7番 | 頼忠寺 | 曹洞宗 | 千葉県館山市宮城 | ||
8番 | 安楽寺 | 浄土宗 | 千葉県館山市笠名 | ||
9番 | 観乗院 | 真言宗智山派 | 千葉県館山市館山 | ||
10番 | 金剛山 遍照寺 不動院 | 地蔵菩薩 | 真言宗智山派 | 千葉県館山市北条 | |
11番 | 善栄寺 | 真言宗智山派 | 千葉県館山市塩見 | ||
12番 | 龍雲山 東伝寺 | 曹洞宗 | 千葉県館山市見物 |
札番 | 御詠歌 |
1番 | 願いなば 金剛瑠璃の 光にて 如何な病も 癒ゆざるは無し |
2番 | 牛となり 導き給う 御仏を 慕いて寺に 参れ人々 |
3番 | 寅歳の 開扉を待ちて 千里をも 通し通なさで 参れ諸人 |
4番 | 卯の花を 捧げて拝め 病む人の 苦源を救う 薬師如来を |
5番 | 竜巻し 四海の水の 雨露と 降るも御法の 薬なるらん |
6番 | 蓑笠の 雨音止めば 耳も効く 眼も晴るる 皆の御薬 |
7番 | 生まれ来て 諸病悉除の 願なれば 奥山里も 住み良かりけん |
8番 | 未より ぐちなる女人 ひと筋に 願いは早き こんにょせいなん |
9番 | 申騒ぐ 山路に向かう 良き道を 導き給え 南無薬師尊 |
10番 | 酉の音に 引かれて来る 瑠璃光の 御堂の甍(いらか) 朝日輝く |
11番 | 戌よ住め 塩見が岡の 善栄寺 尊き瑠璃の 珠を磨きて |
12番 | 亥の 乾坤堂へ 今着いて 瑠璃の都は ここで見物 |
札番 | 山・院・寺号 | 御本尊 | 宗派 | 住所 | 備考 |
1番 | 医王山 常光寺 | 薬師如来 | 真言宗智山派 | 千葉県南房総市富浦町深名 | 安房88霊場 |
2番 | 光勝山 慧心院 西行寺 | 阿弥陀如来 | 浄土宗 | 千葉県館山市船形 | |
3番 | 薬師堂 | 千葉県館山市湊 | |||
4番 | 金光寺 | 真言宗智山派 | 千葉県南房総市富浦町南無谷 | ||
5番 | 薬王院 | 千葉県館山市那古 | 辻の堂 | ||
6番 | 釜沼山 普門院 長勝寺 | 地蔵菩薩 | 真言宗智山派 | 千葉県館山市川名 | 安房国108地蔵 |
7番 | 万福寺 | 千葉県南房総市富浦町福澤 | |||
8番 | 永福寺 | 臨済宗円覚寺派 | 千葉県南房総市富浦町宮本 | ||
9番 | 大津堂 | 千葉県南房総市富浦町大津 | 1番の管理 | ||
10番 | 東福寺 | 千葉県南房総市富浦町丹生 | |||
11番 | 見龍山 満蔵寺 | 釈迦如来 | 臨済宗円覚寺派 | 千葉県南房総市富浦町豊岡 | 満願びわ薬師 |
12番 | 深広山 無涯院 長泉寺 | 阿弥陀如来 | 浄土宗 | 千葉県南房総市富浦町原岡 | 富浦里見大黒天 |
札番 | 御詠歌 |
1番 | 子は真如 月に雲無き 常世まで 釈迦の御法に 光り輝く |
2番 | 丑三つの 勤めは普賢 三昧の 鐘の響きぞ 後生極楽 |
3番 | 寅薬師 衆病悉除の 願立てて 古里は湊に 流れ涼しき |
4番 | 卯は東 金剛摩尼の 瑠璃の珠 祈れば宝 手の内に取る |
5番 | 龍王の 姫は文殊の けどにより なんばう無垢の 稀有主とぞ聞く |
6番 | 御光を 慕いて来る 長勝寺 薬師如来の ありがたきかな |
7番 | 馬頭牛頭の 責めを受けざる 栴檀の かうのけふりに 罪は消えけり |
8番 | 未足 新風な起き 宮の本 魔界もなびく 摩利支天力 |
9番 | 去るきは 多病短命 身の貧苦 勢至の御加護 深く頼めよ |
10番 | 鳥の音も 法をさいずる 国と聞く 昼夜に願い 弥陀の御元へ |
11番 | 戌からは 先を明るく 急げただ 不動の国は 兜率ないゐん |
12番 | いながらに 拝む東方 瑠璃世界 弥勒の出生 共に成仏 |
札番 | 山・院・寺号 | 御本尊 | 宗派 | 住所 | 備考 |
1番 | 医王山 寿薬寺 | 薬師如来 | 真言宗智山派 | 千葉県南房総市高崎 | |
2番 | 峯松山 善導寺 | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 千葉県南房総市井野 | |
3番 | 薬師堂 | 千葉県南房総市吉沢沢又 | |||
4番 | 医王寺 長藤薬師堂 | 薬師如来 | 千葉県南房総市平久里下長藤 | 正寿院(経ノ塚)の管理 | |
5番 | 旋光山 普門院 | 阿弥陀如来 | 真言宗智山派 | 千葉県南房総市合戸 | |
6番 | 医王山 寿薬寺 | 薬師如来 | 真言宗智山派 | 千葉県南房総市高崎 | |
7番 | 湯浴堂 | 千葉県南房総市高崎 | |||
8番 | 薬師堂 | 千葉県南房総市小浦 | |||
9番 | 金乗山 九品院 蓮台寺 | 阿弥陀如来 | 浄土宗 | 千葉県南房総市久枝 | |
10番 | 薬師堂 | 千葉県安房郡鋸南町勝山内宿 | |||
11番 | 瑞雲山 天寧寺 | 釈迦如来 | 臨済宗建長寺派 | 千葉県安房郡鋸南町下佐久間 | |
12番 | 理性院 | 真言宗智山派 | 千葉県安房郡鋸南町中佐久間塚原 |
札番 | 御詠歌 |
1番 | 東方の 浄土はここと 拝むべし 朝日と共に 瑠璃の光明 |
2番 | 後の世を 導き給う 善導寺 ただひと筋に 祈る我が身を |
3番 | 来てみれば 心も清し 沢又の 流れに浮かぶ 峰の月影 |
4番 | この世をば 夢を悟りて 願うべし 長と住む世は 後の世ぞかし |
5番 | 罪咎の なにか障らぬ 御仏の 誓いぞ深き 二五の大願 / 有難や 大師の慈悲は 輝きぬ 千歳百世の 今も普門院 |
6番 | 南無薬師 諸病悉除の 願を込め 参る人をば 利益あるべし |
7番 | 煩悩の 閼伽をすすいで 岩見堂 苔の衣を 脱ぐぞ嬉しき |
8番 | 極楽の 対瀬の岸を 眺むれば 渚に浮かぶ 船の数々 |
9番 | 蓮の葉の 台に乗りし この寺の 浄土へ参る 後の世のため |
10番 | 彼の岸に 渡るや法の 船宿に 浄土はここに 浮かぶ浮島 |
11番 | 音楽の 御法なるらん 天寧寺 峰に五色の 雲ぞたなびく |
12番 | 遥々と 巡り願いの 理性得て 十二の誓い ここに納むる |