札所数 | 25(番号付き札所:25 客番・番外札所:0) |
別称 | 金沢二十五社天神めぐり、金沢天神二十五社 |
関連霊場 | |
公式情報・事務局 | |
御開帳情報 | |
開創年・開創者 | 宝暦2(1752)年かそれよりも前 |
縁起・由緒・開創経緯 |
加賀藩主の前田家は菅原道真公の子孫であり、故に祖神として天神様を祀る天満宮を多く建立したとされています。その結果、藩士や市民にも天神信仰が広く浸透したようです。しかしながら、この25ヶ所が選定された由来や経緯、そもそもの開創年(いつ頃から始まった風習なのか)も不明となっています。 開創年を宝暦2(1752)年かそれよりも前としたのは、菅公850年忌にあたるこの年、俳人の水巻亭楚雀(住吉屋次郎右衛門)が主催して発刊された俳句集に、田井天神(椿原天満宮)への奉納句や金沢天神25社を巡拝して詠んだ句などが収められていることを理由としています。 |
備考 |
・金沢市内の天神めぐり25ヶ所になる。 ・天神様は元々、寺院で祀られていたものの、明治時代の神仏分離によって、そのまま寺院に残ったケースと他の寺院や神社が継承したケースがある。 ・継承されなかったケースもあり、霊場としての活動は現在のところ見られない。 ・明治時代の神仏分離のゴタゴタで、一気に廃れたとされている。 |
情報掲載日・更新日 | 公開:2019年06月14日 更新:2019年06月14日 |
札番 | 元札所 | 継承寺社名称 | 宗派 | 住所(継承寺社) | 備考 |
1番 | 玉泉寺(玉泉寺天満宮) | 泉野菅原神社 | 神道 | 金沢市野町3丁目15 | 玉泉寺(時宗)も現存 |
2番 | 西方寺 | 恵光山 西方寺 | 天台真盛宗 | 金沢市寺町5丁目6 | お預け天神、金沢33観音、金沢48地蔵、金沢28不動 |
3番 | 真長寺 | 神明宮 | 神道 | 金沢市野町2丁目1 | 真長寺→泉野神社→神明宮 |
4番 | 願行寺 | 八阪神社 | 神道 | 金沢市寺町5丁目1 | |
5番 | 成学寺 | 高養山 成学寺 | 浄土宗 | 金沢市野町1丁目1 | 袖敷天神、金沢33観音 |
6番 | 宝来寺 | 犀川神社 | 神道 | 金沢市中央通町16 | 宝来寺→小橋菅原神社(2015年に廃社)→犀川神社 |
7番 | 宝久寺 | 犀川神社 | 神道 | 金沢市中央通町16 | |
8番 | 常光寺 | 豊田白山神社 | 神道 | 金沢市三社町7 | |
9番 | 成応寺 | 長田菅原神社 | 神道 | 金沢市長田1丁目5 | |
10番 | 出雲寺 | 豊田白山神社 | 神道 | 金沢市三社町7 | 網敷天神、出雲寺→豊田白山神社 |
11番 | 放生寺 | 養雲山 放生寺 | 曹洞宗 | 金沢市広岡1丁目17 | |
12番 | 顕証院 | 平岡野神社 | 神道 | 金沢市広岡1丁目11 | |
13番 | 灯明庵 | 妙光山 灯明寺 | 曹洞宗 | 金沢市長坂町ヲ203 | 三高天神、大乗寺の参道入り口 |
14番 | 持明院 | 白髭神社 | 神道 | 金沢市本町2丁目18 | |
15番 | 八幡社 | 安江八幡宮 | 神道 | 金沢市此花町11 | 金沢水天宮 |
16番 | 崇禅寺 | 菅原山 崇禅寺 | 曹洞宗 | 金沢市瓢箪町5 | 一文字天満宮、金沢33観音 |
17番 | 山王社 | 浅野神社 | 神道 | 金沢市浅野本町1丁目6 | 金沢山王 |
18番 | 春日社 | 小坂神社 | 神道 | 金沢市山の上町42 | |
19番 | 乗龍寺 | 清澄山 西養寺 | 天台宗 | 金沢市東山2丁目11 | 金沢33観音 |
20番 | 来教寺 | 卯辰山 来教寺 | 天台真盛宗 | 金沢市東山2丁目14 | 毘沙門山の山号も |
21番 | 感応寺 | 松尾神社 | 神道 | 金沢市鶯町28 | |
22番 | 卯辰八幡社 | 宇多須神社 | 神道 | 金沢市東山1丁目30 | |
23番 | 天道寺 | 浅野川神社 | 神道 | 金沢市並木町2 | 浅野川稲荷神社 |
24番 | 乾貞寺 | (鈴見橋付近) | 廃寺、継承もされず | ||
25番 | 天神社 | 椿原天満宮 | 神道 | 金沢市天神町1丁目1 | 金沢5社筆頭、田井天満宮 |