★熊野曼陀羅三十三ヶ所霊場

札所数 33(番号付き札所:33  客番・番外札所:0)
別称  
関連霊場  
公式情報・事務局  
御開帳情報  
開創年・開創者 平成19(2007)年
縁起・由緒・開創経緯  
備考

・和歌山県の熊野地方(一部は奈良県)に札所が点在する、神仏混合の霊場。

・霊場単位での活動は現在のところしていないが、参拝は可能。

情報掲載日・更新日 公開:2014年03月26日  更新:2022年02月24日

 

札番 山・院・寺号/名称 御本尊・御祭神 宗派 住所 備考
1番 闘鶏神社 熊野三所神 神道 和歌山県田辺市湊 田辺宮
2番 慈航山 海蔵寺 釈迦如来 臨済宗妙心寺派 和歌山県田辺市南新町 弁慶観音
3番 芳養八幡神社 誉田別尊、息長足姫命、玉依姫命 神道 和歌山県田辺市中芳養  
4番 慶谷山 泉養寺 阿弥陀如来 西山浄土宗 和歌山県田辺市中芳養  
5番 横尾山 尋聲寺 千手観世音菩薩 曹洞宗 和歌山県田辺市中三栖  
6番 瀧尾山 救馬溪観音 馬頭観世音菩薩 真言宗系単立 和歌山県西牟婁郡上富田町生馬 あじさい寺
7番 稲葉根王子社   神道 和歌山県西牟婁郡上富田町上岩田  
8番 大雄山 興禅寺 釈迦如来 臨済宗 妙心寺派 和歌山県西牟婁郡上富田町市ノ瀬 だるま寺
9番 住吉神社 上筒男命、中筒男命、底筒男命 神道 和歌山県田辺市鮎川  
10番 雪峰山 福巌寺 地蔵菩薩 臨済宗 妙心寺派 和歌山県田辺市中辺路町西谷 一願寺
11番 瀧尻王子社

天照皇大神、日子火能迩々芸命

天忍穂耳命、日子穂々手見命、鵜茅葺不合命

神道 和歌山県田辺市中辺路町栗栖川 十郷神社
12番 継桜王子宮   神道 和歌山県田辺市中辺路町野中 近野神社
13番 玉置神社

国之常立神、伊弉諾尊、伊弉冊尊

天照皇大神、神日本磐余彦命

神道 奈良県十津川村玉置 熊野三山奥之院
14番 熊野本宮大社 家都美御子大神 神道 和歌山県田辺市本宮町  
15番 薬王山 東光寺 薬師如来 天台宗 和歌山県田辺市本宮町湯峰  
16番 新豊山 祐川寺 地蔵菩薩 曹洞宗 和歌山県田辺市本宮町請川  
17番 妙法山 阿弥陀寺 阿弥陀如来 高野山真言宗 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町南平野  
18番 熊野那智大社 熊野夫須美大神 神道 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山  
19番 那智山 青岸渡寺 如意輪観世音菩薩 天台宗 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山  
20番 熊野山 補陀洛山寺 千手千眼観世音菩薩 天台宗 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町浜ノ宮  
21番 神倉神社 天照大神、高倉下命 神道 和歌山県新宮市神倉  
22番 熊野速玉大社 熊野速玉大神、熊野夫須美大神 神道 和歌山県新宮市新宮 全国熊野神社の総本宮
23番 阿須賀神社

熊野速玉大神、熊野夫須美大神

事解男命、家津美御子大神

神道 和歌山県新宮市阿須賀 熊野速玉大社の摂社
24番 医王山 南珠寺 薬師如来 曹洞宗 和歌山県新宮市佐野 熊野7薬師
25番 定光山 大泰寺 薬師如来 臨済宗妙心寺派 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町下和田  
26番 龍谷山 霊巌寺 聖観世音菩薩 曹洞宗 和歌山県東牟婁郡古座川町高池  
27番 薬王山 成就寺 薬師如来 臨済宗東福寺派 和歌山県東牟婁郡串本町西向  
28番 重畳山 神王寺 弘法大師 高野山真言宗 和歌山県東牟婁郡串本町伊串  
29番 潮御崎神社 少彦名命 神道 和歌山県東牟婁郡串本町潮岬  
30番 安養山 海蔵寺 薬師如来 臨済宗妙心寺派 和歌山県東牟婁郡串本町江田  
31番 安養山 萬福寺 阿弥陀如来 臨済宗妙心寺派 和歌山県西牟婁郡すさみ町周参見  
32番 南昌山 草堂寺 阿弥陀如来 臨済宗東福寺派 和歌山県西牟婁郡白浜町富田  
33番 松尾山 聖福寺 千手観世音菩薩 臨済宗妙心寺派 和歌山県西牟婁郡白浜町堅田  

 

札番 御詠歌
1番 千早振る 神の誓いの 尽きせねば 国も豊かに 御代ぞ久しき
2番 補陀洛を 移せばここも 無垢世界 説けし御法の 花ぞ薫れる
3番  
4番 阿弥陀仏と 心は西に 空蝉の もぬけ果てたる 声ぞ涼しき
5番 昔見し 今来て三栖の 古寺に 千手の誓い 後の世のため
6番 見山路を 分けつつ行けば 救馬渓 清き流れの 滝の響きに
7番 岩田河 渡る心の 深ければ 神もあはれと 思わざらめや
8番 市之瀬の 深きふちせは 変わるとも 尽きぬ大悲の 影は尊き
9番 染めし秋を くれぬと誰か 岩田河 また浪越ゆる 山姫の底
10番

雪の峰 福の巌と とこしえに 仏の姿 仰ぎ見るかな

(地蔵菩薩)ありがたや 一つの願い 叶ふてふ 菩薩の恵み あらたなりけり

11番 思ひやる かものうはげの いかならむ しもさへ渡る 山河の水
12番 いにしへの 皇ら帝も 中辺路を 越えたまひたり 残し真清水
13番  
14番 遥々と さかしき峰を 分け過きて 音無し川を けふ見つるかな
15番 南無薬師 守らせ給う 御身より 薬となりて 出づる湯の胸
16番 南無地蔵 導き給えと 祈りつつ 新豊山に 参る嬉しさ
17番 熊野路を 物憂き旅と 思うなよ 死出の山路で 思い知らせん
18番 雲行きる 那智の高根に 着きたけて 光りを抜ける 瀧の白糸
19番 補陀洛や 岸打つ波は 三熊野の 那智の御山に 響く滝つ瀬
20番 観音の おはしまします 御浄土は 青く澄みたり 補陀洛の海
21番 三熊野の 神倉山の 石畳 上り果てても 猶祈るかな
22番 梛木の葉に 磨ける露の 速玉を 結ぶの宮や 光そふらむ
23番 満天の 星の如くに 桜満ち 阿須賀の宮の 力湧き出づ
24番 熊野路や 佐野の渡りの 潮風に 薫る薬師に 参る安らぎ
25番 年積もる 尾捨の山の 槙の葉も 久しき峯に 苔生いにけり
26番 幾度も 参る心は 霊巌寺 裏の負岩に 響く鐘の音
27番 巨いなる 瑞雲の松 梢もる 月影映す 法の灯火
28番 眺むれば 心拡ごる 重ね山 この世の願い 祈るこの寺
29番 ここにます 神に手向けの みてぐらなれや 潮の御崎に 寄する白波
30番 世を照らす 瑠璃の光を 頼む身は 心の闇も 江田の浜風
31番 安養の 山に万の 福を 大慈大悲と 仰ぐ嬉しさ
32番 円通殿 鎮座まします 地蔵尊 刻みあげたる 小野篁
33番 松の尾の 山も嵐も 寒からで 鐘の響きも 他所に聞こえて