札所数 | 21(番号付き札所:21 客番・番外札所:0) |
別称 | 弘法大師二十一ヶ所 |
関連霊場 | |
公式情報・事務局 | |
御開帳情報 | |
開創年・開創者 | 元禄(1688年)から宝暦(1751年)の間に開創とされる |
縁起・由緒・開創経緯 | |
備考 |
・都内の弘法大師霊場。 ・「東都歳事記 附録(天保9年=1838年)」に霊場名と、第21番が霊雲寺であることのみの記載がある。 ・札所番号の異動が複数ある。 ・加えて、廃寺等に伴って、札所自体の異動も複数ある。 ・霊場会もまとめ役の寺院もない。 ・現在は、まったく活動をしていない霊場である。 |
情報掲載日・更新日 | 公開:2014年03月23日 更新:2024年04月12日 |
札番 | 山・院・寺号 | 御本尊 | 宗派 | 住所 | 備考 |
1番 | 法輪山 浄光寺 | 薬師如来 | 真言宗豊山派 | 荒川区西日暮里3丁目 | 雪見寺 |
2番 | 補陀落山 観音院 養福寺 | 阿弥陀如来 | 真言宗豊山派 | 荒川区西日暮里3丁目 | |
3番 | 蓮葉山 妙智院 観音寺 | 大日如来 | 真言宗豊山派 | 台東区谷中5丁目 | 御府内88霊場 |
4番 | 長谷山 元興寺 加納院 | 阿弥陀如来 | 新義真言宗 | 台東区谷中5丁目 | 御府内88霊場 |
5番 | 天瑞山 観福寺 明王院 | 阿弥陀如来 | 真言宗豊山派 | 台東区谷中5丁目 | 御府内88霊場 |
6番 | 初音山 東漸寺 観智院 | 大日如来 | 真言宗豊山派 | 台東区谷中5丁目 | |
7番 | 仏到山 無量寿院 西光寺 | 十一面観世音菩薩 | 新義真言宗 | 台東区谷中6丁目 | |
8番 | 瑠璃光山 薬王寺 長久院 | 大日如来 | 真言宗豊山派 | 台東区谷中6丁目 | 御府内88霊場 |
9番 | 宝塔山 龍門寺 多宝院 | 多宝如来 | 真言宗豊山派 | 台東区谷中6丁目 | 御府内88霊場 |
10番 | 本覚山 宝光寺 自性院 | 大日如来 | 新義真言宗 | 台東区谷中6丁目 | 御府内88霊場 |
11番 | 円明山 宝福寺 西蔵院 | 大日如来 | 真言宗智山派 | 台東区根岸3丁目12-38 | |
12番 | 鐡砂山 観音院 世尊寺 | 大日如来 | 真言宗豊山派 | 台東区根岸3丁目 | |
13番 | 東光山 等印院 龍泉寺 | 大日如来 | 真言宗智山派 | 台東区竜泉2丁目 | |
14番 | 恵日山 延命寺 地蔵院 | 地蔵菩薩 | 真言宗智山派 | 台東区元浅草1丁目 | |
15番 | 瑞光山 如意寺 密厳院 | 如意輪観世音菩薩 | 真言宗豊山派 | 荒川区荒川4丁目 | 三河島大師 |
16番 | 五剣山 普門寺 大乗院 | 不動明王 | 真言宗智山派 | 台東区元浅草4丁目 | |
17番 | 和光山 興源院 大龍寺 | 両部大日如来 | 真言宗霊雲寺派 | 北区田端4丁目 | 俳人正岡子規の墓所 |
18番 | 象頭山 観音寺 本智院 | 阿弥陀如来 | 真言宗智山派 | 北区滝野川1丁目 | |
19番 | 阿遮羅山 蓮華寺 阿遮院 | 阿遮羅明王 | 真言宗豊山派 | 荒川区東尾久3丁目 | 阿遮羅嚢他(アシャラナータ)は不動明王の梵名 |
20番 | 東叡山 寛永寺 一乗院 | 天台宗 | (台東区上野1丁目) | 廃寺、明治期の上野駅建設に伴い取り壊された、下記へ | |
御行の松不動堂(時雨岡不動堂) | 不動明王 | 真言宗智山派 | 台東区根岸4丁目9-5 | 11番の境外仏堂 | |
21番-1 | 宝林山 大悲心院 霊雲寺 | 大日如来 | 真言宗霊雲寺派 | 文京区湯島2丁目 | 御府内88霊場 |
21番-2 | 大黒山 宝生院 | 大黒天 | 真言宗智山派 | 葛飾区柴又5丁目9-18 | 池之端茅町から移転、柴又七福神 |
札番 | 御詠歌 |
1番 | 法性の 室戸と聞けど 忘れめば 有為の波風 立たぬ日ぞなき |
2番 | 春風に 波より池の うすとほり とくれば元の 水とこそなれ |
3番 | なかなかに なほ里近く なりにけり あまりに山の 奥を尋ねて |
4番 | よをうじの 花見車に 法の道 引かれてここに 巡り来にけり |
5番 | 見渡せば 濁るも澄むも おしなべて ひとつ水より たたぬ波なし |
6番 | 手の内に 有りけるものを 山彦の こたふる方を 尋ねけるかな |
7番 | 悪ししとも 善しともいかに 言いはてん 折々かはる 人の心を |
8番 | 唱ふれば 唱へぬひまも 有りぬべし 毎度我が身は あびらうんけん |
9番 | 悟りにて かへりてみれば 古への 迷ひと言いし 心なりけり |
10番 | 生まれつつ 出でいるいきの そのままに 阿吽の二字の 絶え間なければ |
11番 | 雲晴れて 後の光りと 思ふなよ 元より空に 有明の月 |
12番 | 花と言う 紅葉と名のみ たつた山 同じ梢に かよふ木枯らし |
13番 | 今は早 後世の勤めも せざりけり 阿吽の二字の 有るに任せて |
14番 | 雪と言い 氷と水の かはれども 同じ流れの 山川の水 |
15番 | 忘れても 汲めやしつらん 旅人の 高野の奥の 玉川の水 |
16番 | 草も木も かれのべに 唯一人 松のみ残る 我御法かな |
17番 | 屍は 高野の山に 止むとも 心は室に 有明の月 |
18番 | 高野山 結ぶ庵に 袖朽ちて 苔の下にぞ 有明の月 |
19番 | ありがたや 高野の山の 岩陰に 大師は今に 御仕しまします |
20番 | 【御行の松不動堂】濁りてし 人の心を 澄ませとの 誓ひ高野の 玉川の水 |
21番 | 【宝生院】唐土の 果てまで今や あふぐらん 高野の山の 峰の白雲 |