札所数 | 33(番号付き札所:33 客番・番外札所:0) |
別称 | 大町三十三観音霊場 |
関連霊場 | |
公式情報・事務局 | |
御開帳情報 | |
開創年・開創者 | 宝暦7(1757)年 覚阿上人 |
縁起・由緒・開創経緯 | |
備考 |
・長野県の大町市を中心としたエリアの観音菩薩巡拝霊場。 ・札所のエリアから、大町三十三観音霊場と呼ばれることもある。 ・開創者とされる覚阿上人とは、2番札所弾誓寺の第十世住職となる人物。 ・廃寺となった札所や、跡地のみとなった札所も複数ある。 ・霊場を示す案内柱が立っている札所も多く、巡拝自体はしやすい霊場である。 ・ただし、堂宇などは基本的に無住なので、直接の拝観は難しいのがほとんどである。 |
情報掲載日・更新日 | 公開:2020年08月07日 更新:2020年09月07日 |
札番 | 山・院・寺号 | 御本尊・霊場御本尊 | 宗派 | 住所 | 備考 |
1番 | 王子観音堂 | 十一面観世音菩薩 | 長野県大町市大町2097 | 若一王子神社の境内 | |
2番 | 帰命山 弾誓寺 | 地蔵菩薩・聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 長野県大町市大町4188 | |
3番 | 鳳凰山 妙喜庵 | 釈迦如来 | 曹洞宗 | 長野県大町市大町2443 | お堂のみ |
4番 | 新念山 西岸寺 | 阿弥陀如来・如意輪観世音菩薩 | 浄土宗 | (大町市大町八日町) | 廃寺 |
5番 | 大念寺(大年寺) | 釈迦如来 | 曹洞宗 | (大町市大町堀六日町) | 廃寺 |
6番 | 瑞雲山 青龍寺 | 釈迦如来 | 曹洞宗 | 長野県大町市大町堀六日町4113-4 | お堂のみ、堀六日町公民館の奥 |
7番 | 青龍山 天正寺 | 釈迦如来・十一面観世音菩薩 | 曹洞宗 | 長野県大町市大町北原町4729 | 旧 天正院 四辻堂 |
8番 | 了瑞庵 | 聖観世音菩薩 | 長野県大町市大町高根町7464 | お堂のみ | |
9番 | 初日山 東陽院 | 毘沙門天 | 曹洞宗 | 長野県大町市平62 | 廃寺、現 大宮神明宮(野口神社) |
10番 | 西正院 大姥堂 | 大姥薩埵 | 長野県大町市平1298 | 旧 三川堂 | |
11番 | 神龍山 大沢寺 奥之院 | 釈迦如来・道了尊 | 曹洞宗 | 長野県大町市平2598 | 旧地、本堂は下記へ移転 |
神龍山 大沢寺 | 阿弥陀如来 | 曹洞宗 | 長野県大町市大町堀六日町4156 | ||
12番 | 玄光山 観音寺 海岳院 | 阿弥陀如来 | 曹洞宗 | 長野県大町市平6205 | お堂のみ |
13番 | 三橋堂 | 如意輪観世音菩薩 | 長野県大町市平木崎8630 | ||
14番 | 福聚堂 | 阿弥陀如来 | 長野県大町市平森10638 | 森生活改善基幹センターの駐車場 | |
15番 | 堂崎観音堂 | 聖観世音菩薩 | 長野県大町市平青木20987 | ||
16番 | 海口庵 | 聖観世音菩薩 | 長野県大町市平13193 | 海ノ口公民館の向かい | |
17番 | 夕陽庵 | 聖観世音菩薩 | 長野県大町市大町512 | 三日町公民館に隣接 | |
18番 | 功徳林大洞山 霊松寺 | 釈迦如来 | 曹洞宗 | 長野県大町市大町6665 | |
19番 | 牛立山 薬師寺 | 薬師如来 | 曹洞宗 | 長野県大町市社松崎6362 | |
20番 | 常福寺 木舟薬師堂 | 薬師如来 | 浄土宗 | 長野県大町市社4886-2 | お堂のみ、旧 浄福寺 |
21番 | 滝ノ入観音 | 弘法大師・如意輪観世音菩薩 | 長野県大町市社松崎 | 清音の滝、大滝弘法 | |
22番 | 藤尾山 覚音寺 | 千手観世音菩薩 | 金峯山修験本宗 | 長野県大町市八坂藤尾1625 | |
23番 | 来鳳山 成就院 | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 長野県北安曇郡池田町広津543 | |
24番 | 金峯山 神宮寺 | 十一面観世音菩薩 | 高野山真言宗 | 長野県大町市社宮本1159 | 廃寺、現 仁科神明宮 |
25番 | 源華山 盛蓮寺 | 如意輪観世音菩薩 | 真言宗智山派 | 長野県大町市社2937 | |
26番 | 聖向山 摂取院 浄念寺 | 阿弥陀如来・如意輪観世音菩薩 | 浄土宗 | 長野県北安曇郡池田町池田4311 | |
27番 | 遍照山 林泉寺 | 不動明王 | 高野山真言宗 | 長野県北安曇郡池田町池田4125 | 廃寺、跡地に稲荷社 |
28番 | 観音堂(堺堂) | 如意輪観世音菩薩 | 長野県北安曇郡池田町東町2112 | ||
29番 | 松川山 蓮盛寺 | 薬師如来・不動明王 | 真言宗 | 長野県北安曇郡松川村1794 | お堂のみ |
30番 | 大和山 観勝院 | 釈迦如来 | 曹洞宗 | (北安曇郡松川村川西2815) | 廃寺、山門のみ18番に移築 |
31番 | 慈眼山 清水寺 | 十一面観世音菩薩 | 曹洞宗 | 長野県大町市常盤清水497 | |
32番 | 仏崎山 観音寺(窟) | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 長野県大町市常盤6966 | |
33番 | 南原山 長性院 | 聖観世音菩薩 | 曹洞宗 | 長野県大町市大町3682 | 六角堂 |
札番 | 御詠歌 |
1番 | 御熊野を ここに写して 世を護る 神と仏の 恵み尊とき |
2番 | ただたのめ たのめばすぐに 御仏の 国に導く 法の誓ひを |
3番 | 笑みの眉 開く悟りも 此の寺の 妙なる法の 花にこそ見れ |
4番 | 苦しみの 海を渡して 彼の岸に 着くは誓いの 船とこそ聞け |
5番 | 三千歳の 末とは言はじ 御仏の 法の齢の 量りなければ |
6番 | 吹く風に 任せてなびく 青柳の 姿に倣へ 人の心も |
7番 | 名にしおふ 昔の跡の 四辻とて 今も御法の 杉立てるかな |
8番 | これや世の 宝の池か ちまち田に 湧くる庵の 軒の下水 |
9番 | 身を分くる 法の光を それと見よ 秋の野口の 八千草の露 |
10番 | 身の果ての 渡り行くてふ 三瀬川 名を聞くさえも 袖は濡れけり |
11番 | 補陀洛の 山とやいはん 八つの峰 開く御法の 大沢の寺 |
12番 | 海山の 遠き境も ひと筋に 願へば近き 法の道しば |
13番 | 彼の岸に 到る願ひも 三つの橋 渡す御法の 道を尋ねて |
14番 | 父母の 深き恵みを 誰も皆 汲みて知るらん 森の池水 |
15番 | 今此処に 新たに建てし 堂崎や 昔に返へる 池の小波 |
16番 | 打ち寄する 浪の響きも 海の口 開く御法の 声かとぞ聞く |
17番 | 此の寺の 入日の陰を 見てもなを 願ふ心ぞ 西に傾ぶく |
18番 | 山高み 松吹く風も 此の寺の 御法の声の そよにやは聞く |
19番 | 我願ひ 三つの車の 牛立てや 法得て広き 道にあそばん |
20番 | 岩はしる 高瀬の水は 高けれど 越えて木舟の 山下の寺 |
21番 | 棲む龍の 捧くる玉か 滝津瀬の 岩に下るる 浪の光は |
22番 | 紫の 雲の台か 咲きかかる 藤尾の寺の 花の盛りは |
23番 | 枯れし木に 花咲く誓ひ あるものを 願ふ心の 開かざらめや |
24番 | 神垣も いかで隔てん 長き世の 闇路を照らす 法の月影 |
25番 | 濁る世に 染まぬ心は 此の寺の 清き蓮の 色香ならまし |
26番 | 彼の国を 願ふ心や 到るらん ここを去ること 遠からずして |
27番 | 影高き 法の林の 木隠れに 出づる泉の 水ぞ涼しき |
28番 | たのもしな 田の面の稲葉 分け過ぎて 秋の実りの 寺に行く身は |
29番 | 咲きて散る 憂さもあらじな 法の庭 清き蓮の 花の盛りは |
30番 | 世の人を 進むる法の 教へより 外に勝れる 道はあらじな |
31番 | 有明の 山の高根の 月晴れて 流るる影も 清水の寺 |
32番 | 身を捨てて 入らずば知らじ 仏崎 法の岩屋の 深き心は |
33番 | 巡り来し 御寺も三十三 南原 千草の罪も 露と消へなん |