札所数 | 12(番号付き札所:12 客番・番外札所:0) |
別称 | |
関連霊場 | |
公式情報・事務局 | |
御開帳情報 | 12年ごと(直近の御開帳が、平成30(2018)年4月5日から11日まで) |
開創年・開創者 | 天文3(1534)年 小笠原定基(松尾城主)の開創、寛文2(1662)年 運松寺の住職と庄屋の伊藤伝右衛門が再興 |
縁起・由緒・開創経緯 |
松尾城主の小笠原定基公が眼病を患った際、薬師如来に誓願したところ無事に快癒したとのこと。そのことから領内に12ヶ所の薬師堂を建立し、12年ごとに御開帳を行って領民の病気平癒を祈念したことが始まりとされています。 その後、小笠原家が国替えになったことに伴い、一時は霊場(薬師堂)が荒廃したそうですが、名古熊村運松寺の住職と庄屋である伊藤伝右衛門なる人物が再興を果たしたとされています。 |
備考 |
・飯田市の12札所から成る薬師霊場。 ・薬師講、名古熊区、各寺院の檀家が集まり実行委員会を作って、御開帳の対応に当たっている。 |
情報掲載日・更新日 | 公開:2018年04月17日 更新:2020年12月26日 |
札番 | 山・院・寺号 | 御本尊 | 宗派 | 住所 | 備考 |
1番 | 長熊山 運松寺 | 阿弥陀如来 | 浄土宗 | 長野県飯田市鼎名古熊 | 伊那四国88霊場、伊那西国33観音、中部49薬師 |
2番 | 宝暦庵 | 長野県飯田市鼎下山 | 下山福祉センター | ||
3番 | 玉光山 雲念寺 | 長野県飯田市松尾上溝 | 伊那四国88霊場 | ||
4番 | 駄科阿羅多堂 | 薬師如来 | 長野県飯田市駄科 | 阿羅多薬師堂とも、伊那四国88霊場 | |
5番 | 薬師庵 | 長野県飯田市三日市場 | 三日市場研修センター、伊那四国88霊場 | ||
6番 | 東光庵 | 長野県飯田市上殿岡 | 神明公園、伊那四国88霊場 | ||
7番 | 長阿弥庵 | 長野県飯田市北方 | 伊那四国88霊場 | ||
8番 | 峯ノ薬師 | 長野県飯田市羽場権現 | 白山神社、元札所の岩戸山 白山寺は廃寺 | ||
9番 | 医王山 正命寺 | 薬師如来 | 曹洞宗 | 長野県飯田市上郷黒田 | 黒田人形発祥、伊那四国88霊場 |
10番 | 薬師庵 | 長野県飯田市上郷飯沼 | 飯沼北條庵・北條薬師庵とも、伊那四国88霊場 | ||
11番 | 臨松庵(白雉山 雲彩寺) | 薬師如来 | 曹洞宗 | 長野県飯田市上郷飯沼 | 中部49薬師、伊那四国88霊場 |
12番 | 長昌寺 | 臨済宗妙心寺派 | 長野県飯田市箕瀬町1丁目 | 伊那四国88霊場 |
札番 | 御詠歌 |
1番 | 祈るより 病はとみに 除きつつ また後の世も 救いえさせん |
2番 | 思うこと 無くて心も 安くにと 定まれる身ぞ 楽しかりける |
3番 | あしかりし 難波の浦を 漕ぎ離れ 室津に急げ 天のとも船 |
4番 | 願え人 いつの住処ぞ 月も日も 光り収まる 西の山の端 |
5番 | 明らけき 心の智恵を 得てし身に 見ると聞くとの 道も迷はじ |
6番 | よしや唯 難波の葦も ままならぬ 身にはかるてう 苦しみもなし |
7番 | 世に違い 又もあらじな 嬰児の 生まれながらの 花の姿は |
8番 | 絶え間なく 恵む仏の 瑠璃の壺 尽きぬ光ぞ 世々にあまねき(白山寺御詠歌) |
9番 | 諸々の 障りも今は 残りなく 免れ得たる 身こそ安けれ |
10番 | 吹く風も 枝を鳴らさず 降る雨も 時を違えぬ 恵みをぞ知る |
11番 | 豊かなる 秋の実りも 千町田の 穂に出てなびく 色に知られて |
12番 | 誰もみな かかる御法に あう時は 立ち舞うばかり 嬉しかるらん |