札所数 | 36(番号付き札所:33 客番・番外札所:3) |
別称 | |
関連霊場 | |
公式情報・事務局 | 西国三十三所札所会(http://www.saikoku33.gr.jp/) |
御開帳情報 | |
開創年・開創者 | 養老2(718)年起源、11世紀頃の開創とされる |
縁起・由緒・開創経緯 | |
備考 |
・日本で最初の霊場巡礼とされている。 ・札所は、近畿2府4県と岐阜県に点在する広範囲になる。 ・公式には、札番のある33ヶ所の霊場だが、番外も広く認知され巡拝されている。 ・団体ツアー、個人巡礼含め、現在も多くの参拝者がいる盛んな霊場。 ・専用の納経帳(御朱印帳)もあり、授与所の受け入れ態勢も整っている。 |
情報掲載日・更新日 | 公開:2015年10月19日 更新:2015年10月20日 |
札番 | 山・院・寺号 | 御本尊 | 宗派 | 住所 | 備考 |
1番 | 那智山 青岸渡寺 | 如意輪観世音菩薩 | 天台宗 | 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山 |
熊野3山、東海近畿35地蔵 東海白寿33観音 |
2番 | 紀三井山 護国院 金剛宝寺 | 十一面観世音菩薩 | 救世観音宗 | 和歌山県和歌山市紀三井寺 | 紀三井寺 |
3番 | 風猛山 粉河寺 | 千手千眼観世音菩薩 | 粉河観音宗 | 和歌山県紀の川市粉河 | |
4番 | 槇尾山 施福寺 | 十一面千手千眼観世音菩薩 | 天台宗 | 大阪府和泉市槙尾山町 |
槇尾寺、和泉西国33観音 西国17愛染 |
5番 | 紫雲山 葛井寺 | 十一面千手千眼観世音菩薩 | 真言宗御室派 | 大阪府藤井寺市藤井寺1丁目 | 藤井寺、河内西国33観音 |
6番 | 壺阪山 南法華寺 | 十一面千手千眼観世音菩薩 | 真言宗単立 | 奈良県高市郡高取町壷阪 | 壺阪寺、文楽・壺坂観音霊験記 |
7番 | 東光山 龍蓋寺 | 如意輪観世音菩薩 | 真言宗豊山派 | 奈良県高市郡明日香村岡 | 岡寺 |
8番 | 豊山 長谷寺 | 十一面観世音菩薩 | 真言宗豊山派 | 奈良県桜井市初瀬 | 真言宗18本山 |
番外 | 長谷寺 開山坊 法起院 | 徳道上人 | 真言宗豊山派 | 奈良県桜井市初瀬 | 長谷寺の塔頭 |
9番 | 興福寺(南円堂) | 不空羂索観世音菩薩 | 法相宗 | 奈良県奈良市登大路町 |
南都7大寺、西国49薬師 大和北部88霊場 |
10番 | 明星山 三室戸寺 | 千手観世音菩薩 | 本山修験宗 | 京都府宇治市莵道滋賀谷 | |
11番 | 深雪山 醍醐寺(上醍醐 准胝堂) | 准胝観世音菩薩 | 真言宗醍醐派 | 京都府京都市伏見区醍醐醍醐山 |
近畿36不動、真言宗18本山 西国49薬師、役行者36霊跡 |
12番 | 岩間山 正法寺 | 千手観世音菩薩 | 真言宗醍醐派 | 滋賀県大津市石山内畑町 | 岩間寺、近畿10楽観音 |
13番 | 石光山 石山寺 | 如意輪観世音菩薩 | 東寺真言宗 | 滋賀県大津市石山寺1丁目 | 江州33観音、近江33観音 |
14番 | 長等山 園城寺 | 如意輪観世音菩薩 | 天台寺門宗 | 滋賀県大津市園城寺町 | 三井寺、江州33観音、近江33観音 |
番外 | 華頂山 元慶寺 | 薬師如来 | 天台宗 | 京都府京都市山科区北花山河原町 | 花山寺 |
15番 | 新那智山 観音寺 | 十一面観世音菩薩 | 真言宗泉涌寺派 | 京都府京都市東山区泉涌寺山内町 |
今熊野観音寺、近畿10楽観音 洛陽33観音、京都七福神 |
16番 | 音羽山 清水寺 | 十一面千手千眼観世音菩薩 | 北法相宗 | 京都府京都市東山区清水1丁目 | 法然上人25霊跡、洛陽33観音 |
17番 | 補陀洛山 六波羅蜜寺 | 十一面観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 京都府京都市東山区松原通大和大路 | 通称寺、洛陽33観音、都七福神 |
18番 | 紫雲山 頂法寺(六角堂) | 如意輪観世音菩薩 | 天台宗系単立 | 京都府京都市中京区六角通東洞院 | 洛陽33観音、聖徳太子28霊跡 |
19番 | 霊麀山 行願寺 | 千手観世音菩薩 | 天台宗 | 京都府京都市中京区寺町通竹屋町 | 革堂、洛陽33観音、都七福神 |
20番 | 西山 善峯寺 | 十一面千手観世音菩薩 | 天台宗系単立 | 京都府京都市西京区大原野小塩町 | 京都洛西33観音 |
21番 | 菩提山 穴太寺 | 聖観世音菩薩 | 天台宗 | 京都府亀岡市曽我部町穴太東辻 | |
22番 | 補陀洛山 総持寺 | 千手観世音菩薩 | 高野山真言宗 | 大阪府茨木市総持寺1丁目 |
摂津88霊場、摂津33観音 近畿10楽観音 |
23番 | 応頂山 勝尾寺 | 十一面千手観世音菩薩 | 高野山真言宗 | 大阪府箕面市勝尾寺 |
法然上人25霊場、摂津88霊場 摂津33観音 |
24番 | 紫雲山 中山寺 | 十一面観世音菩薩 | 真言宗中山寺派 | 兵庫県宝塚市中山寺2丁目 |
真言宗18本山、摂津88霊場 近畿36不動、聖徳太子28霊跡 川辺西国33観音、摂津33観音 |
番外 | 東光山 花山院 菩提寺 | 薬師如来 | 真言宗花山院派 | 兵庫県三田市尼寺 | 西国49薬師 |
25番 | 御嶽山 清水寺 | 十一面千手観世音菩薩 | 天台宗 | 兵庫県加東市平木 |
播州清水寺、播磨西国33観音 播州21薬師 |
26番 | 法華山 一乗寺 | 聖観世音菩薩 | 天台宗 | 兵庫県加西市坂本町 | 播磨西国33観音 |
27番 | 書写山 円教寺 | 六臂如意輪観世音菩薩 | 天台宗 | 兵庫県姫路市書写 | 播磨西国33観音、播州21薬師 |
28番 | 成相山 成相寺 | 聖観世音菩薩 | 橋立真言宗 | 京都府宮津市成相寺 | |
29番 | 青葉山 松尾寺 | 馬頭観世音菩薩 | 真言宗醍醐派 | 京都府舞鶴市松尾 | |
30番 | 厳金山 宝厳寺 | 千手千眼観世音菩薩 | 真言宗豊山派 | 滋賀県長浜市早崎町 |
竹生島宝厳寺、日本3弁才天 江州33観音 |
31番 | 姨綺耶山 長命寺 | 千手十一面聖観世音菩薩 | 天台宗系単立 | 滋賀県近江八幡市長命寺町 |
聖徳太子28霊跡、近江33観音 近江七福神、江州33観音 |
32番 | 繖山 観音正寺 | 千手千眼観世音菩薩 | 天台宗 | 滋賀県近江八幡市安土町石寺 | 江州33観音 |
33番 | 谷汲山 華厳寺 | 十一面観世音菩薩 | 天台宗 | 岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲徳積 | 東海白寿33観音、東海36不動 |
札番 | 御詠歌 |
1番 | 補陀洛や 岸打つ波は 三熊野の 那智の御山に 響く滝津瀬 |
2番 | 故郷を 遥々ここに 紀三井寺 花の都も 近くなるらん |
3番 | 父母の 恵みも深き 粉河寺 仏の誓ひ 頼もしの身や |
4番 | 深山路や 檜原松原 分け行けば 巻の尾寺に 駒ぞいさめる |
5番 | 参るより 頼みをかくる 葛井寺 花の台に 紫の雲 |
6番 | 岩をたて 水を称えて 壺阪の 庭にいさごも 浄土なるらん |
7番 | 今朝見れば 露岡寺の 庭の苔 さながら瑠璃の 光なりけり |
8番 | 幾度も 参る心は 初瀬寺 山も誓いも 深き谷川 |
番外 | 極楽は よそにはあらじ 我が心 同じ蓮の 隔てやはある |
9番 | 春の日は 南円堂に 輝きて 三笠の山に 晴るるうす雲 |
10番 | 夜もすがら 月を見むろと 分け行けば 宇治の川瀬に 立つは白波 |
11番 | 逆縁も 漏らさで救う 願なれば 准胝堂は 頼もしきかな |
12番 | 水上は いづくなるらん 岩間寺 岸打つ波は 松風の音 |
13番 | 後の世を 願う心は 軽ろくとも 仏の誓い 重き石山 |
14番 | 出で入るや 波間の月を 三井寺の 鐘の響きに あくる湖 |
番外 | 待てといわば いともかしこし 花山に しばしと啼かん 鳥の音もがな |
15番 | 昔より 立つとも知らぬ 今熊野 仏の誓い あらたなりけり |
16番 | 松風や 音羽の滝の 清水を 結ぶ心は 涼しかるらん |
17番 | 重くとも 五つの罪は よもあらじ 六波羅堂へ 参る身なれば |
18番 | 我が思う 心の内は 六の角 ただ円かれと 祈るなりけり |
19番 | 花を見て 今は望みも 革堂の 庭の千草も 盛りなるらん |
20番 | 野をも過ぎ 山路に向かふ 雨の空 善峯よりも 晴るる夕立 |
21番 | かかる世に 生まれあふ身の あな憂やと 思はで頼め 十声一声 |
22番 | おしなべて 老いも若きも 総持寺の 仏の誓い 頼まぬはなし |
23番 | 重くとも 罪には法の 勝ちを寺 仏を頼む 身こそやすけれ |
24番 | 野をも過ぎ 里をも行きて 中山の 寺へ参るは 後の世のため |
番外 | 有馬富士 麓の霧は 海に似て 波かと聞けば 小野の松風 |
25番 | あはれみや 普き門の 品々に なにをかなみの ここに清水 |
26番 | 春は花 夏は橘 秋は菊 いつも妙なる 法の華山 |
27番 | 遥々と 登れば書写の 山おろし 松の響きも 御法なるらん |
28番 | 波の音 松の響きも 成相の 風吹き渡たす 天の橋立 |
29番 | そのかみは 幾世経ぬらん 便りをば 千歳もここに 松の尾寺 |
30番 | 月も日も 波間に浮かぶ 竹生島 船に宝を 積む心地して |
31番 | 八千年や 柳に長き 命寺 運ぶ歩みの かざしなるらん |
32番 | あな尊と 導き給え 観音寺 遠き国より 運ぶ歩みを |
33番 |
過去:万世の 願いをここに 納めおく 水は苔より 出る谷汲 現在:世を照らす 仏のしるし ありければ まだ灯火も 消えぬなりけり 未来:今までは 親と頼みし 笈摺を 脱ぎ納むる 美濃の谷汲 |